【レース展望】エリザベス女王杯
第47回エリザベス女王杯(13日、芝2200メートル=内回り)が、日曜阪神のメインレースとして行われる。実績を誇る古馬勢と、伸び盛りの3歳馬が牝馬ナンバーワンの座をかけて激突。熱い戦いが期待される。
一番の焦点はエピファ産駒のデアリングタクト(栗東・杉山晴紀厩舎、5歳)の復活なるかだろう。秋初戦の産経賞オールカマーは6着。後方追走から直線で伸びを欠き、一昨年の3冠牝馬とすれば物足りない内容だったが、内のほうが伸びる特殊な馬場状態で大外を回らされて、運のないレースでもあった。レースを一度使って状態はアップしている様子。名誉挽回に向け、ここは正念場の一戦だ。
栗東・高野友和厩舎の3歳馬2頭が強敵だ。スタニングローズは秋華賞でGIウイナーの仲間入り。オークス2着の無念を晴らした。好位追走からしっかりと伸びるレースぶりは安定感がある。2歳時に間隔を詰めて使うと良くないところがあっただけに、中3週が少し気になるところだが、紫苑Sから中4週で挑んだ秋華賞でしっかりと力を出し切れたのは体質が強くなった証拠。とすれば、ローテを心配する必要はなく、今回も上位をにぎわしそう。オークス2着の実績から1ハロン延長もOKだ。
もう1頭のナミュールも上位を狙える。秋華賞はスタニングローズを猛追して2着。半馬身及ばなかったのは、外を回らされたことと、4コーナーで外に逃げたロスが理由だろう。実力は勝ち馬にひけをとらず、プラス20キロと体重も増えて、ひと夏の成長が見てとれたのも収穫。ただ、瞬発力が持ち味だけに、阪神の内回りはベストの舞台とはいえない。→末脚の安定感はこっちが上だろう
ジェラルディーナ(栗東・斉藤崇史厩舎、4歳)は、GI7勝のジェンティルドンナを母にもつ。重賞初制覇を飾った前走の産経賞オールカマーはジョッキーの好騎乗に負うところも大きいが、かなり強いメンバーを相手に勝ち切ったことは、馬にとっても自信につながるはず。目覚めた良血馬の勢いは侮れない。
アカイイト(栗東・中竹和也厩舎、5歳)は昨年の優勝馬。前走の府中牝馬S(1800メートル)10着は休み明けで距離不足の印象もあり、今度は変わってくるはず。
ピンハイ(栗東・田中克典厩舎、3歳)は、桜花賞5着、オークス4着と春のクラシックで上位をにぎわした実力馬。前走の西宮Sは力の違いを見せつける内容で、3勝クラスを勝ったばかりでも軽く扱えない存在だ。
牡馬相手の京都大賞典で3着のウインマイティー(栗東・五十嵐忠男厩舎、5歳)、札幌記念3着のウインマリリン(美浦・手塚貴久厩舎、5歳)も上位を争える力はある。11年ぶりに外国からの参戦となるアイルランドオークス馬マジカルラグーン(愛=J・ハリントン夫人、3歳)は、日本の高速馬場に対応できるかどうかに尽きる。
143-445-728-423-
秋のG1の結果だが2.3.4枠が流れかな? しかし阪神実施の2年間は8枠の馬が優勝だw
この記事にあるように「阪神の内回り」だから外が不利とかは無い。そしてこのレースは追い込みが通用している
そうなるとナミュールか?(吾輩は武史と相性が悪いw)
*先週は4つの重賞の内3つが10.10.11人気馬が勝ったのが気になるけどなw
去年のアカイイトも10人気ですた(笑)