冬桃ブログ

マスク

 横浜を離れ、緑の中にいた短い日々は
マスクなど必要なかった。
 外でも内でも、空気をじかに、胸いっぱい吸えることの
しあわせを満喫していた。

 しかし横浜に戻るとそうはいかない。
 郵便受けやゴミ置き場に行くにも、
自宅のドアを一歩出たらマスク。
 日々、発表されるコロナ感染者数は、
減るどころか増えているのだから、仕方ないのかもしれない。
 夜中、ベランダから下の道路を見下ろすと、
 ごく少ない通行人が、みんなマスクをしている。
 自転車で通り過ぎる人さえマスク。
 「着けなければ」というより、私を含めて多くの人が
「外す」という選択を忘れているのかもしれない。
 感染者の増加はともかくとして、厚生労働省だって
屋外で他者とすれ違う程度なら、屋内でも適度な距離があって
お喋りをしないなら、マスクは必要ない、という見解を示しているというのに。

 と言いながらも、同調圧力に屈してしまいがちな
日本人の一人として、外に出るときはいつもマスクだった。

 だけど外出の予定があった昨日、決心して
ノーマスクでうちを出た。
 駅への道を歩きながら、睨まれたりするのかなあ、と
少々、心配だったが、あにはからんや、すれ違う人の
何人もがノーマスクだった。
 そうだよね、もういいよね、過剰な警戒や忖度は。
 正直に言うと、人と食事をする際、マスクを
取って一口食べて、またマスクを掛けて……なんていう
「マスク会食」は守っていなかったし。

 自分や身内が感染した、という人は周囲にけっこういる。
 中には後遺症に悩む人もいるのだが、おおむね、無事に
回復しているようだ。
 ならば酷暑のいまこそ、思い切ってマスクを外すチャンスだろう。

 電車や人ごみではもちろん着けていたが、
たとえばこのにぎやかな街なんかも、ノーマスクで
お喋りしながら歩ける日が一刻も早く来ますように!
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