経済を活性化させるために必要なこととして私は、
『大企業の研究開発部門の外部切りだし』、
つまり、ベンチャー企業が次々に起業していくことが
経済の活性化につながるのではないかと考えています。
そのためには以下のような総合的なベンチャーインフラが欠かせません。
(1) 法律(エンジェル税制、会社法・関連法によるビジネスのし易さ)
(2) 経済(日本は絶望的なので最初から海外を向く必要がありそうですが)
(3) マネー(ベンチャーキャピタルなどによるリスクマネー)
(4) 専門家(弁護士、会計士、証券会社など)
ただ、何よりもまずその国の人たちの心情(マインド)が重要です。
卵が先か鶏が先かという問題かもしれませんが、
インフラが整っていたとしても起業マインドがなければベンチャーは生まれませんが、
起業マインドがあればインフラが多少整っていなかったとしても
起業することはできますし、日本のインフラが整っていないのなら
海外で起業すればいいだけの話です。
そんな中、とても興味深いグラフを見つけてしまいました。
⇒ 終わってる国日本 起業動向から見た危機感の欠如
このブログでは、
『グローバル・アントレプレナーシップ・モニター 2009グローバル・レポート』
内の各国のベンチャー企業を巡る環境についての調査結果がまとめられています。
詳しくは上記ブログを読んでいただければと思うのですが、
まさに衝撃的な調査結果があります。
といっても日本に住んでいて社会人をやっている私から見ても、
確かにベンチャーマインドが高いとは到底思えません。
むしろそれを逆行するような周りの環境が
余計にそれを押しこめてしまっているような気がします。
実際、将来のことは分かりませんが、
少なくとも現在は私自身もサラリーマンをやっています。
しかしこの調査結果を見て思ったのは、
「むしろこんな日本だからこそ起業のチャンスかもれない!」
といことです。
なぜなら、競合がそれだけ少ないということだからです。
無論、起業するなら最初から海外を前提にすべきだとは思いますので、
海外には競合がたくさんいますが、
国内での競合は恐らく大企業だけでしょう。