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冬桃ブログ

沖縄・深緑に抱かれたパワースポット

 あれは月食の夜だった。
 男性三人と、私を含む女性二人、
計五人で焼き鳥を食べていた。

 男性二人はマニアックな沖縄通だった。
 昨年、体調その他の関係で沖縄行きを
あきらめた私を、「行くべきでしょう、
そりゃあ、行かなきゃ」と、あおる。
 そう言われても、沖縄通でもなく
運転もできず(公共交通がバスしかない)、
地図を読めない私が、一人で行けるはずがない。
 
 するとその場にいたもう一人の女性Yさんが
「私、一緒に行く」と言うではないか!

 しっかり者のYさんが一緒なら、と
たちまち、その気になったが、
彼女も運転ができない。
 無理だよねえ、と肩を落としかけた時、
 沖縄通ではない男性T氏が
「あ、運転できるから行きますよ」
 と、いとも身軽におっしゃるではないか。
 会社経営者で、シニアだというのに。

 それなら行けるかも、と欣喜雀躍したが
問題は三人とも、地理はもとより沖縄全般に疎いこと。
 Yさんは沖縄未体験。私とT氏は、むか~し、
一度行ったことがあるだけ。

 この話、潰れるだろうなと、半ばあきらめていた時、
埼玉の丸木美術館で、沖縄出身のMさんに
思いがけず遭遇した。
 しかもMさんは、「3月に沖縄へ行くんですよ。
アメリカから友達が出てくるから!」と言うではないか!

 ものすごく図々しいと自覚しつつ、後日、彼女にメール。
 「そちらとスケジュールを合わせてはいけませんか。
現地で、アドバイスしていただくだけでよいのですが」

 すると彼女から返事があった。
「友達が来られなくなったから、一緒に行って
案内しますよ!」
 彼女はネットで、飛行機、ホテルのついた
フリープランを見つけ、さっさと手配してくれた。
 
 そんなわけで、二泊三日という短い旅ではあるが、
思いがけなく沖縄行きが実現。
 旅のあれこれは、おいおい書いていくとして、
とりあえず、パワースポット三ヶ所を、
写真でちょっと紹介。
 このブログを覗いてくださった方に
パワーが宿りますように!

 宮城島の高台に製塩工場がある。
 その敷地内に「三天御座」「龍神風道」「果報バンタ」
というパワースポットがある。
 空と緑と海の「気」を、思い切り吸い込める場所。
 見下ろせば、高い崖と、その崖に阻まれて
おそらく誰も行けないのではないかと思われる
美しい砂浜が……。



 米軍のキャンプ・ハンセンに近接した金武町で
偶然、見つけた「金武大川」というパワースポット。
 町の指定文化財で「長命の泉」と呼ばれる湧き水の地。
 短い石段の先に小さな祠があった。



 世界遺産に指定されている聖地御獄。
 「聞得大君(きこえおおきみ)」と呼ばれる神女が
祈りを捧げる神聖な場所。


 

 
 
 


 
 

 
 
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