沖縄でふたつ見つけたコーヒーの一つ、「35COFFEE」。
スリーファイブコーヒーと読むようです。その名の通り、サンゴのコーヒーです。沖縄らしいですが、何がサンゴ?まさか豆にサンゴが混ぜてある?サンゴでコーヒーを育てた??
サンゴは焙煎に使っています。その名も「サンゴ焙煎製法」。説明によると「焼きむらが無くコーヒー豆本来の美味しさを引出します」とのことです。それだけではなく、このコーヒーの売り上げの3.5%をサンゴの再生活動に活用していくのだそうです。
焙煎はサンゴですが、豆はブラジルとコロンビアとインドネシアのブレンド。沖縄で作った豆が欲しかったので最初は買おうか迷っていましたが、サンゴのためになるなら!と購入しました。200gで1050円。豆の状態はなく、挽いたもののみの販売です。
挽かれた状態なのではっきりわかりませんが、焙煎はミディアムとハイローストの中間ぐらいで、挽き方は中細挽きとなっていますが私の感覚では中粗挽き。パッケージを開けると、サンゴの香りが・・・しません。香ばしいコーヒーの香りです。
挽き売りの場合は自分で挽くより薄くなり、さらに粗く挽いている場合はサラッとしたコーヒーになる場合が多いので、一杯のコーヒーに対していつもより多い20gの粉を使います。
淡い期待を抱いていましたが、だめでした。お湯を注いでも全く豆が膨らみません。今まで粉のコーヒーを買って豆が膨らんだことがありません。粉にした分、劣化が早いのでしょうか。
まずはいつものように淹れてみます。
口当たりは優しく、コクが広がります。フルーティーなアロマで程よい酸味ですが、ボディはかすか。2口3口と進めていくと、若干の青臭さが気になってきます。ボディが弱い分、何かを口に入れると物足りなくなってしまいます。冷めた後にはさらに印象が弱くなります。日本のカフェや喫茶店によく出てくるようなサラッとしたコーヒーの感じですが、個人的には物足りません。
豆は挽いてあるので、挽き方を変えることはできません。そこで、お湯を注ぐ速度をできる限りゆっくりにします。すると少しボディが顔を出し、バランスが出てきました。もちろんですが、どのように淹れても磯の香りはしません。
豆の状態での販売がなかったのは非常に残念ですが、今それを進めているようです。豆販売に期待です。
35COFFEE
35 says SANGO in Japanese. SANGO means coral. There are a lot of beautiful corals in Okinawa. Corals are used when this blend coffee (Brazil, Columbia and Indonesia) is roasted and 35% of sales is spent for saving corals in Okinawa.
The company produce this coffee is at Okinawa-pref. They sell ground bean only. 1050yen/100g.
Of course I can't smell ocean. Normal coffee aroma. Grinding of this coffee is rough and roasting is between medium and high. So taste is weak for me. Good fruity flavor and well acidity but little body. I can't control taste because the coffee is already ground. The only way I can arrange it is to pour water slowly to draw body. The case I try this, I can taste much body. I hope they sell no ground beans.