でもあらかた終わり、さあ、これから雑事を片付けよう、
あまり社交的でない私でも、12月は食事の約束が幾つかあるし、
気の置けない友人と、おいしいものを楽しく……と思った矢先
じくじくと歯が痛み出した。
それでも、写真家・森日出夫さんの恒例、誕生パーティーへ。
人混みもパーティーも苦手な私だが、年に一度、ぎゅう詰めの
この会場へ伺う。
会っているようで会っていない方達に、1年ぶりの挨拶が
できるから。
いつもながら、おいしそうな料理がたくさん並んでいる。
が、うんと柔らかいものを選んで口にしたというのに
噛んだとたん、飛び上がりそうになった。歯に響いて。
歯というより歯茎。
ひどい肩こりと足底腱膜症のせいかもしれない。
それでも何種類か食べたのだから、自分の食い意地に呆れる。
横浜ＪＡＺＺ協会理事長の鶴岡博さんを挟んで。
向かって右が本日の主役、森日出夫さん。
森さんを挟んで、向かって左は、横浜開港期における
歴史のオーソリティー、斎藤多喜夫さん。
ぼんやりした写真だが、向かって右から大和田伸也さん、
五大路子さん、私、高橋長英さん。
五大路子さんと。
彼女が手にしているのは、来年、1月24日～31日まで
ランドマークホール（ランドマークプラザ5階）で上演される
「奇跡の歌姫 渡辺はま子」の舞台チラシ。
脚本は山崎洋子。
初演は14年前だが、何度か再演され、このたびまた
夢座15周年記念として上演されることになった。
もうチケット販売、始まってます。
このお知らせはまたあらためて！
で、バースデイケーキのカットを待たず、いつものように
早めに会場を出て地下鉄に乗った私だが、最寄りの駅に降り
「ああ、歯が痛いなあ、明日は日曜で病院は休みだというのに。
月曜になったら、Ｓ先生のところで診ていただこう」なんて
思いながら改札を出ると、「山崎さん！」と声を掛けられた。
なんと、私の脳裏を何度もよぎっていたＳ先生がそこに！
「歯が痛いんです！」
顔を見るなり唐突に訴え、ご家族と一緒に、たぶん
会食帰りだと思われるＳ先生を驚かせてしまった。
じゃあ、これから診察を……というわけにはもちろんいかなかったが
なんだか歯医者さんの顔を見ただけで安心した。
さて、今日はこれから、旅行の写真を整理するとしよう。
