長野県飯島町の千人塚公園で桜のオーナー制度導入
信濃毎日新聞 2月15日(木)
飯島町は、てんぐ巣病などで衰えが目立つ七久保の千人塚公園の桜について、町内の事業者や住民らがオーナーになって管理の一部を担う制度「桜守ファミリー」を導入する。町内の団体や個人が木の根元の草刈りや幹に生えたコケの除去など簡単な作業を行い、愛着を持って桜を守り育ててもらう。
雑草やコケは、桜が吸収すべき栄養分を奪ってしまうため、定期的な除去作業が欠かせない。2000年に発足した町内の桜守65人でつくる団体「信州いいじま桜守」が手入れをしてきたが、樹齢60-70年の巨木が多く、桜守も高齢化して約700本すべてには手が回らない状況だ。
そこで同公園指定管理者の町振興公社が「自分の子どものように見守り、定期的に作業してくれる」オーナーを募集することにした。道具、薬剤、肥料などは町が提供。高所の作業は町が予算をつけて業者に委託する。
千人塚公園は毎年1万人以上の花見客を集める名所。今年は1週間ほど前に花が咲く与田切公園と合わせて桜祭りを計画しており、同公社は「花見だけでなく、町民が定期的に見守って町の財産を守ろう」と呼びかけている。
オーナーは町内の事業者、学校、各種団体、個人などが対象。1本の桜を一つの「ファミリー」が管理する。問い合わせは同公社(電話0265・86・6780)へ。
信濃毎日新聞 2月15日(木)
飯島町は、てんぐ巣病などで衰えが目立つ七久保の千人塚公園の桜について、町内の事業者や住民らがオーナーになって管理の一部を担う制度「桜守ファミリー」を導入する。町内の団体や個人が木の根元の草刈りや幹に生えたコケの除去など簡単な作業を行い、愛着を持って桜を守り育ててもらう。
雑草やコケは、桜が吸収すべき栄養分を奪ってしまうため、定期的な除去作業が欠かせない。2000年に発足した町内の桜守65人でつくる団体「信州いいじま桜守」が手入れをしてきたが、樹齢60-70年の巨木が多く、桜守も高齢化して約700本すべてには手が回らない状況だ。
そこで同公園指定管理者の町振興公社が「自分の子どものように見守り、定期的に作業してくれる」オーナーを募集することにした。道具、薬剤、肥料などは町が提供。高所の作業は町が予算をつけて業者に委託する。
千人塚公園は毎年1万人以上の花見客を集める名所。今年は1週間ほど前に花が咲く与田切公園と合わせて桜祭りを計画しており、同公社は「花見だけでなく、町民が定期的に見守って町の財産を守ろう」と呼びかけている。
オーナーは町内の事業者、学校、各種団体、個人などが対象。1本の桜を一つの「ファミリー」が管理する。問い合わせは同公社(電話0265・86・6780)へ。