夏になるといつも思う。
何のために紫外線を避けるのか。
シミを作りたくないから。
ではなぜシミを作りたくないのか。
シミがない方が美しいと思っているから。
ではなぜ美しくありたいと思うのか。
私の答えは
自分以外の人に、少しでも美しいと思って欲しいから。
世の中に自分しかいなかったら
私は紫外線を避けてはいないと思う。
たぶん鏡も見ないだろう。
世に日焼け対策グッズはたくさんあるが、どうも見た目が好きになれない。
デザインもそうだが、湿った暑い時期に布で体を覆うこと自体が暑苦しい。
黒くてでかいサンバイザーに至っては怖い域に達しているように思う。
正直、美しさに欠ける。
日焼けは嫌だからアームカバーやカーディガンを使用しているけれど
美しくありたいという目的のために
美しくない姿で日々を過ごす。
そんな自分に、少々疑問をジレンマを感じるのである。