冬桃ブログ

毎日、歩く日が来るとは……。

 「もう10万回言ってたよね、歩けって」
 と、Yドクター。
 10万回はともかく、何年にも渡って何回も言われた。
 「毎日歩けば虚弱体質も変わる。体調も絶対良くなるから」

 でも私は去年まで、それを無視した。
 若い頃から疲れやすい体。
 そのせいで根気も集中力もない。
 歩いたりしたらもっと疲れる。もっと何もできなくなる。
 そう信じていたから、なるべく動かずに生きてきた。
 古希になるまで。

 だけどいまは散歩が日課。
 いくつかのコースを順繰りに廻る。
 一日8000歩前後だけど。

 海への道は静かな住宅街。
 どこも庭がきれいだ。
 玄関先の小さなテーマパークも楽しい。








 もうすぐ端午の節句。


 砂浜に入れないから、海はちらりと見ただけ。
 海沿いの遊歩道は、朝などジョギングの人もいるのだろうが
ちょうど昼時だったせいか擦れ違う人もほとんどいない。
 ちょっと迷子になって、初めての住宅街へ。

 ああ、いい匂い! よし、嗅覚異常なし。


 と思ったら、見事な茉莉花の生垣。


 いつもの称名寺へ。参道も静か。


 あ、この花は子供の頃からお馴染みの野草。
 小さな花を一つつまんでチュッと吸う。
 甘い! 味覚も異常なし。


 甲羅干しの亀は堂々、密集。


 川鵜ものんびりと羽を広げている。


 原っぱで深呼吸。


 福岡の八女市というところでは
いまが盛りの藤の花がすべて切り取られたそうだ。
 観光客が押し掛けるから。
 野の藤は手入れされることもないが、
切られることもなく、こんもりと花をつけている。


 帰り道、とあるお宅の庭でスズランを見かけた。
 誰かの庭の花が、通りすがりの誰かを幸せにしてくれる。



 

 

 
 
 




 

コメント一覧

yokohamaneko
眞知さん
 コメントをありがとうございます。
 花に罪はないのに、無残なことです。
 その花を大事に世話してこられた方々も、
我が身を切られるような思いをなさったことでしょう。
 野の草花も含めて、今年ほど花を愛おしく、
またありがたく感じたことはありませんでした。
 どれだけ心を慰めてくれたことか。
 こんな事態が終息しても、自然に感謝し、
大事にしなければとあらためて思いました。
田中眞知
その八女市黒木町の出身の私は、子供の頃からこの季節の目玉である藤の花が、無残にも切られてしまうニュースを見て、とても残念に思いました。故郷の橋も無くなり、最早遠くで想うものとは言え、寂しい今日この頃です。
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