……というのは、エディ藩さんの
「Back to Chinatown」という歌の一節なのだが……。
つい最近、ある人が教えてくれた。
「防災講座に行ったらね、吉田新田、あそこは
なにか大きな災害でもあったらアウトですよ」
と、講演者がおっしゃったとか。
まあ、そうかもねえ。
吉田新田まっただ中に住む私は、
とりあえず納得して頷く。
最近はJR関内駅の周辺であれば、海側だろうが
山側だろうが「関内」と呼ぶらしいが、
正確には、海側が関内。
山側、すなわち伊勢佐木町などの
ある方は「関外」である。
そしてこの「関外」のほとんどが、
江戸時代初期に、入海を干拓、埋立して
陸地に生まれ変わらせた吉田新田。
なにか大きな災害があったら……というのは本当だ。
住宅密集地だし、両側を川に挟まれている。
埋立地だから液状化の恐れも充分ある。
実際、関東大震災、横浜大空襲の際には
建物、人、共にこのエリアの犠牲は凄まじかったという。
3.11の際も、集合住宅7階の我が家は
かなり揺れた。
私はさいわい、地方に行っていて留守だったが、
帰宅後、泥棒に荒らされたかのような室内を見て
茫然となったものだ。
まあ、そういう場所であることを知りつつ、
12年前、緑区から引っ越してきた。
いまでは、これまでに住んだどこよりも
自分に合っているのではないかと思っている。
たしかに、おしゃれでもなければ、
整備が行き届いているわけでもない。
近くの公園は、上に高速道路が通っていて
いまいち情緒に欠けるし、

鎌倉街道の歩道はこんな感じだし、

歓楽街があって、怪しく妖しい看板だらけだし、

下を地下鉄ブルーラインが走っている
大通り公園も、緑がいまいち疎だし、

横浜大空襲の犠牲者を悼む碑。
この近辺、被害がひときわ多かった証拠。

でもね。
鳩も椋鳥もいるし、

早咲きの桜が満開だし、

いつだって、老人から赤ちゃんまで
たむろってるし、

なんたって、安くて品数豊富な
横浜橋商店街がある!

国際色豊かなのもこの商店街の特徴。
メインの通りにはキムチ屋さんが多いし
裏へ行けばタイ料理店が何軒も。
食べ物だけじゃなくて、チマチョゴリや
韓国化粧品だって買える。

この店は白眉でしょう!

これ、リュックなのね。

考えてみれば、もともと私、
子供の頃、銃撃戦と麻薬取引が日常みたいな
日活映画の横浜を観て、「大人になったら
この街に住もう!」と決めたのだ。
あの頃の横浜がない代わりに、
いまは吉田新田に住むスリルとサスペンス。
悪くない選択だったかも。

「Back to Chinatown」という歌の一節なのだが……。
つい最近、ある人が教えてくれた。
「防災講座に行ったらね、吉田新田、あそこは
なにか大きな災害でもあったらアウトですよ」
と、講演者がおっしゃったとか。
まあ、そうかもねえ。
吉田新田まっただ中に住む私は、
とりあえず納得して頷く。
最近はJR関内駅の周辺であれば、海側だろうが
山側だろうが「関内」と呼ぶらしいが、
正確には、海側が関内。
山側、すなわち伊勢佐木町などの
ある方は「関外」である。
そしてこの「関外」のほとんどが、
江戸時代初期に、入海を干拓、埋立して
陸地に生まれ変わらせた吉田新田。
なにか大きな災害があったら……というのは本当だ。
住宅密集地だし、両側を川に挟まれている。
埋立地だから液状化の恐れも充分ある。
実際、関東大震災、横浜大空襲の際には
建物、人、共にこのエリアの犠牲は凄まじかったという。
3.11の際も、集合住宅7階の我が家は
かなり揺れた。
私はさいわい、地方に行っていて留守だったが、
帰宅後、泥棒に荒らされたかのような室内を見て
茫然となったものだ。
まあ、そういう場所であることを知りつつ、
12年前、緑区から引っ越してきた。
いまでは、これまでに住んだどこよりも
自分に合っているのではないかと思っている。
たしかに、おしゃれでもなければ、
整備が行き届いているわけでもない。
近くの公園は、上に高速道路が通っていて
いまいち情緒に欠けるし、

鎌倉街道の歩道はこんな感じだし、

歓楽街があって、怪しく妖しい看板だらけだし、

下を地下鉄ブルーラインが走っている
大通り公園も、緑がいまいち疎だし、

横浜大空襲の犠牲者を悼む碑。
この近辺、被害がひときわ多かった証拠。

でもね。
鳩も椋鳥もいるし、

早咲きの桜が満開だし、

いつだって、老人から赤ちゃんまで
たむろってるし、

なんたって、安くて品数豊富な
横浜橋商店街がある!

国際色豊かなのもこの商店街の特徴。
メインの通りにはキムチ屋さんが多いし
裏へ行けばタイ料理店が何軒も。
食べ物だけじゃなくて、チマチョゴリや
韓国化粧品だって買える。

この店は白眉でしょう!

これ、リュックなのね。

考えてみれば、もともと私、
子供の頃、銃撃戦と麻薬取引が日常みたいな
日活映画の横浜を観て、「大人になったら
この街に住もう!」と決めたのだ。
あの頃の横浜がない代わりに、
いまは吉田新田に住むスリルとサスペンス。
悪くない選択だったかも。
