橋本ゴリラ ひよこ日記

いつも ピーピー鳴いたります。

3月1日

2006年03月02日 01時41分05秒 | Weblog
久しぶりに妹と電話で話しをした。
今日、彼女は高校を卒業したそうです。
「もうそんなに大きくなったんや」
雨降りのせいもあってか、妙に物思いにふけてしまった。

オレが中学生の時に彼女は生まれた。
4人兄弟の男ばかりの中に、やっと空気を変える女の子だ。
それを一番喜んだのはオトンだった。
気が狂ったかのように大喜びしてた。
オレはと言うと、あんまりピンと来なかったのが正直なとこ。
「ハイ、妹ができましたよ」
そんなに簡単なシチュエーションではなかったけど、
当時のオレの感覚ではそんな雰囲気だった・・・(笑)
こうしてオレに13歳という歳の差がの妹ができた。
当時、騒然の封切りとなった映画「火垂るの墓」の
清太と節子との年齢差に近かったので、妙に切実になってた。
男兄弟の末っ子として育ち、オヤジの極端な甘やかしで、
とんでもない「お姫様」状態ですくすくと育っていく。
とにかくオレは凄く大切にし、行事にも沢山参加した。
保育園には原付で迎えに行き、原付の「カゴ」に乗せて帰ったり、
運動会では「親子リレー」で走ったりした。
当時付き合ってた彼女とのデートには必ず連れて行った。
小学生の時は、何回 参観日に行ったか覚えてないくらい。
朝晩の送り迎えは、オヤジに「優樹、行ってこい」の一言で、
しょっちゅう送迎をやらされてた。
オレが東京に行ってからも、実家に帰る度になにかとオレに付いてまわり、
「ディズニーランドに連れて行け」と、何度も東京に遊びに来た。
中学生になっても、そのまま大きくなっただけで、すくすく育ち、
もう「お姫様」状態から「女王様」に変化していく(笑)
でも、ぜんぜん大人ぶったりしない今時の女の子にしては珍しい子で、
ませてるのかどうかも分からない幼さを持ちつつ、生意気だった(笑)
高校入試に合格した時は、家族全員で大パーティーをした。
オレの時、こんなにも喜んでくれなかったのに・・・(笑)
オレ達が子供の頃は、オトンもオカンも若く、
沢山旅行に連れて行ってくれたけど、もう二人とも55歳。
妹はそう言う意味では損をしてる気がしたけど、
こんなにも沢山の人に見守られて育ってる事だけで、
オレ達なんかより10倍以上の得はしてた。

まだ「ガキんちょ」って思っていたのに、もう18歳で立派な大人だ。
もう小言も口にできなくなるのかと思うと、妙に切ないです。
卒業おめでとう。

そしてオレを応援してくれてる今期、卒業のファンの方々、
ホンマにおめでとう。
胸を張って、目の前の新しいドアを飛び出してください。
踏み出す1歩何かを変えるから 
きっと!!!