【絶望の日々】
(#NHK NEWS)支援求める住民へ攻撃は戦争犯罪
深刻な食料不足が続くパレスチナのガザ地区では、食料の配給場所の周辺でイスラエル軍が住民を攻撃し連日、多くの死者が出ています。
国際的な人権団体は支援を求める住民への攻撃は戦争犯罪にあたるとして、イスラエル側を非難し、国連主導の支援物資の搬入を制限なく認めるよう求めました。
ガザ地区では、支援物資がイスラム組織ハマスの手に渡るのを防ぐためとしてイスラエルが国連による搬入を制限し、ことし5月からはアメリカが主導する財団が食料の配給を行っています。
ただ、配給場所の周辺でイスラエル軍の発砲などによる住民の犠牲が相次いでいて、地元の保健当局によりますと、これまでに1300人以上が死亡したということです。
国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は1日の声明で、イスラエル軍が食料を受け取ろうと集まった住民に日常的に発砲していることが戦争犯罪にあたるとしたうえで、「支援物資の配給を日常的な大虐殺に変えてしまった」として強く非難しました。
そのうえで、国連主導の物資の搬入を制限なく認めるようイスラエルに対する働きかけを強めるべきだと各国に求めています。