目の保養・2007軽便鉄道模型祭

　

今年も行って来ました、軽便鉄道模型祭。
自分は「佐賀関風味」のディーゼル機を仕上げ、これでエントリー権獲得？と、鷹揚に構えていたのですが、よ～く考えてみると、参加する「クリッターズクラブ」のブースには、コイツが走れる線路がないっちゅうコトに気づいてしまったのでした。
で、慌てて半径180ミリの大？カーブを持つハイフランジ対応のレイアウトを作りはじめたのが9月の初頭・・・結局、「祭」の開場時間まで製作に追われる、っちゅうハメに・・・
　まぁ、若かりし日の「学祭」なんぞを想い出しつつ、ソレはソレで楽しかったのですが「アタマの禿げたオヤジのするこっちゃ無い」と言われれば、返す言葉もございやせん　
この、『2週間じゃぁこんなもの？人呼んで関の山鉄道』　っちゅうお話は、またそのうちに・・・
そうゆうワケで今日は、祭りで「関の山鉄道」にやってきた人様の車両を、無断でご紹介するとゆう恒例企画？「目の保養」コーナーです。　さぁ、今回もシビれてください

　ゲゲゲッ、いきなり刺激の強～い猛毒？車両が!!　「キャブフォワード」っちゅうヤツですな。模型自体はバックマンの足回りを利用した、端正なプラ製車両です。抑制の効いたディテール、バランスのとれたデフォルメ、こーゆうのをセンスとよぶんでしょうねぇ・・・見出し写真の赤いDLも同じ方の作品。まだ若い方でしたが（御名前失念）　彼がいる限りナローの将来は安泰　次回が楽しみです。

「キャブフォワード」に続きましては「ガーラット」の登場です。おなじみ「OLCO」の名機　こんな、作者のエネルギーを費やした大物？自由型車両たちがフツーにゾロゾロ出てくるのも、この催しのすごい（怖い？）トコです。

　電車もやってきました。ブレブレ画像で申し訳ない、KBMC,服部さんの福島交通の電車です。見事なスケールモデルと思いきや、実は立派なフリー車両なんです。判る？　これだけのモノを平気でフリーにしてしまう「遊び心」っちゅか「余裕」に脱帽です、うん。

　　夕日を浴びて、本日の最終鉱石レを牽いてきたのは、オガワさんの「縦釜」
　機関車に見えない、と今まで「コノ類」にはいまいちピンと来なかったのですが、カリカリと走る　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　姿を見ていると思わず「いいなぁ・・・」と　日本風の景色にもシックリ馴染んでますよね。

 これまた鉱石列車にピタリとハマッた、飯塚さんの木曽協三１０ｔ。飯塚さんたちはコイツの実物！をレストア中で、木曽のツートンカラーを剥がすと下からこのブルーが現われたんだとか。
一足お先に模型でオリジナルカラーのお披露目です。レストア頑張ってネ

 　　コレ欲しいよう～　と狙っていたのは自分だけでは無い筈、植原さんの「軽便ショーティシリーズ」頚城バージョン。フリーなのに、眺めているとソレを忘れてしまうのは、シッカリした工作のなせる業でしょう。好いですな～・・・
タタミカケてもう一枚、これだワンツースリー

 ハイ～、こちらは「沼尻バージョン」になりますぅ～　正直、実物よりカッコいいと思うのですが、いかがか？　「うぅ～ん、やっぱり今年もマネできない・・・・」

　ウス暗い竹林を怪しげに駆け抜けるのは、「木曽の権兵衛」サンの単端。
フザけているようで、実のところ改造パーツの選択、配置、ともに絶妙かつ的確です。物陰で手に取り、ジイぃ～と眺めましたが「捩れ、歪み」など、いっさい見当たりませんでした。
自由形だからってテキトーにやっちゃだめだぞーと怒られたようで、反省

　TMSの名記事『七軒村営軌道』をご存知か？「出来のよい自由型車両とオリジナルストーリィで、いかにモケイを楽しむか」を教えてくれた、バイブルのような記事でした。自分も何度読み返したことか・・・・
この赤いクライマックスを実見出来た、そのコトだけで今回の東京行き旅費はペイしました、もとい「オツリ」がきました。そればかりか作者の井上氏とお話も出来、、七軒村の機関車が自分のレイアウトを快走したのですからタマりません　思わず目頭が・・・

　そしてもうお一方、「奥麻耶鉄道」の野村氏ともお逢いできました。こちらも自分のモケイ遊びのカリスマです、いやぁ、もう僕はボロボロです（ナンのこっちゃ）

自分  「ここに居るのは皆、アノ記事にシビレた人間ばかりですよ」

井上氏  「いやいや、いちばん楽しんでいたのはね、私ですよ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                         う～ん、そうかぁ、そうだったのかぁ・・・