日本をよくする大阪府民の会

活動方針
1「互敬の世紀」を築く
2我国の歴史と文化に基ずく日本文化の継承
3道徳教育、歴史教育で次代を育成する

感想文「欧州の視点で見た東洋」

2017-09-01 10:03:03 | 日本をよくする会大阪府民の会
今年8月ドイツを旅行した。ハノーバーに在住35年の知人の家に泊めていただき、北部地方とベルリンを案内してもらった。 彼女はは音楽家であり、時々は市から依頼されて日本からの訪問使節の通訳もしていて客観的な意見も聞けた。

 1989年に東西ドイツが統一し、国別のGDPでは日本に次いで世界4位の大国である。さすがにモノづくり、技術大国と思わせるのは例えば市内を走るバスは大半がハイブリッド又は電気をエネルギーとし、鉄道の施設や乗り心地は快適である。しかしソフト面では時刻通りの運行は多くなく、案内のサービスなどは他人ごとのような説明が基本のようで、もし宅配便などのソフトを持って競ったら決して負けることはない、日本のいわゆる「おもてなしの心」は優れた  文化と思った。

 ベルリン滞在中、国会議事堂前で中国人の男性観光客2名が「ナチス式敬礼」のパフォーマンスをして相互にシャッターを切り、当局に拘束されその後保釈されたと大きく報道されていた。
(起訴されて有罪の場合禁固刑の可能性もあるという)

これはドイツにおいては、非合法の組織団体のシンボルを公衆の前で行った罪によるという。戦後のドイツが過去の負の遺産をすべて「ナチス」に背負わせている現実を思った。先日麻生太郎氏が講演で「ナチス」を一例として発言しその後撤回したが“その一部でも肯定することを許さない”と言うのが国際的な決め事で、

彼女が過ってある地方議員の通訳をしたときに「酒の席ではあるが、ナチスを肯定する発言があり、さすがに直訳せずにごまかした」エピソードを語ってくれた。
振り返ってわが国の事情との違いをいかに理解してもらうか、大変難しいことである。

 レストラン等に行くと、どこでも「ニイハオ」と声をかけられる。欧州から東洋を見たとき、文化的にも経済的にも「チャイナ」がイメージされるようだ。

我が日本は過去の一時期はもっとパワーがあったようだが、世界の平和発展に貢献するためにも国内政治の安定に努め国際社会に発信力を高めていく工夫と努力の必要があると感じた。
                              (事務局) 
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