ソドンヨ

韓国ドラマの子役サンは本当に上手です。

ヒョンジェ君の子供時代を演じているのはキム・ソク君と言う子です。
彼は「ウリヒョン」でウォンビンの子供時代を、ドラマでは「香港エクスプレス」の
チョ・ジェヒョンの子供時代を演じていたそうです。
（記憶に無かった）
「ソウル1945」にも出てる？
映画やドラマに多数出演している子役のベテランさんみたいです。
「ソドンヨ」出演時は変声期だったらしく、大変だったとか・・・
プロフィールを見たら1992年生まれなので14歳なんだね。



「ソドンヨ＃２話」


以下ネタバレレビューです。

ヨンガモは自分のお腹の子供は自分の子であるより先に「王の子」と言う
気持ちが強かったのでしょう。
結局、モッラスには何も告げずに宮中を離れました。
モッラスは自分の博士としての任命式の事も忘れる程、ヨンガモの事で
頭がいっぱいでした。
王様から博士としての任を受ける間、モッラスが心の中で「ヨンガモ、ヨンガモ、
ヨンガモ～」と叫んでいたのが切なかったです。
この王の為に自分とヨンガモの運命が狂わされた事も知らずに
王に忠誠を誓うモッラス、時代とは言え皮肉なものです。

時は流れ12年後。
ヨンガモが生んだのは男の子でした。
チャンと名づけられたその子と山奥に隠れ住むヨンガモ。
チャンはかなりの度胸を持つ暴れん坊な男の子に成長していました。
ヨンガモとチャンは身分を隠し逃げ回る日々を送っています。
それも王の子であるチャンを守る為なのだけれど、チャンは自分の父親の事は
何も知らされえおらず、逃げ回る生活が嫌で仕方ないのです。
墓を盗掘させて装飾品を奪った街のワルに仕返しするために市場で
自ら作ったきなこ爆弾を爆発させたチャン。なかなか頭いいわ（笑）
この一件と墓の盗掘で捕らえられたチャン。
悪達の差し金だと主張するのだけど、悪達に身分証の偽造を頼んだヨンガモは
悪達を庇います。

ヨンガモはこの件でチャンの為にもこの生活が良くないと考えて
チャンをモッラスの元へと託す事にします。
初めて大学舎のことを話すヨンガモ、かつては自分もそこで踊りを
学んでいた事、懐かしそうに話すヨンガモ・・・
ヨンガモもチャンの持つ才能を生かすためには、大学舎で学ぶべきだと
強く考えた様です。
チャンにモッラスへの手紙を託しました。
チャンはモッラスが自分の父親ではないか？と淡い期待を抱きます。

モッラスは出世して大学舎の首長となっていました。
ヨンガモの件で傷ついた心から仕事に没頭していたのでしょう。
チャンの手紙を読んでも表情ひとつ変えずに冷たく突き放すモッラス。
チャンはモッラスに受け入れてもらえませんでした。
モッラスは①話とは雰囲気がガラリと変わっていました。すご～く上手かったです。
でも一人になるとヨンガモの手紙を思い返し涙を流すモッラス。
切ないわね・・・・
チャンも自分の父親だとも知らずに王の姿を物陰から見て・・・・
無邪気な分余計に切なかったわ。

宮中は後継者争いが熾烈な様です。派閥争い・権力闘争・・・
王の息子阿佐太子の死に関しても謎が多い様で、何かキナ臭いです。

モッラスに追い出されたチャン、しかし母の為にも何とかして大学舎に
もぐり込もうと宮中へ入る荷の中に紛れ込みます。
そこにはすでに人が入っていました。
手傷を負っているその男は兵に追われ荷車が横転した時に死んでしまいます。
最期にチャンに手紙を託します。「ワング武将にこの手紙を渡せば
どんな望みも叶えてもらえるから、必ず渡してくれ・・・」と言い残して。
チャンは一計を案じます。そう簡単にワングに辿り着くとは考えなかったのでしょう。
この辺りにチャンの非凡さがよく出ています。
チャンは字が書けないので、字を書ける子を捕まえて（笑）
「ワング死」とビラ（？）を書かせ、その子を通じてワングと会う様に
仕向けました。
チャンはワングに会う事に成功しましたが、簡単に手紙は渡しません。
ワングに手紙との交換条件に「モッラス博士にひざまづかせてほしい」と
言います。
ワングは「モッラス博士は連れてくるが、ひざまづかせるのはお前の問題だ」と
言います。その条件を飲み手紙を渡そうとした時、何者かが矢を放ち・・・
チャンは逃走します。
チャンが持っているのは死んだハズの阿佐太子の手紙なのです。

阿佐太子が生きていると都合が悪い一派にとって手紙の存在は邪魔なので
チャンの行方を追います。

翌朝大学舎では不吉な出来事が起こります。
井戸の中が土で汚されていたり、火が消されたり、器が焦がされたり・・・
これは「五行相克」を用いた行いだとモッラスは気がつきます。
「五行」とは「木・火・土・金・水」の人類が自然から与えられた
無くてはならない物質。その大切な物もお互いがお互いをダメにする事もある。
すなわち、それが「相克」で「土は水を克す」「水は火を克す」「火は金を克す」
と言う事をチャンは実践した訳です。
モッラスは「相克」の一つ「木は土を克す」杭を土に打っている子供を見つけ
それがチャンの仕業だと知ります。
残りの「相克」が「金は木を克す」を探すモッラス。
チャンの仕掛けた作戦にまんまと引き寄せられて行きます。
チャンはやっぱりすごいわね～！
モッラスを罠にかけたチャンはモッラスに「綴術も技術も知らないけれど
五行は知っている」と言います。
そんなチャンにモッラスは自分が傷つけた事を詫びます。
手紙を素直に渡したチャンはモッラスにヨンガモに手紙を書いてくれる様に
頼みます。
ヨンガモの思いをモッラスに伝えて「大学舎に入れなかったのではなく
自分が逃げた様にしてくれ」と頼むチャン。
モッラスは阿佐太子の手紙と共に急ぎますが何者かに襲われてしまいます。


面白いね～。
チャンの非凡さにモッラスも気がついた様です。
チャンはひらめきもスゴイし、実行力もスゴイね。
久しぶりに「五行相克」なんて言葉を聞いたわ（大笑）