耳が遠くなって

しっかり番犬してくれる"リキ"12歳です。

まぁ、今年入ってくらいから薄々気付いてたけど…
耳が遠くなってしまってます。
最近は、ほとんど聞こえてない様子。
呼んでも向こうをむいたまま

近づくと気配でやっと気付いて、しっぽフリフリ
「あれ？かあさんいたの？なでなでしてよ」

…寂しくて哀しくて複雑です。
室内犬じゃないから、あまり一日中ベッタリな関係ではなかったけど。

子犬の頃に貰いに行ったのが、ついこないだみたいな気がするよ。
あぁリキも歳をとるんだ…真っ黒だった顔も、すっかり白くなって。
多分、目もちょっと見えにくいみたい…

芸をいくつか教えたけど、結局覚えてくれたのは…"お座り"だけ
それも、耳が聞こえなきゃできないよね～

試しに「お座り」て言ったらきょとん顔して、立ったままでしっぽフリフリ…。
「なに？かあさん、散歩行くの？」
「違うよリキ、お座りって言ったんだよ」
「わぁい散歩だ散歩だ～」
「……」

どうしようもない現実です。
今まで病気ひとつしなくて、元気いっぱい
いつもフルパワーで、子犬気分のままのリキなんだけどね～

…番犬を引退しても、まだまだ長生きしてよね。

小学校の頃

むか～し、むかしのお話です。

小学２年生の時、担任の女性教師の家にクラスメート３、４人で遊びに行った時の事です。

誰とどうやって行ったか、場所も忘れてる

先生はいつもの笑顔で出迎えてくれて、部屋の中に通されたんだけど。

ちょうど自分達と同い年くらいの姉妹がこちらを伺ってました。先生の娘さん達ですね。

なんだかいやぁ～な空気が漂い、先生がお菓子やジュースを準備してくれてる間、"ワタシ達 対 姉妹" の闘いが…

イジワルな目つきで姉妹がワタシ達をじっと見ました
「何しに来たの？何も貸してあげないし、ここはあたしんちよ」と姉の方が言います。

ワタシ達は無言のうちに団結して、「先生に会いに来たの。悪い？」みたいな事をぐちゃくちゃ言って…

すると、先生が少し哀しい顔になって「そんな事言わずに仲良くしようね」と言いました。
姉妹がその時、先生をど突いて「この子達なんで呼んだの？あたし遊ばない！」と当たり散らしました

あとは、気まずい視線だけのやり取りです。
何をしたか、全然覚えてません。

帰りながらみんなで、
「先生の子ども、何あれ。イジワルでやな感じ～」
「なんで先生叱らんと？」
「先生かわいそ～」
とか話したのは覚えてます


でも、子供を持ってわかったんですね。
どうしてあの姉妹達があんな態度をとったのか…

「私達は、いつもお母さんと一緒にいたいのにお母さんは学校の仕事でほとんど家にいない。
仕事があるから、自分の学校の行事にも来てくれない。
なのに、この子達は私達のお母さんを "先生、先生"て呼んで、いつも一緒にいる…いいな…いいな…」


だからワタシ達が来た時、「この子達、家にまで来て！」…と、我慢できなくてその気持ちを素直にぶつけたんですね。


何年も、何十年も経って「…そうだったのか」と気付く瞬間があります。
社会人になって気付く事…。
結婚して気付く事…。
子供を持って気付く事…。
子供が家を出て気付く事…。

ひとつひとつ、確認しながら…。
そんな時、反省の気持ち、後悔の気持ち、感謝の気持ち…が、交錯します

友達に "あの時はごめんなさい。許してね"

両親に "あの時はありがとう。嬉しかったよ"

子供に "叱ってばかりだったけど、ずっとずっと大好きだよ"

みんな…元気でいてね

パンが焼けたよ

【あま～いミルク食パン】
これは上出来です

こないだの米粉パンは、膨らみが悪くてイマイチだったけど…

今回の膨らみはどうですか
まぁ見てくださいな


途中蓋に当たりそうなくらい膨らんで、嬉しさに不安が入り混じりました
「…てっぺん、大丈夫かなぁ…」って。


さて、切ってみると、中はこんな感じ

う～～ん、いい香り
一口味見…うわぁ…
甘くてふわふわ～


美味しいものはこれだからいけません

あそぼ♪

「母さん、あそぼ」

ん？これは…
【なでなでしてください顔】だね

ネコ飼い人なら誰でもそう
何が言いたいのかが、顔でわかるんですよね～

もお～、さっちゃんたら～

なでなでしまくり～

「ムフンきもちいいニャ～」


さっちゃんは【鼻筋なでなで】がお気に入りなんです



「母さん、また遊んでね」

こちらこそですよ

砂の器

玉木宏さんの【砂の器】

ニ夜連続ドラマ、見ました
(日頃はあまりドラマ見ません。最近のドラマ、見てると軽薄で品格なさすぎて…)

松本清張の作品は、読むのも大変だけど、ドラマで見てもズッシリと重い…

幸いなことに、ここは北九州市小倉。近くに、松本清張記念館があります。

オープン当時に行きましたよ。

さすがに記念館…
一日中、モニターで映画が流れてました。
加藤剛さんの時の【砂の器】があってたの覚えてます

小説【点と線】を学生時代に読んで「はぁーっ…すごい…凄すぎる」と、頭の中が大嵐になりましたよ

最近の、安っぽいアイドルドラマはいかがなものかな～
なんだか、どれもワンパターンで中身がなくて感動もしない…
演技力の無さに目を覆いたくなって(変な意味で)ハラハラする
ストーリーも読めてしまう

もう少し…頭にガツンと来て、心にしみる、一生忘れられないような感動モノのドラマを作って欲しいですよね～

そういうものは、きっと人の記憶に残って後々、心を豊かにしてくれると思います