<令和5年度B日程 准看護師試験 第51問~第60問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2024年07月08日 | 准看合格法
問題 51  入浴介助について、適切なのはどれか。 


1  浴槽に入る前、肩からかけ湯をする。 

2  下半身から順に洗う。 

3  全て介助で洗う。 

4  浴槽から出るときはゆっくり立ち上がる。



















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 4

 
1  浴槽に入る前、心臓から遠い足元からかけ湯をする。 

2  から順に洗う。 

3  全て介助で洗うわけではない。 

4  浴槽から出るときはゆっくり立ち上がる。
































問題 52  静脈血採血について、適切なのはどれか。 


1  21~23 G の針を使用する。 

2  採血位置より 3 cm 心臓側で駆血する。 

3  針の刺入角度は 30~45 度である。 

4  採血後は穿刺部位を 1 分間圧迫止血する。


















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・正解 1


1  21~23 G の針を使用する。※ 21G (0.8 mm), 23G (0.65 mm)  

2  採血位置より5~10 cm 心臓側で駆血する。 

3  針の刺入角度は 15~20 度である。 

4  採血後は穿刺部位を 5~10 分間圧迫止血する。



















問題 53  摘便について、適切なのはどれか。 


1  右側臥位で行う。 

2  潤滑油は不要である。 

3  患者に口で呼吸するよう声を掛け、示指をゆっくり挿入する。 

4  便意を感じても腹圧はかけないよう言う。












 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


  


















・正解 3


1  左側臥位で行う。※左側臥位にすることでS状結腸が左側に振れ、損傷のリスクが軽減される。 

2  潤滑油は必要である。 

3  患者に口で呼吸するよう声を掛け、示指をゆっくり挿入する。 

4  便意を感じたら腹圧はかけるよう言う。


※摘便=肛門から指を入れ、大便を摘出する医療行為(介護士ができない)






















問題 54  胸腔穿刺について、適切なのはどれか。 


1  体位は腹臥位とする。 

2  無菌操作で行う。 

3  穿刺時、深呼吸を促す。 

4  頭痛・嘔吐の症状を観察する。  
















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 2


1  体位は座位で体幹を少し前傾させる。 

2  無菌操作で行う。 

3  穿刺時、深呼吸をしないよう指示する※深呼吸すると針が肺に刺さる恐れがあるため 

4  呼吸状態・疼痛・出血などの症状を観察する。


※胸腔穿刺=胸水検査を行い、胸膜・肺・胸部臓器の異常を調べる























問題 55  赤血球製剤の輸血について、適切なのはどれか。 


1  交差適合試験の結果を確認する。 

2  成人では 22 G の静脈留置針を準備する。 

3  血液バッグに輸液セットを接続する。 

4  輸血開始後 1 分間は患者のベッドサイドを離れない。
















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・正解 1


1  交差適合試験の結果を確認する。 

2  成人では 20 G の静脈留置針を準備する。 

3  血液バッグに輸血セットを接続する。 

4  輸血開始後 5 分間は患者のベッドサイドを離れない。


※赤血球製剤=血液から血漿、白血球および血小板の大部分を取り除いたもの

 交差適合試験=輸血による副作用を防止するための検査






















問題 56  ジェットネブライザーを用いた吸入時の看護について、適切なのはどれか。 


1  仰臥位で実施する。 

2  深くゆっくり呼吸するよう促す。 

3  薬液は肺胞に到達する。 

4  吸入後、含嗽をしないよう説明する。














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・正解 2


1  座位で実施する。※胸部を十分に開き、肺を拡張するため 

2  深くゆっくり呼吸するよう促す。 

3  薬液は肺胞に到達しない※超音波ネブライザーを用いると可能

4  吸入後、含嗽をするよう説明する。


※ジェットネブライザー=空気圧を利用して吸入薬を細かい霧状にして噴出するタイプ



















問題 57  創傷治癒過程で最初にみられるのはどれか。 


1  炎症期 

2  止血期(血液凝固期) 

3  増殖期 

4  成熟期 














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・正解 2


※創傷=皮膚・皮下組織などの損傷のこと

 創傷治癒過程=血液凝固期
        炎症期
        増殖期
        成熟期















問題 58  60 滴で 1 mL の輸液セットを用いて 8 時間で 500 mL を投与する場合、 1 分間の滴下数に ついて、適切なのはどれか。 


1  16 滴 

2  21 滴 

3  31 滴 

4  62 滴

























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・正解 4


計算 60滴×500mL=30000滴 総滴下数
   8時間=60分×8=480分 総時間(分
   30000滴÷480分=62,5(滴/分)

   ポイント 総滴下数を出して時間(分)割る
 















問題 59  罨法の種類と病態の組合せで、適切なのはどれか。 


1  温罨法ー炎症の急性期 

2  温罨法ー循環不全 

3  冷罨法ー慢性疼痛 

4  冷罨法ー便 秘












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・正解 2


1  冷罨法ー炎症の急性期 

2  温罨法ー循環不全 

3  温罨法ー慢性疼痛 

4  温罨法ー便 秘


※温罨法=温熱刺激を体の一部に与えて、血液やリンパ液の循環促進、筋肉の緊張や疼痛の緩和など

 冷罨法=寒冷刺激による急性疼痛の緩和、止血、熱の放散など

 循環不全=体全体に血液を巡らせる機能が急激に低下

















問題 60  浣腸について、正しいのはどれか。 


1  バリウム浣腸は排便を促す目的で行う。

2  実施時の体位は患者の希望に沿って行う。 

3  カテーテル挿入時は口呼吸を促す。 

4  カテーテル挿入の長さは 7 ~ 9 cm である。














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・正解 3


1  グリセリン浣腸は排便を促す目的で行う。

2  実施時の体位は左側臥位で行う。※注入した浣腸液がS状結腸などに届きやすい 

3  カテーテル挿入時は口呼吸を促す。 

4  カテーテル挿入の長さは 4 ~ 5 cm である。※日本看護技術学会

















<おことわりとお願い>


解説者は医療実務に関しては素人です(正看の過去問4513問を2か月間で解き、ノート8冊にまとめました。 その後准看の勉強を開始し、現在ノートは14冊目。)!


また、本試験に記載の漢字の読みがなは、省略している場合があります。


自信がない解説には?をつけています。


その他、誤解も多いかも知れません!



疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います・・・!


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!




◎本ブログは収益化していません(ぺこり)!

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