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2024/06/21 家畜改良事業団の現検成績が更新された。

2024-06-21 16:29:48 | 種雄牛 ゲノミック
R2後期現検は終了。
5月20日の時と状況は同じ。


R3前期現検の成績が出始めた。
今回は福之姫息牛は0頭。
その代わりというか、福之鶴息牛が登場。

まだまだ頭数が少ないのでどうなるかわからない。

BMS成績、元気よく飛び出したのは、4頭とも福之鶴息牛。
この中には福之鶴の全姉(全妹)との禁断の交配の鶴姫重がいる。(@_@;)

この4頭の成績はまだ去勢のみで2〜3頭と少ない。

鶴姫重 福之鶴ー福之姫ー美津照重
 3/9頭 BMS10.0、枝重510kg、ロース芯73cm2

優鶴福 福之鶴ー耕富士ー美穂国
 3/18頭 10.7ー506ー69

鶴兵衛 福之鶴ー安福久ー百合茂
 2/12頭 10.5ー480ー73

伊勢之鶴 福之鶴ー耕富士ー勝平正
 2/13頭 11.5ー635ー88

まだ、実績の少ない福之鶴の息牛がこんなに多く検定にかけられ、良い成績も出そうなのは、ゲノミック育種価の威力かもしれない。

鶴兵衛が気になる。
我が家では、ゲノミック育種価と安福久は相性が悪いと思っている。
実際、我が家の久娘の育種価は一般育種価に比べて悪く出ているものが多い(と思っている)。
事業団のゲノミック育種価は性染色体を外して計算している(と思う、よくある質問にも記述)ためだと思っている。
安福久にはBMSに関する重要な遺伝子がX染色体上にあると思うから。




2024/05/20 家畜改良事業団のR2後期現検成績が更新、主要候補はほぼ終了。

2024-05-20 11:27:17 | 種雄牛 ゲノミック
終了で記事がかけるかと思ったが、まだ、ほんの少し残っている。
下記の記事はおおむね3月の記述のままだが、一部修正加筆した。

今回の種雄牛候補で良い成績の3頭は父福之姫だが、種雄牛確定か?
ゲップ出そう。

美国姫 福之姫ー美国桜ー安福久
 3月同様に残り1頭のまま
     頭数  枝重 ロース芯 BMS
去勢 22/23、512、65、9.0
メス 11/11、 490、79、10.7
もとじろう系に福之姫。
安福久母体には使っても気にならないだろう。父母両方からもとじろう系で固める人も出てくるだろう。

晴姫彦 福之姫ー平茂晴ー平茂勝
3月にすでに全頭成績判明
去勢 14/14、531、71、9.4 
メス 10/10、 513、75、10.9
育種価で悪くならない限りトップ当選だろう。
事業団順位も複合指数なら福勝鶴に次ぐ2位か?

暁之藤 福之姫ー藤平茂(事業団)ー第6栄
3月にすでに全頭成績判明
去勢  5/5、 515、69、9.4
メス  5/5、 473、69、10.6
Eなので、島根県の牛?
検定終了しているが、頭数が少なすぎるので、信頼できるか心配。

島根県でも検定していて良い成績なので、信頼性は高いと思う。
が、産子の生時体重が53.8kg(島根県での成績)とバカでかいので要注意。と言うか危険?

4頭選抜が通例なので、あと1頭はどちらかか?
若忠勝 若百合ー平忠勝ー安茂勝
去勢 14/14、499、65、8.6
メス 17/17、499、67、8.6
アピールポイントがない。
その中で成績が更に下がった。
若百合息牛はすでに百太が種雄牛になっていて、その成績に及ばない。
残るのほぼ無理。

金幸桜 勝早桜5ー金幸福ー勝忠平
去勢 19/19、560、75、7.8
メス 14/14、504、67、7.5
勝早桜息牛の種雄牛は、G北海道で増えてきそうなので、この成績では残るのしんどそう。
と思っていたが、4頭選定ならこの牛しかいない。
枝重は育種価がどうなるかわからないが、前回枝重で選定された姫百合♂542、♀504の上をいく♂560、♀504。



2024/04/04 家畜改良事業団の種雄牛候補の検定成績でBMS出現率をちょっとまとめて、ビックリ(@_@;)

2024-04-04 13:25:31 | 種雄牛 ゲノミック
家畜改良事業団のホームページがリニューアルされた。
見やすくなっているのだろうが、まだ慣れていないので???

候補牛の検定が3/29にこっそり?更新されていた。
前回からあまり経っていない、もうじき終了なので、今回は、パス。

家畜改良事業団の種雄牛候補の検定、02後期(333/351頭の途中成績)、02前期(299頭)、31後期(316頭)、31前期(347頭)の全頭の成績を用いて、BMSをちょっと調べた。
具体的数値は下表のとおり。

これを調べる前は、

個人的になんとなく、
最近は脂肪交雑の改良が著しいのでA5(ほぼBMS8以上と同じだが、、BMS8以上であっても他の項目でB5やA4に等なる。)の格付けは半分以上。
BMS12は15〜20頭に1頭(5〜7%)。
BMSは去勢の方がメスより良い傾向にある。
と思っていたが。(@_@;)(@_@;)(@_@;)

今回の調べ、ほぼ4回分の検定からの出現率は、
BMS8以上が、去勢で58.4%、メスで68.6%、全体で64.2%。
BMS10以上が、去勢で31.4%、メスで40.7%、全体で36.3%。
BMS12が、去勢8.7%、メスで12.1%、全体で10.4%。
という結果だった。

出荷月齢は、去勢が28か月弱、メスが30か月弱と、去勢が約2か月早い出荷であった。

私が思っているよりいずれも良い成績で、種雄牛
しかも、メスの方が良い成績。(@_@;)
これが、種雄牛になれない候補のままで終わった牛を含めての成績である。
事業団はほぼ毎回13頭前後の候補集で検定を行い、4頭種雄牛を選定している。
4頭選定といっても、実用的な種雄牛はその半分以下のように思う。
それでこの好成績。(@_@;)

民間は血統で選定供用開始、供用後の育種価で選抜という感じ。
県は1頭当たりの予算が多くなく、ジリ貧でしんどいところが多い感じ。
そんな感じなので、県は、なんとか注目を集めたいがために、検定に地域内の高育種価繁殖メス牛の産子を使って成績を底上げしているように思う。
なので、供用開始後初期の肥育牛の成績が、検定終了時の成績と乖離していて人気急降下となっているように思う。
検定に大人の事情を取り入れているので、すぐに化けの皮が剥がれるどころか検定の信頼性をも失いかねないほどになっているように思う。
検定はほぼ無作為でなければ。
作為をいれるなら、母牛の年齢を一定の範囲に、と肥育前子牛の選定のときの体重(日齢体重)を一定の範囲内にするということぐらいだろうか。

事業団の検定農場の肥育技術が特段高いのだろうか?
そんなことはないと思うが。
肥育期間もごく標準的なので、肥育期間の効果ということもない。
我が地域の購買者はこの検定よりもかなり長い農家さんである。

各検定ごとの数値
              BMS
2後検  全頭数   8以上 10以上 12の頭数
去勢  193/201  119   65   19     
メス  140/150   93   54   14
合計  333/351  212  119   33

2前検
去勢   155   100   56   12
メス   144   101   64   23
合計   299   201  120   35

31後検
去勢   160    95   57   18
メス   156   110   68   10
合計   316   205  125   28

31前検
去勢   182   103   46   13
メス   165   111   60   26
合計   347   214  106   39

上記の合計の数値
去勢   690   417  224   62
メス   605   415  246   73
合計 1,295   832  470  135
上記の出現率 (%)
去勢   ーーー   58.4   31.4    8.7 
メス   ーーー   68.6   40.7   12.1
合計   ーーー   64.2   36.3   10.4





2024/03/27 島根県で暁之藤が種雄牛に。

2024-03-27 12:32:27 | 種雄牛 ゲノミック
家畜改良事業団でも検定を行なっているE黒043 暁之藤(島根県)が島根県で種雄牛に選定されたようだ。

家畜改良事業団での成績を過日ブログに書いた内容は以下のとおり。

暁之藤 福之姫ー藤平茂(事業団)ー第6栄
去勢  5/5、 515、69、9.4
メス  5/5、 473、69、10.6
Eなので、島根県の牛?
検定終了しているが、頭数が少なすぎるので、信頼できるか心配。

島根県でも検定をして、去勢9頭全て終了。
種雄牛に選定されたようだ。
島根県の成績は以下のとおり
去勢  9/9、 565、79、10.9
メス  2/6、 501、71、8.5

メスがまだ4頭残っていて、順次成績が出るようだ。
島根県は育種価を公表しているので、検定終了成績だけの公表よりも数段信頼性が高い。と思う。
育種価が出るのは8月頃。
生時体重が53.8kg(@_@;)と、非常に非常に大きいので要注意。

なお、島根県でも独自のゲノミック育種価を算出している。

ゲノミック育種価の乱立。
もう、ゲノミック育種価と一言で他人と会話できない。(-_-;)
当然、家畜改良事業団と鳥取県と島根県と沖縄県と北海道は相互に比べることはできない。はず。(もっと多くの県が行っていると思うが。)

せめて、枝肉6要素、MUFA、生時体重、在胎日数は全国共通にならないものか?
種雄牛所有者はシビアすぎて大変だろうが。




2024/03/22 我が家と家畜改良事業団の種雄牛のゲノミックを比較してみた。 枝重編

2024-03-22 06:59:00 | 種雄牛 ゲノミック
我が家と家畜改良事業団種雄牛の枝重を比較しました。抜粋
どちらも202402解析

   我が家        事業団
順位  名 号  値  順位 名 号  値
1 たかちゃん② 114H
             1 姫百合   104
             2 福勝鶴   90
             3 百合勝安  89
             4 百太    74
             5 福之姫   72
             6 銀恣    72
2 りーちゃん③  70H 7 奥晴花   70
             8 福増鶴   69
             16 新岡光81  51
3 きせきちゃん  49H  
             17 糸勝百合  48
             18 勘太    47
4 みらいちゃん  46H
             20 隆久勝   41
5 ふーちゃん   41A
6 ゆりちゃん①  39A
             25 千寿剣   35 
7 かずちゃん②  30A
8 みっちゃん   28A
9 ゆりちゃん②  27A
10 さくらちゃん  27A
             30 美津平渚  25
11 あいちゃん   19B

過日廃用になったみーちゃん①は93H。
みーちゃんの娘は3,6,8,9,11位
10位は孫、2位は異父妹の娘




我が家のドンジリはみくちゃん。
−24でブービーのももちゃん①に8ポイント差をつけている。
でもみくちゃんの父はゲノミックと相性の悪い(と勝手に思っている)メス遺伝の美国桜なので、大逆転があると信じている。
また、美国桜母体の子はきちんと発育さえさせれば良い値で売れるので高齢まで継続飼育予定です。

ゲノミック育種価は絶対値ではなく、相対値なので、改良が進めば、古い牛の値はほぼ下がります。

また、ゲノミック育種価は全頭解析でなく、任意有料なので、
すでに一般育種価を持っている牛はあまり受けていないかも。
特にその経営でトップクラスでなく、産子保留の予定のない個体は。

ゲノミック育種価の解析を受ける個体の多くは、保留候補牛と思われるので、ゲノミック育種価もある程度高い可能性がある。
そのような子牛が毎月新規に母数に加わるので、古い牛の相対的位置は下がりやすい。
さらに、たしか、ゲノミック育種価のベースはある範囲内の年(月)齢にして毎年更新していたので、ベースは徐々に高くなっていっているはずである。
特に改良意識の高いBMSは。
複合指数の計算時の係数は枝重とロースは1、BMSは2と、BMSの比重が重いので、毎年毎月ジリジリ下がる。

ゲノミックを受けると最初に証書で数値をもらうが、その値でずっと他人に言いふらしていると嘘つきになる。
なので、ゲノミック受審者はジーバで最新の値を把握したうえで自分のところの個体の話をする必要がある。