チロちゃん日記

のんびりまったり幸せブログ。
ということにしておこう☆
幸せはどこにでも。すぐそばにあるものであります。

きらきらひかる読みました。

2010年03月31日 13時18分17秒 | 本を読む
装丁もきらきらひかっています。

作者も題名も有名な、この名作を読んでみました。

江國香織さんの小説は、今回多分初めて読んだのですが、思っていたよりも、現実味があって、重い内容だと思いました。
でも、ふわっとしていて、さらっとしている、繊細なようでズバッと、というかなんというか、言葉というのは実に難しい。


私は今まで、自慢出来るほどの数の本を読んできた訳ではありません。
なので、この私が評価をするのもどうかと思いますが、感想をば。


物語は、精神を病んでいて酒浸りの女性と、同性愛者の男性。その生活を描いたものでした。

女性も男性も、お見合いのあと、それをお互いに承知した上で結婚。
女性は子供もいらないし、今の生活で満足、でも、うつ病で旦那さんに当たってしまう。楽しいと思う瞬間もあるのに、ふと不安が押し寄せる。
旦那さんは申し分ない素敵な人だから、当たってしまったことで、女性は余計に落ち込み、悪循環。

周りは普通に子供を産んで、普通に生活をしなさいなどと圧力をかけるけど、女性にとっては、ほっといていて欲しい。と。

幸せ、って、本人が幸せだと思うのなら、それが幸せだと思う。

でも、女性として結婚して、子供を産んで…というのは、当たり前と言われていることで、たいていの人はそれを望むのだろうけど、中には幸せの形が違う人もいるんです。


今、精神科、ではなく、心療内科と言うのが一般的ですが、患者さんの数はどんどん増えています。
会社で仕事をしていると、若い人でも、心療内科に通っている人は結構います。
見た目は派手なギャルも、ごく普通のサラリーマンも。


言わば、風邪と一緒。早めに医者にかかれば早く治るし、治療が遅れると、治りにくくなる。
病んでいる人の気持ちは病んでいない人には分からないものです。
今の世の中、子供でもうつ病になる時代。
みんな治ってしまえ~。


と思いました。