毎年、ゴールデンウィークに日本大通り「ギャルリーパリ」で開催されます。
今年は新型コロナの関係で延期になり、9月3日から13日まで。

いやぁ、良かった!
とびきり明るいアフリカンパワー。
変わらぬ元気です。
ティンガティンガ・アートがいっぱい!

服、布、バッグ、アクセサリー、コーヒー、ナッツ、
島岡さんご夫妻の著作などなど。

そして不思議なパワーを持つという「モリンガの種」。
ネットで調べると、これ、いま大人気のスーパーフードらしい。
殻を割って噛むとほろ苦いのだが、紅茶や水をその後飲むと、
あら不思議、その液体が甘い味に!
虚弱体質の私は、今日から大事にかじります。

島岡強さん、由美子さんも変わらず素敵でした。
友人の塩見弘子さんも一緒に。

通りを隔てたお隣の「アルテリーベ」で塩見さんとランチ。
グラス一杯のシャンパンは心の贅沢。
店内では外国人ミュージシャンによるピアノとヴァイオリンの演奏も!


塩見さんが「そうそう!」とバッグの中から二枚の写真を取り出しました。
「きのう、家の整理をしてたら、これが出てきたの」
美しい女性のポートレート。数年前に若くして亡くなった友人「ぶんこちゃん」。
十数年前、私が飼うことになった二匹の猫が縁で、塩見さんと彼女も友達になりました。
「きれいだったねえ、ぶんこちゃん……」
写真に見入っていると、店内を演奏しながら回っていたヴァイオリニストが
私たちの席のそばに来ていました。
そして演奏し始めた曲が、ビートルズの「イエスタデイ」。
「ぶんこちゃん」はロックやブルースが好きでした。
よくライブで一緒になりました。
ビートルズもきっと好きだったと思います。
「イエスタデイ」の美しくも切ないメロディーが彼女の思い出に重なり、
私も塩見さんもこらえきれずに涙……。
「じつは……」と塩見さんが涙のわけを英語で説明し、
店の方に「ぶんこちゃん」も一緒の写真を撮ってもらいました。

ランチ後、すぐ裏にある都市発展記念館の企画展示へ。
新市庁舎が建った北仲通南地区の開発で、さまざまな歴史遺構が出現。
それらを観ながら、「洲干島」と呼ばれたこの場所の歴史を辿る展示です。
不肖、この私が塩見さんに少し解説しちゃったりしました。

相変わらず残暑厳しい日でしたが、目も心もお腹も幸せに。
思いがけないプレゼントのような一日でした。
ティンガティンガ原画展はあと三日間。
お出かけくださいね!