時々どこかで見かけた顔とすれ違います。えっ?誰?もしかして自分(佐藤よっちゃん3世)?少し老けてる?もしや未来からやってきたのでは?もう一度見てみようと探したら人ごみに消えてしまいました。本人どうしがばったり遭ってしまうとタイムパラドックスで宇宙が裂けるか何が起きるかわからないから慌てて逃げたのかもしれません。
もしも未来からやってきた自分に偶然遭ってしまっても「スポーツ年鑑」は受け取らないようにします。そんなもんで大金持ちになったらいつか別のタイムトラベラーが現れて命を狙われますから。トラブルに巻き込まれないよう気をつけましょう。理論的にタイムトラベルは不可能らしいんです。そのマシンに乗れるとしても私は絶対乗りたくはないですよ。その移動先が溶解炉の中かもしれないし高速道路の真ん中でいきなり轢かれて死んでしまうかもしれないわけですから危険極まりない。
さっき見た男は、あるいは私のクローンだったかもしれません。寝ている間に遺伝子をコピーされどこかの工場で製造販売しているのです。どうりで世界に何人も同じ顔が動き回っているわけです。そんなこんなでクローンの元は400年も前に生まれているやも?斬られては捨てられていく戦国の世にクローン80万人揃えればいくらなんでも天下を取れます。コンピュータグラフィック映像のようにコピペで一人、十人、百人、、、
不老不死で死ぬことができないのも苦しいでしょうね。どんなに斬られても刺されても自然再生ですぐに治癒してしまったら、もし土の中に生き埋めになっても死ぬことができず永遠に続く地獄です。不老不死の遺伝子が広がり、全員が超長寿になったら地球はどこへ行ってもラッシュアワー並みの人口密度に膨れ上がります。そして宇宙侵略するしかなく怖いですね、恐ろしいですね。七色星団あたりで大戦になりそうです。
人口が増えたら食料不足にも陥り、日々口にできるのは「ソイレントグリーン」(原材料はxxです)だけになります。全員が動き回るスペースがないため、生まれると同時にカプセルに入れられて優れた遺伝子の持ち主だけがカプセルから出て行動を許されるのです。記憶は埋め込まれたもので体験したものではない。自分は誰なのか?何故生きているのかもわからないまま、遊びに行くのは「ウエストワールド」。ここでロボット相手に古きよき時代を満喫です。一方、多くの人はカプセルで一生を終えるなんてことになります。いやぁ考えただけで恐ろしい未来です。
心配に思うことは、、、ワープとか4次元世界とかブラックホールとか宇宙の始まりとか研究されている方が大勢いますが間違っても別の次元から巨大な生物を呼び込んだりしないようにしてもらいたいものです。昆虫系はいやです。
不老不死で戦国から400年生き続けていたら人類の悲しい歴史を見てきているわけで苦しいったらありゃしません。土葬にされた死ねない男はどうなるでしょう?地球が再び氷河期に突入した頃、宇宙人が舞い降りてきて掘り起こしてくれるかもしれません。
なんだか暗いことばかりが映画のネタになりそうです。