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悪人正機説

2005-11-01 | >goo news
法相「舌足らず」と釈明 死刑制度「世論は二分」とも (朝日新聞) - goo ニュース

ウィキペディアより。
悪人正機(あくにんしょうき)は、浄土真宗の教義の中で重要な意味を持つ用語で、「悪人こそが阿弥陀仏の本願による救済の主正の根機である」という意味。つまり、阿弥陀仏が本当に救いたいのは悪人であり、善人は自らの力で成仏を目指せるので、眼目ではないというものである。

ここで「善人」「悪人」をどのように見ているのかがもっとも大切な部分である。もちろん法的な善悪を問うているのではなく、阿弥陀仏の真実に照らされたときに自らが悪人であるということを自省した上での悪人である。つまり、真実に目覚めたときに、自らが何ものにも救われようがない悪人であることに気付かされ、すべての衆生を救うとの本願によって救済の本当の目標が悪人である自分自身であったと気付かされるすがたを悪人正機と言うのである。ここに「親鸞一人がためなり」と阿弥陀仏の本願に救われていることを喜ばれる親鸞の法味がある。

てことは、自分が悪人ってこと?

”杉浦法相が就任会見で死刑執行について「(命令書に)サインしない」と述べ、後に撤回した問題で、法相は1日の記者会見で「表現が適切でなく、舌足らずだった」と釈明した。ただ「他人の命を奪うということは、理由のいかんを問わず許すべからざることだという気持ちが根底にある」と強調。死刑制度のあり方については「問題がないわけじゃない。国民世論は分かれている」と述べた。
 法相は、撤回の理由について「(昨日の)会見後、あの部分が気になった。発言が独り歩きしてはまずいと思った」と弁明。実際にサインをするかどうかについては「あらゆる要素を加味して厳正に対処しなければならない。個人の心情で動かされてはならない」と語った。
 自身は、浄土真宗大谷派の門徒。「サインしない」という当初の発言について「殺人を犯した人でも、一人の人間であることは変わりない。自分の宗教観として、そういう思いがあるということを申し上げたかった」と説明した。
 地下鉄サリン事件の遺族、高橋シズヱさんは「個人的な信念や宗教観に基づいて述べたのだろうが、死刑に署名するしないという重い内容の発言を軽々しく口にし、すぐに撤回するのは、法相として軽率。私たち遺族の気持ちはかき乱される」と話した。松本サリン事件の被害者、河野義行さんも「法相という自分の立場をよく考えていなかったということだろう」。
 数々の死刑事件の弁護を担ってきた安田好弘弁護士は「法務省側から圧力があったのだろうが、初心を貫いてほしい」とエールを送った。”