昨日までさんざんキヤノンの最新のミラーレスカメラのレビューを書いていましたが、
でもキヤノンといえばやはり一眼レフですよね!
その大本命であるEOS 5D Mark IVが9月8日ついに発売されましたが
早速買ってきましたのでレビューしていきたいと思います。
実写編はこれから飽きるほどお届けできると思いますので、
まずは多岐にわたる設定項目をどのようにしたら使いやすくなるか、
という長年のEOSユーザーである私の独断と偏見で紹介したいと思います♪
【記録画質】はRAW+JPEGでも良いですが、
私の場合、どうせJPEGは使わないし、同時記録だと連射時の
バッファ容量がすぐいっぱいになってしまうので、基本はRAWのみです。
【撮影画像の確認時間】はじっくり確認したいこともあるので長めの「8秒」で。
早く次の撮影に行きたい時はシャッター半押しすれば良いだけなので長い分には問題なしです。
ピントが合ったときに「ピピッ」と鳴るのもわかりやすくていいのですが、
ファインダー内でもそれは確認できるし、周りの人が撮っていて
ピピッピピッって若干煩いこともあるので、私的には【電子音】は「切」で
【レンズ光学補正】
個人的には周辺光量補正はレンズの味として、
また作品として敢えて落とすこともあるのでOFFで、
それ以外の補正は基本ONですが、デジタルレンズオプティマイザのみは
連射速度が遅くなるとのことでOFFで行きます。
ただ、JPEG撮りが基本の方はONにした方が良いかもしれません。
【オートライティングオプティマイザ】みたいな、意図せず最終画像が
変わってしまうような機能は当然のごとく、OFFで。
【ISO感度に関する設定】では最低シャッター速度とか決められて便利ですが、
ISOオートにすれば対応できるのと、それでも安心とる場合は
切り替わり設定を早めにすればよいので、結構自動でもイケる感じ。
【ピクチャースタイル】は5Dsとかが出たときから実装された「ディティール重視」が良い感じ。
DPPで現像する際はアンシャープネスで細かさとかしきいを1とか2に下げますが、
ディティール重視は最初からその設定になっているので、楽ちん♪
しかも彩度はスタンダード相当、それでいて
コントラストはスタンダード比で若干弱められているので、
階調も残しやすく、まさにデフォルトとしては完璧!
ちょっとシャープすぎるかな?と思った場合は、シャープネスの値を1下げておきましょう。
【高感度撮影時のノイズ低減】は個人的には弱めにするのが好み。
やっぱりのっぺり潰れた絵ってデジタルっぽくなりすぎて違和感が…
【高輝度側・階調優先】も絵が変わるので、当然OFFに。
【フリッカーレス撮影】は当然「する」に!
これはもう、絶対!室内で撮るときの安心感が大分違います♪
【ライブビュー撮影】のAFはよほど人を撮らない限り、
「ライブ1点AF」が良いかな、と思います。
グリッドも出しておくと、構図決めるとき便利ですよ♪
AF周りはまだあまりいじってません。
でも4ページ目は結構いじりました。
【任意選択可能なAFフレーム】はクロス測距点のみに。
一つ飛ばして【測距エリア選択モードの切り替え】は新しく付いた測距エリア選択ボタン+メイン電子ダイヤルに。
といってもここは、測距エリア選択ボタンを測距エリアダイレクト選択に設定してしまうのであんまり意味ありませんが(^^;
【縦位置/横位置のAFフレーム設定】も、縦横構図によって相対位置になる設定にしています。
【測距エリア選択モードの限定】も2つだけ削ってみました。
追いやすい時は1点+周囲4点で十分だろうし、
追いにくい時は逆に9点もしくはエリアの方が良いだろう、という判断です。
全点オートはまず使わないので、OFFで。
ちなみに5D3にはなかった機能で、
1DXから出来るようになったトラッキングAF(EOS iTR AF)ですが、
測距エリア選択モードの65点自動選択AF時、ゾーンAF、ラージゾーンAF時
に有効となります。
これは最初にピントを合わせた被写体の顔や色を、まずカメラが認識し、
被写体の速度や方向が急変し、測距点を外れてしまっても、
測距点を移動させてピントを合わせ続けてくれるすごいAF機能です!
AFフレームを常に表示させるかは慣れでしょうか。
慣れてる人なら不要だろうし、まだ測距範囲が掴み切れてない人は
常時表示させるのが良いかもしれません。
【ファインダー内のAF作動表示】は全然いらないので、画面外に追いやりましょう。
再生関連はあまりいじるところがありません。
が、【ハイライト警告表示】と【AFフレーム表示】は基本どちらも「する」で、
ただし後述するお気に入りにも入れておき、人に画面を見せる際には
わずらわしいので表示をOFFにする、という運用がGOODかと。
【拡大倍率】はピント確認に使うので、【等倍】にします。
どんどんいきましょう!
まずは【ファインダー内表示】を下記のように設定。
【水準器】の表示は必須ですね!
なんのために水準器を付けてくれてるんだ、というくらいです。
傾いた場所とか、水平をきちんととりたい時にはめちゃ重宝します。
【ファインダー内表示設定】は「フリッカー」と「DPROW」のみ表示にしています。
意外と多くの場面でフリッカーが起きてるんだな~って実感できますよ♪
そんな実感いらない!という方はどちらもOFFにしましょう。
「INFO」ボタンは個人的にほとんど使うことがないので設定いじっていませんが、
5D4からは画面がタッチパネルになったので、これまでよりは
INFOからの設定変更も大分しやすくなっています。
【通信機器の設定】をいじることでスマホやPCとWi-Fiを使って
リモート撮影や画像の取り込み等ができます。
こちらについては長くなるので別の機会にレビューしたいと思いますが、
これまでWi-Fiって便利なのかな?と思っていたものの、
実際使ってみると、「いいね!」の一言。
一眼で撮った素敵な写真がスマホにその場で取り込めて、
そのままSNSにアップできるフローはやはり便利です♪
また、ライブビューで撮るときにスマホ経由で撮れるのも、
たとえば逆光を撮る時とか、場面によっては重宝しそうな予感。
ここは特にいじらず、次が設定の本丸です。
個人的な好みでしょうが、【ISO感度設定ステップ】は1段飛ばしにします。
ほんとかどうか分からないながら、1段の刻みの間の数値は
電気的にあまり違いがない、と聞いたことがあるのもありますが、
細かい露出の調整は露出補正やシャッター速度でやればよく、
それよりも明るさが一気に変わる場面ではISOを一気に変えたいことが多く、
1/3段ずつだと機動力に欠けてしまうという致命的な欠点があるからです。
シャッター速度や絞りの制限は、普通に撮る分にはあまり気にしなくて大丈夫そうです。
【操作ボタンカスタマイズ】が本丸の重要な設定のポイントです!
- シャッターボタン半押し→AEロック
- AF-ON→測光・AF開始
この2つはいわゆる親指AFの設定。同じ距離の場合ピントをいちいち合わせ直さなくて済むので楽です。
- *→ワンショット・AIサーボ切り替え
個人的にかなり便利だと思ったのが、*のワンショット・AIサーボの切換です。通常の設定だと*を押している間だけAF設定が切り替わる設定ですが、これを「INFO.」ボタンを押して「HOLD」を選べば、押す度にAFを切り替える設定に変更できます。こうしておけば、突如ウゴキモノを撮りたい時、すぐにAIサーボに切り替えることが出来るという優れもの!
- M-Fn→FEロック
これは上手い使い方をまだ見付けられてません。ほんとは*にはFEロックを、M-Fnにワンショット・AIサーボ切り替えを紐づけたいのですが、それはできず(^^;
- SET→拡大
ライブビュー撮影時、もしくは画像再生時、左手部分にも拡大あるのですが、右手で操作が完結するのも結構いい感じです♪
もしくは、ISOをよく変える方で右肩のISOボタンが押しづらい方はSETにISOを設定しても良いかもです。
- メイン電子ダイヤル→Av(絞り)
- サブ電子ダイヤル→Tv(シャッター速度)
マニュアル時にどのダイヤルを使って絞り、シャッター速度を変えるかですが、基本Av(絞り優先)で撮影する人は、絞りをメイン電子ダイヤルで変えることに体が慣れているはずなので、マニュアル時もそれを踏襲した方がミスが少なくなるはずです。
- マルチコントローラー→AFフレームダイレクト選択
これは必須の設定!AFフレームの場所を素早く決めることができます。
- 測距エリア選択ボタン→測距エリアダイレクト選択
これも新機能ですが、必須の設定!素早く測距エリアを変更することができます。
このあたりは特にいじる必要なしです。
そして【マイメニュー】いわゆる、お気に入りの良く使う項目のセットです。
私は2ページ使いこんな感じで一旦設定してみました。
2ページ目はまだ1つ項目追加の余地があるので、
今後使っていく中で何か追加するかも?です
いかがでしたでしょうか!
こんな感じで初期設定をしてあげれば、すぐにファインダーをのぞきながら
撮影姿勢を保ったまますべての設定を思うがままに変えられるようになるはずです!
是非試してみてください^^
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