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365 photo diary

写真って、その瞬間の想いを伝えるもの。
見返したときに撮った瞬間が蘇るような、そんな写真を撮っていきたい

あきらめたらそこで試合終了だよ(2)

2010-06-12 00:00:36 | 名言
昨日の「 あきらめたらそこで試合終了だよ(1)」の続きを書いていきたいと思います。


■リアリストとビジョナリスト
Mr.Children DOME TOUR 2009 SUPERMARKET FANTASY」でも紹介した
Mr.Childrenの『365日』が流れるNTT東日本のCMに興味深い親子のやり取りがあります。

野球少年の子供は、大のイチローファンなのですが、
その子供がお父さんにふとした疑問を投げ、それに応えるシーンです。

息子 「僕、イチローみたいになれるかな・・・」
父 「なろうと思ってなれるもんじゃないよ。でもな、なろうと思わなきゃ何にもなれないよ」

[ NTT東日本のCM ]
イチロー並の才能を持ち、実際に輝かしい成績を残す選手は
それこそ数十年に一人の逸材であることは間違いありません。
つまり、普通に考えればこの息子は「イチローになれるはずない」でしょうし、
結果だけ見ればこの予想はほぼ100%当たるでしょう。

という現実的な期待値を合理的に見積もってシミュレーションする人を「リアリスト」と呼び
ビジョンを持ってその実現のために努力する人を「ビジョナリスト」と呼ぶとします。

どちらが良いとか悪いとかの問題ではありませんが、
一つだけ間違いなく言えるのは、リアリストでは世の中は変えられないということでしょう。
ではビジョナリストの方がいいのか?
こういった二元論の問題にした時点で真相には近づけないでしょう。

ビジョナリストの中でも実際に事を成す人を見れば
少なからず必ずリアリスト的な要素も持ち合わせているはずです。
なぜならビジョンを実現するためには現在地点とゴールを設定し、
そこに至るまでの道なりを「現実的に」試算していく必要があるからです。

しかし普通のリアリストと圧倒的に違うのがこの「現実的に」という部分です。
見ているスケールが違いすぎるため、両者の「現実」には大きな開きがあります。
だからリアリストには見えていない現実が「ビジョナリスト」には見えているはずです。

将棋や囲碁をやった事がある人ならわかるかもしれませんが、
素人は1手2手先しか想像できませんが、プロは10手以上先を考えています。
だから次の1手が悪手に見えたり目先の損になっていたとしても、
その効果は巡り巡って驚くべき形で絶妙手に成り代わる事があります。
これも見ているスケールが違うために生じる「現実」の違いと言えそうです。
ここでいう「現実」は、狭い意味だと「前提」とも置き換えられるかもしれません。


■現実を見よう
リアリストの考える「現実」は頭の中で想像したシミュレーション
に過ぎないことが多々あります。
結局、「現実」を定義するのは自分で、自分が定義した「現実」を狭めてしまえば
その外に飛躍することは絶対に出来ません。
その方が「楽」だし「堅実」だし「失敗」は少ないでしょうが。

リアリストはビジョナリストの無謀さ・無知さ・見当外れさを理をもって説得します。
数字と完璧な論理でその無謀さを証明しようとしますが、
それは現実ではなく、「想像の世界」です。

10年前、20年前に今の生活が想像できたでしょうか。
全て「想定通り」だったでしょうか。
その影では
ビジョンを持ち、淡々と目の前の現実(課題)と向き合い、事を成してきた
ビジョナリストによって支えられているのではないでしょうか。


■私の過去
最後に、個人的な話になり恐縮ですが私がこんな話をしたのには訳があります。
私も昔はリアリストだったんですが、少し路線転換をしようとしているからです。

小学生の頃の私は、全ての行動に理由をつけ、
行動の裏には将来のパターンをいくつも想定した上で
最も確実性(リターン)の高い行動を選択しようと努めていました。
しかし、皆さんの想像通り、その目論見は失敗に終わります。
事前に何十通りもシミュレーションしたところで、
現実は悲しいかな、全く違う経過を辿るばかりだったのです。
もちろんシミュレーションを事前にしたことによるメリットは大きいですし、
何のシミュレーションもない無策で現実に望むのはそれこそ無謀です。
しかしシミュレーションを行うには前提条件が必要ですが、
目的やビジョンのなかった当時の私はその前提条件を
狭い視野でしか設定する事が出来ませんでした。

この時、悩んだ末に出た答えは、
探してたもんはこんなにもシンプルなもんだったんだ
という結論でした。
過程は複雑怪奇で小説よりも奇ですが、行き着く先はシンプルな答えです。

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あきらめたらそこで試合終了だよ(1)

2010-06-11 00:00:48 | 名言
先日「 スラムダンク」について書きましたが、その中でも名言中の名言
あきらめたらそこで試合終了だよ』について考えてみたいと思います。
スラムダンクに詳しくない人でも一度くらい聞いた事があるんじゃないでしょうか。

■精神論なのか?
もしくは根性論なんでしょうか?
明らかに勝ち目のない戦いやどうしようもない戦いでも、
とにかく諦めずに最後までがむしゃらに戦うんだ!
結局勝つのは心が強いほうなんだ!
勝ちたいと最後まで一番強く思っていたやつが勝つんだ!!

たしかにこういう捉え方も出来そうですし、
実際、後ろの2行と似たような台詞はスラムダンクの中にも出てきます。

では『あきらめたらそこで試合終了だよ』はその程度の意味で終わりでしょうか。
もしそうだとしたら、なぜここまで人々の心を動かすんでしょうか。


■失敗の定義の問題なのか?
「失敗」とは何でしょう。関連して、トラウマや苦手意識やコンプレックスとは何でしょう。

考え方の問題にもなってきますが、
一般的な意味で「失敗」とは物事をしくじること、想定外のことです。
しかしこれはあくまでそれを「結果」と見た場合に生じる意識で、
逆に「プロセス」とみなすことが出来れば、
単なる「反省すべき過程の一つ」にしかすぎず、失敗には入らないかもしれません。

その意味で「失敗」とは本人が「失敗した・・・」と思って思考と行動が停止した瞬間
とも言えそうです。
その瞬間「失敗」が確定してしまうからです。

関連してトラウマや苦手意識は失敗の積み重ねから生じるといえます。
物事に取り組む前は「今の自分なら何とかなるだろう」「今回は大丈夫だろう」
などと思って取り組むも、やはりどうやってもうまくいかず、
前回同様失敗してしまう・・・
こういった「予期せぬ結果との葛藤」の繰り返しが
これらの苦手意識やコンプレックスを生み出す要因の一つでしょう。


長くなってきましたので続きはまた明日書いてみたいと思います。


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スラムダンク

2010-06-08 00:00:45 | 名言
文化庁メディア芸術祭10周年を記念して行われた
日本を代表するメディア芸術100作品を選ぶために行われたアンケートで、
漫画部門の1位に輝いたのが井上雄彦さんによる「 スラムダンク」でした。

ちなみに2位が荒木飛呂彦さんの「 ジョジョの奇妙な冒険」で、
3位は鳥山明さんの「 ドラゴンボール」でした。

恥ずかしながらまだスラムダンクを全巻ちゃんと読んだことがなかったため、
週末など時間を見つけてちょびちょび読み進めていき、
ついに読み終わることが出来ました!全31巻です。

スラムダンクといえば、感動的な名言とともに、泣ける漫画としても有名です。
私の中で特に印象に残っている言葉は、

・ あきらめたらそこで、試合終了だよ (8巻:安西監督)
・ 1つ教えといてやるぜ バスケットは算数じゃねぇ (20巻:流川楓)
・ とりあえず…君は日本一の高校生になりなさい (21巻:安西監督)
・ オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本の時か?俺は…今なんだよ! (31巻:桜木花道)
・ 「負けたことがある」というのが、いつか大きな財産になる (31巻:堂本監督)

などの言葉です。
(巻数は「完全版」ではなく全31巻のジャンプコミックスに基づきます。)

特に「あきらめたらそこで、試合終了だよ」には、
根性論を超えた、組織論にもつながってきそうな言葉だと思います。
後日、これに関して少しまとめてみたいと思います。

まだ読んだことない人がいたら、
ぜひ時間を見つけて読んでみてください。お勧めです^^


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孫正義LIVE2011

2010-04-04 00:02:09 | 名言
孫正義さんと言えば日本で知らない人はいないくらい有名な社長さんです。
ソフトバンクという野球の球団も運営しています。
ソフトバンクモバイルという携帯電話の会社も運営しています。

そんなソフトバンク社長、孫正義さんが
新入社員向けの説明会での講演内容が「 USTREAM」に保存されています。

孫正義LIVE2011 (全編)

しかしこの動画、なんと4月5日(月)までの公開のようで、
まだ見ていない方はお早めにご覧ください!!

個人的に印象的だったのは以下のセリフです。

名もいらん、金もいらん、地位も名誉もいらん、命ですらいらん。そんな厄介な男はいない。しかしそんな厄介な男でないと大事はなせん!

これは幕末、西郷隆盛が言っていた言葉のようです。

金を残すより、名誉を残すより、人を遺したい。人に志を遺したい。

そしてこれは孫さんの思いです。

志と野心の違いは何か?
本当の賢人とはどういう人物なのか?

その答えのヒントがこの動画にはたくさん詰まっているような気がします。

ちなみに孫さんと言えば最近、Twitterにはまっています。
私もフォローさせていただいておりますが、
人間味の溢れるとても面白いつぶやきをたくさんしてくれています。

http://twitter.com/masason

また、このTwitter上で寄せられたユーザーからの提案に対し、
同じくTwitter上ですぐに検討し、回答してくれていたりなどしているのですが、
それをまとめたリストも用意されています。

http://togetter.com/id/SoftBankCorp

ますますソフトバンク、及び孫さんに目が離せません。






「すみません」と「I am sorry」

2009-10-06 21:43:56 | 名言
ふとご飯を食べているときに思ったこと。

文字では「すみません」と書くのに、
喋るときは「すいません」と言ってしまうこと。

これは単に「言い易いから」ってことか、と即終了。
あまり面白くない結論に(笑)

でももう一度ふと考えてみたら、
「すみません」ってどういう意味だろう!?

済みません?
ただじゃ済まない事をしてしまいました?
もうすまい、という決意?
まさかの、特に深い意味なし!?

そんな事を話していたら英語で考えてみようと友達に言われた!

英語で「すみません」は、状況にもよるが
「I am sorry」もしくは「Excuse me」。
直訳すると、
I am sorryは「私は反省している/後悔している」で、
Excuse meは「私を許して下さい」となる。

これだけだと良く分からないので似たような言葉を
もう少し列挙してみよう。


ありがとう・ただいま・失礼します・申し訳ないです・・・
Thank you, I'm home, Excuse me, I'm sorry・・・

こうやって見ていくと、なんとなくそこに人間がいるのかいないのか、
ということに関連があるような気もして来た!
日本語はよく「主語のない言語だ」なんて言われるが、
上記の言葉は主語を無理やり入れようとすると
言葉自体を変えないとしっくりこない日本語になってしまう。
つまり言葉自体が主語を必要としていないのかもしれない。

ここまで考えて、日本の「二重の意味での人間依存性」と
西洋の「二重の意味での人間非依存性」という言葉を思い出しました。
川田順造さんの『もうひとつの日本への旅―モノとワザの原点を探る』によれば、

日本の「二重の意味での人間依存性」とは

第一は、複雑な道具立てや装置に頼らず、人間の匠さによって、道具なしか、簡単な道具を多様に使って作業することだ。(中略)二本の棒切れに過ぎない箸を、使う人の巧みさで、多機能に使い分けるとか、フランス のものに比べて道具としてはるかに簡単で、着脱自在な天秤棒とかは、その例だ。第二は、よりよい結果を得るために、人力を惜しみなく投入することだ。朝は霜を踏んで野良に行き、夕べは星をいただいて帰るといわれた日本農民の精励ぶり、残業をものともしない現代の産業戦士の勤勉にもその一端が窺えるだろう。

[ 川田順造 『もうひとつの日本への旅―モノとワザの原点を探る』 ]

西洋の「二重の意味での人間非依存性」とは

第一の人間非依存性は、個人の巧みさに頼らず、誰がやっても同じようなよい結果が得られるように道具ないし装置を工夫すること、第二の人間非依存性は、できるだけ人力を省き、畜力や風水 力など人間以外のエネルギーを利用して、より大きな結果を得ることだ。

[ 川田順造 『もうひとつの日本への旅―モノとワザの原点を探る』 ]

つまり日本と西洋それぞれの根底に流れる文化的な源流が
まずは言葉を生み出し、それが逆転して
上で引用したような人間依存性(非依存性)に結びついているのかもしれない。

そしてどのようにしてこの「逆転」化が起きたのかはとても興味深い。

もしくはそもそも逆転化などは起きていないのかもしれない。
自己の捉え方が日本では常に身体が外部との延長であるという考えだとすると
言葉でそこまで表現するまでもなくニュアンスで伝わるため主語は不要になる。
逆に西洋では自己と環境もしくは自己と自己の内面とが
切り離された独立した関係であるという考えだとすると、
言葉できちんと主語を用いてあげないとニュアンスが伝わらなくなってしまう。



なんてお昼ご飯を食べながら色々考えてみましたが、
結局どういうことか、という結論までは出ませんでした。
でもまさに今興味を持って読み始めた本のジャンルに近い疑問ですので、
頭の片隅に留めながら過ごしていきたいと思います。