CLANNAD-クラナド- 第10回 「天才少女の挑戦」
今回から展開が変わり、一ノ瀬ことみにスポットが当たって行く話になりました。
演劇部員を集める活動に戻った朋也と渚は一ノ瀬ことみを勧誘します。
伊吹風子の想いは決して忘れ去られた訳ではありません。
その事が朋也と渚に変革をもたらしている筈です。
こうも端からお笑い(ボケとツッコミ)で入るとは、掴みはOKなストーリー仕様ですね。
そして久々に出たガラクタと少女。
OPにも出ていて、そのガラクタが言っていた台詞はとても意味深に聞こえます。
このCLANNADの舞台。
どれが現実でどれが夢で、幻想の世界なのでしょうか。
これは終盤に進むほど明らかにされていくのかもしれないですね。
《ストーリープレビュー》
おはようございます、岡崎さん♪
なんと渚が朋也と一緒に登校する為に待っていた。
これでは誰もが2人は付き合っていると思いたくもなる。
相変わらずバイクで通学する藤林杏もその1人。
朋也と渚は杏に関係を問われても必死で否定する。
しかし二人はまんざらでも無かった。
朋也は渚の事を渚と自然に呼んでいた。
それは伊吹風子のお陰。
風子の影が脳裏に駆け巡ると渚は心が温まる。
演劇部員が一向に集まらない。
朋也は一ノ瀬ことみに目を付ける。
天才少女と呼ばれる彼女なら授業にも出ないから勧誘しても大丈夫だろうと、朋也は悟ったのだろう。
ことみは周囲とのベクトルがあまりにも違う。
読書に夢中の時は“ことみちゃん”と呼ばれる以外、周囲が騒ごうとも本棚が倒れようとも全く反応を示さない。
しかしそれはことみの人間関係の取り方が影響しているらしい。
人見知りが激しく、初対面の人に会う度にイジメない?と引っ込み思案になってしまう。
そこにことみ独特の天然ぶりが加味されるとあっては、朋也も気苦労が絶えない。
カツサンド、あんぱん、アフリカ象、ねこさん、そしてだんご大家族。
朋也の一押しもあり、渚とはウマが合ったことみ。
演劇部に誘うのもあるが、先ずは人との会話に慣れさせないといけない。
ことみを送って行くからと、朋也は途中で渚と別れた。
ここでも朋也は渚とは恋人関係か?と問われる。
その足で朋也とことみは本屋に向かう。
しかし本屋で見たことみの行動(常識)は天才少女とはかけ離れていた。
杏が廊下の真ん中でしかめ面をしながら仁王立ちしている。
杏の視線の先には朋也と朋也の後ろに隠れて怯えることみ。
少しは人と関われと、朋也は杏と話させる為にことみを連れて来ていた。
杏は朋也の行動にしかめ面を作ったに過ぎなかったが、それはことみに威圧感を与えていた。
いきなり朋也に挨拶し始める天然ボケなことみだが、何とか自己紹介をする。
それを見た杏は更にしかめた表情を浮かべてはことみを怯えさせる。
しかし事情を知った杏は去り際に自己紹介をして去って行った。
ボケとツッコミを覚えろ。
朋也はことみを図書室に連れて行き、会話の極意なるものを伝授し始める。
しかしそれは前途多難に終った。
今度の会話の相手は椋。
椋が朋也とことみの関係を聞いては少しだけ憂いの表情を浮かべるが、それは微妙な変化で杏以外は誰も気付く事が出来ない。
椋は気を取り直し、ことみとのコミュニケーションを計る為にとトランプ占いを始める。
結果は友達が出来ないという悪い内容。
しかしこれもきっかけの一種。
ことみと椋、友達関係になる事が出来た。
今度は自己紹介のフォーマットを作った朋也。
これなら自発的に会話しても問題無い。
これを使って誰かに話そう。
そこに現れたのがクマ・・・の着ぐるみに入った智代。
創立者祭にパトロールで回る為に使っていた物を智代は点検と称して着ていた。
ことみはビビリながらも自己紹介をする。
これは何のつもりだ?と朋也を見つめる智代。
朋也のやっている事に偽りが無いと悟った智代はことみの申し出にコクリと頷く。
春原の乱入も有ったが、こうして確実にことみは友達が増えて行った。
そして朋也とことみは購買のおばさんの所に顔を出す。
そこで一ノ瀬ことみという人物が、町内に住む者なら誰しも知る有名な学者の娘である事が判明する。
それを聞いたことみは表情を曇らせ、朋也の問いかけにも良い返事をしようとしなかった。
そこに杏がやって来て、ことみを抱きしめるというスキンシップを図って来た。
頼まれて友達になりに来たんじゃない、自分が友達になりたいからこうしてやって来たのだと杏は語る。
どうやら椋から話を聞いてやって来たらしい。
そしてお互いを知りたいから良い場所に連れてってよ♪と杏は朋也にたかろうとしたが・・・。
面白いトコってここ?
杏が再びしかめ面を浮かべる。
ここは朋也と渚がいつも使用している空教室兼、演劇部再建活動拠点。
普通はカラオケやゲーセンでしょうが!?と騒ぐ杏の怒りの声は朋也の耳に入ってはすんなりと抜けて行く。
これ以上は朋也に何を言っても無駄だと判ったのか、杏は椋に耳打ちをする。
チャンスの場を作ったのだから前に出なさいよね。
当の椋は慌てふためくが、椋が朋也に好意を寄せているらしい事が判る。
ことみを見てはライバルがまた1人増えたと嘆いていた杏の台詞がここで効果を表す。
空かさずことみが自己紹介を始める。
それに倣い、渚、椋、杏と自己紹介を始めて行く。
最後の杏の自己紹介にチャチを入れる朋也に、杏は回し蹴りをお見舞いした。
妙なハッタリで対抗することみ、そして朋也が満身創痍で必死に出したツッコミ。
妙に噛みあってしまった会話に椋と渚は拍手を送る。
繋がりがまだ薄かった渚と藤林姉妹の間にも、こうして繋がりを強くさせたのは画期的だった。
藤林姉妹は部員でなくても遊びに来てくれれば嬉しいと渚は言う。
ツッコミの勉強とかで変なグループが出来てしまったと杏は呆れた。
あの子(椋)が楽しそうだから良いか・・・。
妹想いの杏は呆れながらも内心は喜んでいたようにも見える。
そしてどこからか、なだらかな弦楽器の音が聞こえて来た。
その音に反応したことみはふらふらと、その音の出る場所へと歩き出す。
ヴァイオイリンを引いていた女子生徒、仁科りえの前に現れたことみ。
彼女から弾いてみませんか?という問いかけに嬉しそうに答え、早速ヴァイオリンを肩に乗せ・・・。
天才少女だからヴァイオリンは弾けるだろう?
しかしことみのヴァイオリンから発せられたのは衝撃波を持ち合わせた激烈な不協和音。
何故か当の奏者はウットリしていた。
一ノ瀬ことみは本当に天才少女なのだろうか?
《画像キャプチャ&コメント》
渚そっくりな少女。
しかしこの子=渚という訳ではなさそうな予感。
このCLANNADの重要人物なんでしょうねきっと。
朋也も歩けば渚に当たる・・・。
良いですねぇ、こういう風景。
しかも(待ってて)いけませんか?なんて言われたら断れません。
杏の乱入が無ければ王道の登校風景でしたね。
あ、朋也君♪
春原の壊れっぷりは最高でした。(笑
ことみは登場から最後まで萌えまくりな作画が多かった。
だんご大家族ファンは自然とだんご大家族ファンと友達になれるらしい。
妙な単語だけで意思疎通出来るとは。(笑
演劇に対してはまだ道が遠そう。
渚ちゃんは優しそうだったから・・・。
人見知りの激しいことみが何故朋也とは難なく知り合えたのかは、まだことみの口からは明かされていない。
読書をしていると周りが見えなくなることみ。
天才少女はやる事も普通の人の常軌を逸してしまうものなのか。
決して天才≠善良と言う事。
朋也君、こんにちわ・・・。
このボケは素晴らしい!!
からくりTVだったら「ナイスボケ」確定!
なんだこのキャラわっ!?
と思った杏だが、朋也とことみがカップルにも見えてしまうらしい。
何でこんな奴に限って渚やことみのような女の子(+風子)が寄って来るんだ!?という嘆きぶり。
その1人が自分かもしれないと杏は気付いているのだろうか。
天然ボケとボケとは種類が違う?
ことみのボケが天才級だから朋也はついて行けなかったとか?
この何でやねん?が次回も冴えるらしい。
友達は出来ませんね・・・。
これは椋なりの冗談だったのかも?
朋也も言っていたが、相手が良かったから友達になれた。
椋も天然な部分があるので気が合ったのだろう。
クマ!果てしなくクマ!
もし会っていた時間が授業中だとしたら、智代もサボり??
久々の春原退治が見られたけど、着ぐるみではコンボが出せないらしい。
クマに抱きついたことみの表情がとても萌える。
親の事に触れられると表情が沈んでしまう。
天才少女と家庭環境の関係。
きっと一筋縄では行かないのでしょう。
杏に襲撃され、ひたすら赤面し続けることみ。
こういうユリユリなシチュエーションは堪りません。
しかしここでの杏は単なるオヤヂです。(笑
朋也にたかれると思ったら・・・。
朋也もそれを読んでいたようだ。
一緒に行動したのは椋へのお膳立ても有ったらしい。
自己紹介で杏に回し蹴りを喰らった朋也に対することみのリアクション。
涙ながらに強いんだからと必死に訴える姿が健気で可愛い。
杏が食べちゃうぞぉ~なんて言い出しそう??
こういう反応からも、演劇に素質が有りそうな気が。
椋が楽しいのなら・・・。
椋を見つめる杏の表情から、椋に対して特別な想いがあるらしい。
妹想いな双子の姉の杏。
エピソードが有れば是非見たい。
EDクレジットに出ていた「仁科りえ」とはこの生徒で間違い無いでしょう。
OPでことみがヴァイオリンを弾いていた事から、ことみとりえは今後の関わりが多くなるのかもしれない。
この破壊的不協和音は天才のことみにしか出せないとか。
ことみとヴァイオリンには一体どんな関係があるだろうか?
その音でウットリすることみちゃんには萌えずにはいられない。
《総括》
一ノ瀬ことみの天然ぶりに圧倒されっぱなしでした。
眉をハの字にひそめることみがもう可愛いくって堪りません。
演劇を彼女にやらせようというのは無謀な気もするんですが。(笑
能登麻美子さんの演じるキャラとしてはあまり見た事の無いタイプですが、他の人の声では代用出来ない位の絶妙さがあると思います。
ヒロインの中ではスタイルが良い部類なのでしょう。
出る所はしっかり出ているようです。
体操服(OPで杏がバスケしていた)だったら判り易いのでしょうけど、制服以外の服装が殆ど見られないので何とも言えませんね。
次回予告ではことみが何でやねん!の連続。
しかしこれはあくまでシーンを上手く繋いでいただけなので、実際にツッコミが激しいかは判りません。
予想出来そうで出来ない良い構成です。(笑