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CLANNAD-クラナド- 第13回 「思い出の庭を」
ようやく再会したCLANNAD。
再開というより再会です。
12回が全く見られませんでしたから、置いて行かれた気持ちが大きいです。
11回の時とは打って変わって、ことみ編の核心話に突入したようです。
いつものお笑いはなりを潜めています。
《ストーリー》
今回はことみの過去が、そして朋也がことみと幼馴染の間柄でもあった事が判明。
ことみは朋也が現れた時、彼があの時の男の子である事に気付いていた。
幼少ながらも自分は周りとは違っているという事を悟ったことみ。
いつしか孤立しかけていた自分にとって、周囲とは雰囲気が違っていた朋也はかけがえのないたった1人の友達だった。
ことみは朋也と再会出来て、どんなに嬉しかった事か。
一方の朋也はことみと再会しても全く気付けなかったという。
朋也が思い出せないのならと、ことみは過去の出会いを切り出さず、心の中にしまう。
それがことみを悩ませてしまっていた。
ことみは朋也と会わなくなった後の生い立ちを語る。
ことみのお誕生会直前に両親が急な出張が決まり、誕生日には両親がいない。
それが決まった時に放った、ことみの子供心から来る一言。
奇しくもその一言がことみの人生を変えてしまった。
後悔、罪滅ぼし、そして自分が今出来る事。
ことみは両親を大嫌いと怒鳴った事、世界に役立つ論文を燃した事を深く後悔した。
様々な切り抜きを収集し本を読む。
そうする事で少しでも両親の功績を継ぎたいとことみは思った。
あの、ことみを追回していた初老の男性。
夫婦で学者を務めていたことみの両親が出張の途中で航空機事故に遭い亡くなり、その時に所持していた重要な論文も失ってしまった。
もしかしたら自宅にその書類の手がかりがあるかもしれないと、その男性が学会関係者として尋ねて来ていただけだった。
しかしことみにとっては父の大切な物を奪う者にしか見えなかった。
後悔、罪滅ぼし、そして自分が今出来る事。
それは朋也も同じ。
幼い頃に出会った女の子がことみと気付けず後悔した。
あのお誕生会にも自分は姿を現さなかった。
ことみは家にこもり、海外留学の手続きを進めるようにと担任に知らせる。
ことみを案じた朋也は久しぶりにことみの家を訪ねた。
花が咲き乱れた、あの思い出の庭は荒れ放題。
朋也は自然と庭の片づけや雑草取りを始める。
今やっている事は無駄かもしれない。
しかし今の朋也は1人ではなかった。
渚も杏も涼も足並みを揃え、友達として出来る事をする。
塞ぎ込んだことみを引っ張り出すのは朋也しかいない。
友達として、あの楽しかった頃の「思い出の庭」をことみの為に・・・。
《画像キャプチャ&コメント》
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まだことみが幸せな家庭にいた頃。
そのあどけない表情ながらも両親の教育のお陰なのか、その鬼才さはすでに芽生え始めていたとか。
ヒロインの幼少時代にハズレはありません。
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虫取りに庭に偶然入り込んだ幼き朋也。
出会いのきっかけはほんの些細な事から。
しかしことみには大きな出会い。
朋也はことみのお誕生会に呼ばれたのに何故姿を現さなかったのだろう・・・。
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ことみがワガママを言ったから両親が亡くなった訳ではない。
しかしこの日を境にことみは後悔と怯える毎日を送ることに。
もしこの時に朋也がいてくれたら・・・。
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良い子にしているから・・・、本をたくさん読むから・・・。
だからお父さんとお母さんを返してください。
あの一言と事故。
それに対する神への誓いが今のことみのルーツとなった。
こんなものがあるから・・・とことみは父の書斎に在った論文らしき書類を燃やしてしまう。
それが更なる後悔をことみは抱く事になる。
子供心から来る行為だけに、誰がことみを咎められようか。
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切り抜きも、本を読み漁るのも両親への罪滅ぼし。
それがいつしか両親の志を継ごうと思うようになる。
でもそれが更なる孤立を招く事に。
折角の再会も朋也が気付けなかった事に、ことみがあまりにも不憫でならない。
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ことみが学校に来なくなった。
朋也が様子を見に行き、ことみへの罪滅ぼしから庭の整理が始まった。
そして渚も黙ってはいられなかった。
しかも今週の土曜はことみの誕生日で女子同士で誕生会の計画も。
渚はことみを助けられるのは朋也しかいないと迫る。
年上である渚はこういう面では姉のように振舞う。
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庭整理にご執心な朋也の元に現れる渚達。
つい最近までことみも一緒にいて楽しくやっていただけに、寂しいものがある。
家を出る為に貯めていた貯金を切り崩してことみの家の庭をきれいにしようとする朋也の姿勢は並々ならぬもの。
人の為にそこまでやれるボランティア精神な人物はそうそういない。
朋也は自分の事より人の事が気になる性質。
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仁科りえの許可を得て譲って貰ったバイオリンをことみにプレゼントしようと計画していた渚達。
それがタチの悪いバイクにより壊れてしまう。
捕まえても壊れたものは戻らない。
杏の怒りが虚しい。
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壊れたものを見て手をこまねいても仕方なかろうと、バイオリンを直してくれる店舗を回る朋也達。
ここで杏のいつもの強要が入るのだが、さすがの杏も空振りにしかならない。
新しいものを買う訳にも行かず、何とか修理に出す事は出来た。
当然、ことみの誕生日には間に合わない。
杏の元気も場合によっては空元気。
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あんなに賑やかで楽しかった毎日が今は・・・。
悪い事は続くものだと嘆く杏の表情が今の状況を如実に語っている。
悪い時は悪いなりに出来ることをするしかないと解っていても、ことみのいない穴は今の杏達にはとても大きい。
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ことみの家の庭を整理しているのを見た渚達。
朋也はもう遅いからと3人を帰らせるのだが・・・。
でも朋也のやる事は何でもお見通しと、渚達は帰ったふりをして様子を見て再び戻って来る。
今は1人じゃない・・・。
今はこうして共に行動してくれる仲間がいる事を朋也は痛感した。
1人じゃないと判った時、どれだけ頼もしく見え安堵する事だろう。
一緒に同じ事をする渚の笑顔。
1人じゃないのは渚も同じ。
そしてことみにも今は1人じゃない事に早く気付いて欲しい。
《まとめ》
朋也は自分の事よりも人に尽くすタイプである事が判ります。
最初は何気なく渚に協力し、何気なく風子と関わり行動した。
しかしいつしか朋也は真剣になっていた。
それは今度のことみにもしっかり出ています。
裏を返せばそれにより自分の辛い部分(家庭)を忘れられる事にも繋がります。
それを紛らわせる為と思っても、朋也の尽くしたい本心がいつの間にか出ているという雰囲気です。
友達の為にしてあげられる事。
人の為に・・・が目立つ作品のようです。
次回はことみの話がクライマックス、及び決着がつきそうです。
予告で語っていたことみの涙ぐんだ台詞。
やはり真剣な話になりそうですね。
良いシーンの連続が期待出来そうです。