現場の声

久々にアル中さんと呼ばれる人

クビだクビだクビだー
介護さんが気にいらず
介護さんの会社を変えると言って
ケアマネを困らせる

日頃より
人間関係がうまく行っていなかったのだけど
今、
体調不良でアルコールが入らない

さらにイライラが強く
とうとう介護の会社の変更になった
３日ほどで
介護さんが蹴られそうになったと聞いた
この会社も嫌と言えば
もう何処も介入してくれないだろう

ジョジョにも・・・と言うか私にだけど

命に係わる事なので言わざるを得ないのだが
本当に死んでしまうと思われる状態なので
入院するように言うと怒る


輸液をしているので病院へ週に1回は行かなければならない
介護タクシーで行くのだけど
動ける状態ではない。介護タクシーの人も大変だろう

病院に行った時
入院するように説得するために病院へ行ったのだけど
私の声には目を開けるが
入院を勧めると
「そんな事言うがなら来るなー」と怒り
「入院せんがなら夕方行くちゃ」と言うと
「うん」返事
病院も
「本人が嫌だと言うから無理に入院させるわけにもいかず」と
在宅に帰って来た

本当に危ないので
ほっておく訳にもいかない
病院から帰って来た夕方様子を見に行く
介護者不在の利用者

介護ステーションが決まるまで
訪問看護で朝昼夕、1日3回介入する
毎回60分以上かかる
する事も確かにあるが・・・
「休んで行け」と中々帰してくれない
不安が分かるから
遅いから休んでいたくないよーとも言えないし・・・
1～2分ゆっくり顔を見て話す

在宅では
こんな重症者の介護保険の点数は全く足りない
私たちは点数が無いからと見捨てれない
足りない時はボランティアでしかない
しかしボランティアも・・・そうそう出来ない

特別指示書を出してもらう
医療保険になると交通費と休日のお金がかかる

病院にいても重症な状態なのだが
どんなに必要な人でも
介護点数と医療保険の縛りで必要な回数はいけない

在宅医は「お金がかかる（たぶん交通費）」と怒って
在宅医はいない
で・・・在宅で亡くなると
警察が介入し

色々言われる。
警察にも、マスコミにも
何をしていたか・・・と

だから市役所も巻き込んでとケアマネに言う
しかしケアマネも直接役所に言う訳もいかず
（ルールがあるのです）
私が言える窓口は違う窓口で
まっ
時間がかかると言う訳で・・・

また病院に行く日が来た
発熱もあり・・・このままなら死ぬだろう
入院を・・・と病院へ連絡
でも本人が・・・との返事
在宅で亡くなったら・・・どうするかの対応まで病院と相談していたが
その日
入院すると連絡があった

まあ色々ある
いわゆる難事例とされる人だけど
ジョジョには
「ありがとう」と
そっと言うのだが
病院では・・・・
回復すれば早々に帰えされるだろう
（去年も亡くなるかと思っていたが復活した）
復活しなければは未収金となる。在宅は一人り暮らしの人も多い。
今後ますます増えるだろう。未収金もボランティアとして行くしかないのか

在宅って
野戦病院のようなものだ


厚生労働省の方と名紙交換する機会があり
現場の声をまくし立てて来たけど・・・
どうにもならないだろう

＊
介護保険の点数が足りないと言うと
「看護婦さん高いもんね」と言われるが
訪問看護ステーションの黒字安泰は少ないと聞く
現に休止になるところも多い。

反対に介護が安いから
介護さんの時給も安くて介護さんが足りないのだと思う
国は加算と言うが加算を取るには条件がある
その条件が中々クリアできないのだ
人がいなくて・・・
要するに介護さんの給料は中々上がらないと思う

まっ
そのうち看護師の代わりを看護師より安い介護さんがして
医師の代わりを医師より安い特定看護師がするのだろうと
思うけど・・・思うのは私だけでは無いようだけどね


アル中さんと呼ばれる人
入院の数日後
職員が面会に行ってきた
今回はダメかもしれないと・・・
そして
入院後1週間ほどで
やはり亡くなったと連絡が入った


2年以上のお付き合いでした
寂しくなります