都会に住んでいると自然に触れる機会が必然的に少なくなってしまいます。
と思いがちですが、その都会の中にも、探してみると意外と自然があったりします。
分かりやすいところでいえば公園や植物園などで、
季節の花が咲いていたり、緑も豊かなので写真撮影にはぴったりです。
また、少し都心から離れて1~2時間車で遠出すれば、山や渓流にも辿り付けます。
加えて、よく見てみると、まるっきり都心であっても道端に咲いている花や
住宅の庭に植えられている花や植物が意外と多いことに気づかされます。
このように、写真撮影をするようになってからというものの
普段何気なく歩いている道にも新しい発見が付きまといますし、
季節の風情を求めて様々なところに出かけるようになるため
必然的に自然に触れる機会が多くなりました。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、本題です。
この「自然に触れる」という行動が、実は人間にとって大きなメリットになっているようです!
⇒ 「自然な景観」が人に与える影響
この記事によると、以下のような事実が実験により確かめられたようです。
少し長いですが引用させていただきます。
Peter Kahn氏はまず、一連の数学テストをやらせて被験者にストレスを与えた。続いて、樹木が生えた芝生を見渡せる窓の前で過ごすグループと、芝生をリアルタイムで表示する大型プラズマテレビの画面の前で過ごすグループ、殺風景な壁の前で過ごすグループに分けた。
心拍数の低下によってストレス度を測定したところ、予想通り、窓の前で過ごした被験者は、ストレス度が最も速く低下した。また、被験者が窓から外を眺めたり、プラズマテレビの画面を見たりしていた時間は、殺風景な壁を眺めていた時間よりもはるかに長かった。
しかし、研究者たちは意外な結果も得た。「驚いたことに、殺風景な壁とプラズマテレビの画面では、ストレス度の低下の面で差がなかった」と、[ワシントン大学で博士号取得を目指す]JolinaRuckert氏は述べている。自然空間を見ることは実際にストレスを低減させるが、自然のデジタルな複製は、退屈な壁と同程度の影響しか持たなかったのだ。[ 「自然な景観」が人に与える影響 ]
なんと、自然に触れるだけでストレスから解放される効果があるようです!
また、その「自然」は実物を目で見る必要があり、
ディスプレイなどで表示された「仮想の自然」ではあまり効果がないようです。
よくオフィスに緑を沢山置いている会社がありますが、
それも、もしかしたらストレス低減による作業効率の向上を狙ったものなのかもしれません。
(青山フラワーのオフィスなんて、まさに植物園並の緑の量ですね!)
クリエイティブな感じもしますし、働く意欲も湧きそうな気がします。
写真撮影は単なる趣味であると同時に、
実は、科学的にも有意義な息抜きになっていたんですね!
やったー!
ストレスが溜まりがちな方は、
時間を見つけて近くの公園などの自然豊富な場所を散歩してみると
もしかしたら少しはストレス解消に効果があるかもしれません^^