深く考えるとまた私のことだから、「さよならだけが
人生ならば、また来る春はなんだろう(寺山修司)」なんて、
わけのわからないことを呟いて、落ち込んだり
あがいたりするのがオチなので、アトランダムに
並べておきましょう。
「石造」の前の狛犬さんは「木造」でした。
「石造」になってからも、最初は小さかったのでしょうね。
化粧地蔵を入れ込みで川野教授が撮ってくださった写真。
宮津には地蔵盆というものがあります。
彩色されたお地蔵さんを子供たちが川へ持っていき、
色を洗い落とし、またきれいに彩色します。
子どもたちの遊び場であり、お地蔵様も洗った川が
高いコンクリートの壁で隠され、川幅も広くなっていたことに驚きました。
故郷の景色も変わりつつあります。
今回、嬉しかったのは、「狛犬のおかあさん」と呼ばれるほど
狛犬に知識と愛を持つ中森あゆみさんのお宅に伺えたこと。
立派なお寺さんなのですが、その一画で、彼女は養蚕をしています。
そこを見せていただきました。
繭
紡いだ糸。
織機。
藤など、糸を取る植物のいろいろ。
あゆみさんからいただいた繭と真綿。
なにもかも忘れられない旅でした。
幸せなことに、今月の末にもまた、宮津図書館の講演に
お招きいただいたおかげで故郷へ行けます。
特別な秋になりました。
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