加速する孤独 さ迷う日本

2010-12-26 13:13:13 | ニュース:スクラップ
{孤族}の時代が始まる。
恐るべき勢いで、社会の形が変わっている。
こんな朝刊一面トップ見題しに、ドキッツ。

 その横の見出しに
「トランス脂肪酸含む食品 セブン&アイの小売店大手が全廃を決めた」とある。トランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを増加させて、動脈硬化などに関係が指摘される食品に含まれる油の成分の一種だが、食の安心安全の面からも重要なニュースだ。食品に含まれている量の表示義務化や油脂中の含有量の制限などの規制が、欧米などに比べて立ち遅れている日本の消費者庁行政の中で、小売店側からの”全廃パンチ”は、大歓迎だ。流石に日本の経済界は一流だ。
 
さて、話を戻して「経済は一流、政治は三流」のつけともいうべき、「弧族の国」をみる。
第一部 男たち
 秋田県から中学卒業で上京した、”金の卵”が、都会の駐車場に止めていた軽自動車のなかで遺体として見つかった。3ヶ月間放置されていた。享年55歳。引き取り手の無い逗子市が火葬して遺骨を預かり、「行旅(コウリョ)死亡人」として官報に記載された。

 新聞見出しを拾う・・・
家族に頼れる時代の終わり
 個(人)から孤(独な人) 加速  
    (終いには故人となり)か、(注)カッコ内の文字は新聞には無い。
増え続ける「独居で未婚」  成長のつけ男性に顕著  意識と政策変えるとき

2020年代 団塊世代が後期高齢者  
2020 30年問題 死亡数が急増  死亡が出生の倍

2030年代 団塊ジュニアも中高年
中高年で一人暮らし率が上昇  高まる生涯未婚率  独居4割に迫る

孤独死 40代から高リスク
東京23区 監察医務院調査  単身男性、自殺率も突出

街のアパートで一人また一人  「気づかないもんだね」
単身男性ばかり 食事途中に倒れ


 新聞から目を離し・・・

「常盤平団地 孤独死ゼロ作戦4つの課題」をカミシメル。

1 孤独死を発生させる社会的状況を見極める
  高齢化 一人暮らしの増加 世界一の長寿国 
  核家族化 長期不況とリストラ

2 孤独死の実態把握
  サービス制度、システムの活用

3 7つの対策
 ① 65歳以上の一人暮らし『登録』よびかけ 
 ② ひとり暮らしへの「対応」 (訪問・助け合い運動・見守り活動・安否確認・各種サービス 制度の紹介・介護保険の活用など)
 ③ 『通常時』と『緊急時』の通報ネットワークの活用
 ④ “向こう三軒両隣” (地域コミュニティの推進)
 ⑤ 福祉よろず相談業務の充実
 ⑥ 関係団体との連携
 ⑦ 行政との協働と役割分担

4 いきいき人生への啓蒙、啓発
 ① 地域福祉事業活動への参加
 ② ボランティア活動への参加
 ③ 「とじこもり」をなくし、出会いの奨励
 ④ 「あいさつ」運動の呼びかけ
 ⑤ 仲間作りへの配慮
 ⑥ ユーモア感覚の開発と『笑い』の効用研究
 ⑦ 配偶者を亡くした後の『立ち直り』への励まし
 ⑧ 『死への準備教育』の研究 (死をタブー視しない)
 ⑨ 『快食』『快便』『快眠』の奨励
 ⑩ その人に見合う運動、スポーツの実行
 ⑪ 生活習慣病の予防

=少し長くなったが、孤独死ゼロ運動を展開する“中澤会長”の顔を思い浮かべ敬意を持って、ここに記す=

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