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我が家の楽しみな3人娘

2021-06-29 15:39:02 | 日記

今日は我が家の期待の3牛娘を紹介します。

和牛(黒毛和種)の世界では、ゲノミック評価といって、毛根で遺伝子解析、統計処理して、生まれて間もない子牛でも能力評価ができるようになっています。

まだ、新しい技術なので、一部の種雄牛では正しく評価されていないような気もしますが、全体としては一応信頼できるとされています。

3牛娘たちはまだ産子の枝肉成績は出ていませんが、上記の評価(有料で1頭約一万八千円(^_^;)を受け、能力評価されています。

その成績の一部が下の写真です。

①たかももちゃん(福之姫ー隆之国ー百合茂 5月上旬初産雄子牛分娩)

色変わりしている行がたかももちゃんの成績です。

BMS(霜降り)能力が非常に高くトップクラスの種雄牛並みです。

しかも、枝重(枝肉重量)もかなり高く、枝肉3要素合算成績ではトップ種雄牛の福之姫に迫る値です。(^^)

②たかゆりちゃん(福之姫ー隆之国ー百合茂 分娩予定日を過ぎています。間もなく分娩です。たかももちゃんと同じ種雄牛の交配ですが、母方は別々の血筋です。)

色変わりしている1つ上の行がたかゆりちゃんの成績です。

枝重能力が非常に高くトップ種雄牛の幸忠栄の上に行っちゃってます。\(^o^)/

しかも、BMSもかなり高く、枝肉3要素合算成績ではトップ種雄牛の福之姫の上に行っちゃってます。\(^o^)/

本当にこんな能力なのか、生まれてくる子牛の発育が楽しみです。

③ひとちゃん(福之姫ー安福久ー百合茂 種が付かずリハビリ牧場で妊活中です。(>_<)ゞ)

色変わりしている2つ上の行がひとちゃんの成績です。

上の2頭に比べると少し地味ですが、枝肉6要素すべてA評価以上です。オールA以上もなかなか出ない成績です。(^^)

しかもこの子の性格は人に対して非常に温厚です。(祖母、母も我が家にいますが、どちらも温厚です。)

私が年を取っても安心して飼えると思います。(^^)

家畜改良事業団の種雄牛のG評価が下の写真です。

評価の時期は我が家のは2021年6月(毎月再計算で更新)、

事業団のは2021年2月(たぶんこちらも毎月更新なのでしょうが、公表は時々と言うことだと思います。)

なので、厳密には同時期評価では文章と違う結果かもしれません。

 

下世話な話ですが、福之姫はこのままの人気とストロー製作が順調であれば、精液のストロー販売が10億円を超えるでしょう。(◎-◎;)


今日は駆虫とサシバエ対策

2021-06-28 17:50:47 | 日記

最近、我が家の牛はこんなにくつろげなくなってきています。原因は

サシバエがかなり多くなってきます。

サシバエの消長グラフでは今頃が第1波で、この時期に対策を怠ると秋の大発生に繋がるようです。

我が家の牛舎もブンブン。牛は追い払うのに尾を振り、脚を上げ、追い払っていますが、敵はしつこいです。(ToT)/~~~

何頭かの牛は蹄で敷料を跳ね上げ追い払います。けっこうな距離飛ぶので、飼槽、通路にまで飛ばします。(下の写真はチョロいです。)(;^_^A

今日は対策を3つしました。

①成虫対策。

イベルメクチンのプアオン剤を牛の背中にたらす(実際は水鉄砲のような器具で飛ばしかける)。内部外部のいろんな生物を駆虫できるのです。

サシバエもその1つ、でもあまり効かない感じ。(^_^;

同系の新薬で効果の高いものが出ているようですが、我が家のジェネリックの約3倍の価格だったと思います。(゜o゜;)

今年は、効果を確かめるため、用法の最短期間(37日間隔)で秋まで使って見ようと思います。

②脱皮阻害剤(IGR)で幼虫対策。

牛舎のボットン便所にも使っていますが、たいへんよく効きます。

牛房、パドック等で糞が溜まりやすいところに散布(雨が降ってきたので、雨の当たるところは後日。)

③吸血対策。サシバエはハエなのに、成虫になると主食は血です。(◎-◎;)

以前から気になっていたのですが、サシバエは明るいところ大好き。薄暗いところあまり行きたがらない。ようです。南側多く、北側少し少な目。

なので、今日は送風機4台すべて廻し、南側の一部(6房連続)をパドック出入り口の扉を閉めてみました。

効果抜群。冒頭の写真と下の写真、牛リラックスしています。(^^)

次は全部閉めてみようかな。

 

 

 

 


ネムノキ咲いた。クロフネ母の父としてガンバってる。週1の馬クロフネ産駒はいかに?

2021-06-27 17:01:36 | 日記

ネムノキがきれいに咲いています。(*^o^*)

繊細できれいな花ですが、木がそこそこ高く、葉の上側で咲くのであまり語られることが無いようです。

写真の木も花の位置は高さ2.5m程度のところですが、牛舎地面より1mほど低いところに生えているので、目線の少し上で間近に見ることができます。

 

クロフネ母の父としてガンバってます。クロノジェネシス宝塚記念優勝おめでとう🎉(まだ、レースVTR見てません。(^_^;))

さて週1乗馬のクロフネ産駒はどうだったのでしょう?

今日はレッスンがあり、私があせっていたのか、先週のようにきれいにフライングチェンジできませんでした。(^_^;)

でもクロフネ産駒はテンパることなく落ち着いていました。なので、その後の扶助でなんとか何とかフライングチェンジできました。フライングチェンジ前の体勢が少し前のめりだったようです。次回はもう少し人も馬もガマンして(体勢を起こして)、扶助(合図)を出そうと思います。

レッスンは一時馬も人も悪い癖が出てコントロール不能になりかけましたが、なんとか助言だけでレッスンを続けることができました。

上や肩を張って外にもたれやすいので、外方拳が内方より高くならない(前橋(ぜんきょう)や太ももの膝側付近操作する)ことや静定(固定ではなく重りがぶら下がっているような感じ?かな)することがよいとアドバイスしました。


今日はまやだし(除糞)

2021-06-26 17:00:28 | 日記

今日は南側の列のまやだし。5時前から朝飼いを与え始め6時前にはパドックへ。寒冷紗で日除けしているとは言え、11時過ぎまで5時間半近く外です。

秋ー春は10時前パドックですが、夏期は人牛(特に子牛)ともの暑熱対策のため早朝シフトです。早起き睡魔で辛い。(◎-◎;)

幸い、曇りで気温もそれ程高くなく、ラッキーでした。

除糞を終え、牛を戻して(はしゃぎ防止のため朝飼いを少し少なくして、この時に残りを食べさせます。)しばらくすると、みんなくつろぎます。4週に一度の楽しみになっているのかな?(^^)

ただ、くつろぎ過ぎて子牛がこんな寝方(こんな大胆なのは珍しい(◎-◎;))をすると、おがくずを吸い込んでしまわないかと心配です。

生後1カ月くらいまでの子牛がいる房では、対策としてワラを薄く敷きます。

母牛たちもくつろぎます。(^^)


ももちゃん産みました。

2021-06-24 21:59:35 | 日記

昨日段取り通報のあったももちゃん今日の16時半頃大きな雄子牛を分娩しました。

駆け付け通報(膣内に留置してあった体温計が産道に出てきた子牛の蹄で体外に押し出されて体温計が34℃以下になったと受信したとき)が16時15分にあり、すぐ見に行くと大きな前肢の蹄が2つ、球節上部に徳利結びのロープをかけ人力だけで引っ張ろうとしたが、蹄(子牛)の大きさを考えると、人が力尽きたり、ヒップロックして子牛が産道で止まってしまうかもしれないと思い、滑車牽引(我が家の滑車は動滑車が2つなので4倍の力)にしました。

滑車の力もあって、牽引開始から5分もかからず娩出しました。体重は50kg以上ありそうな大きな大きな雄でした。50kg以上は我が家では1年に1回あるかどうかというような大きさです。

ももちゃんは娩出後(5分ぐらい)立てずにいました。なので、私がももちゃんの代わりに子牛をワラで拭き(ももちゃんは超ざらざらの舌で舐めるのですが、)ました。この行為はリッキングといいます。リッキングをすると子牛の意識が確実に向上します。また、娩出したとき子牛の口に羊膜が被さっていると窒息してしまいます(個人的には立会できていないときの死産はこれが多いと思っています)が、リッキングで外れます。

 

大きな子牛は、産道で頭を締め付けられるためか、娩出後意識の低いことが多いです。今回もほぼ仮死状態で私のリッキングでなんとか呼吸し始めたが弱いので、牛用の手動人工呼吸器を使い、気道中の羊水の吸引、その後の空気の送り込みをしたところ呼吸はしっかりしてきましたが、まだボーとしていました。

このころももちゃんが起きて来て、リッキング(あらゆるところを舐め、羊水、膜などをとってしまいます。)し始めたので、私は片付け、助産道具の洗浄消毒に移りました。

1時間ぐらい立って子牛が立とうとし始めましたが、フラフラで(意識の低さ、体重の重さ両方が原因か?)立てません。

我が家では1時間ぐらい経って乳首に吸い付けない子牛には、確実な初乳摂取のためと哺乳意識を高めるために初乳製剤を飲ませます。

牛は親の移行抗体をもらうのは初乳からのみです。

胎盤を通しての移行抗体授受はありません。

なので、初乳(又は初乳製剤)を早く飲めるか飲めないかでその後の1-2カ月病気にかかりやすいかどうかが決まります。

初乳製剤を飲んでからしばらくするとなんとか立っていられるようになったので、臍(10cmぐらい臍の尾ごと)消毒をしました。

臍帯は乾くまでは、細菌感染する可能性が高ので、我が家ではヨード剤消毒をしています。大きな子牛の臍帯は太いので夏でも乾くのに時間がかかるので、必須です。