冬桃ブログ

聖母愛児園から山手公園へ

 よく晴れた日曜日、山手にある聖母愛児園のバザーへ。



 この場所には昔、横浜一般病院という名の病院があった。
 元は居留地外国人用のジェネラルホスピタル。
 終戦後、その玄関先に、混血の赤ちゃんが遺棄される
という出来事が相次いだ。
 占領軍と日本女性との間に生まれた子供であることは
誰の目にも明らかだった。
 遺棄せざるをえないほど過酷な、この時代の事情があったのである。

 そうした赤ん坊が増えていくのを見かね、
社会福祉法人聖母会が、病院の一角を借りて
養護施設を創設した。
 昭和21年のことであった。

 戦後の混血児保護と言えば、沢田美貴さんの
エリザベス・サンダースホームが有名だ。
 が、聖母愛児園が保護した子供達の数は県下一。
 サンダーズホームを上回っていた。



 木立の向こうに見えるのは元街小学校。
 子供達は、すぐそばにあるこの学校に通った。



 そうした歴史を持つ愛児園だが、いまは
建物も明るく立派になり、昔とは異なる事情で
保護を必要とする子供達を、素晴らしい環境の下、
愛情深くサポートしている。 
 私は何度かここを訪れ、終戦直後の話を
いろいろと聞かせていただいた。
 
 お世話になっている事務局長の工藤さんと。



 ここのバザーは山手の人達を中心に大人気。
 手作りアクセサリーは私もゲット!



 懐かしい昭和の駄菓子。



 食べもの屋台もいろいろ。
 宝くじも?



 みたらしだんご、おいしかったです。



 工藤さんは紙芝居屋のおじさんになりきって熱演!



 日用品。


 リサイクル品が集合したホールは超満員!



 和室では、美しい着物姿の少女達が
お茶のお手前。
 私も正座して一服いただいた。



 さて、ここへ来たからには山手公園に寄って
椎の実を拾わなければ。



 ヒマラヤ杉の巨木。


 これが椎の実(スダジイ)。生でも食べられる。


 こちらはどんぐり。アクが強いので
このままでは無理。
 よく見ると、全体的に椎よりずんぐりしてるでしょ?



 本牧へ下り、元町へ。
 トンネル近くの崖にある狐の顔。



 買い物をして帰宅。
 フライパンで椎の実を炒る。
 いい具合に殻がはじけた。
 私にとっては懐かしい秋の味覚。
 



 
 
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