日々のヨギチョギ

ヨギチョギ=韓国語で「あっちこっち」。
サッカー日本代表を応援しつつ、日々いろいろ書き綴っています。

ぶらり日帰り能登の旅

2006-05-07 23:03:56 | 旅行
この連休は遠出の予定が無い、といいつつも実はこどもの日に能登半島へドライブしてきました。

両親と帰省中の弟と私&相方の5人で、
朝8時に出発して日帰りで能登半島を一周するというちょっと強硬スケジュール。
一応全員運転できるのですが、往路はすっかり両親に頼りっぱなし。
ぐうたらしてた連休中の生活スタイルのせいか、能登に入るまですっかり寝てしまった…。

はっと気づいた時にはもう門前町の辺りでした。
ここから富来町の海岸線の能登金剛へ行きます。

どこを回ったかはこの能登半島の地図を見てね。

能登金剛は2つあるのですが、そのうちの一つ「巌門」を観光。
火成岩でできた岩山に大きな穴が開いている。能登半島の西側から北西側は、海岸美の優れた場所として能登半島国定公園に指定されている。日本海の荒波によって火成岩がむきだしとなった断崖が多く、豪壮な海岸の眺めをつくりだしている。

入り口のところに松本清張の「ゼロの焦点」にこの能登金剛が出てきたということで、記念の歌碑がありました。


順路を進んでいくと、「幸せのがんもん橋」というものが。

3年前にできたばかりらしいけど。

橋に立つとかなりの高さ。真下を見ると結構くらっと来ます。
その代わり眺めは最高。

高所恐怖症の相方は足がすくんでました。(笑)

下に降りて行くと、岩がごつごつ。


日本海特有の波の荒さで、波しぶきがすごいです。
この日の気温は24度の予報だったけど、海風が強くて上に1枚羽織らないとちょっと寒い。

岩場の間には波の浸食で出来た穴があちこちにあって、イソギンチャクや魚も見えます。


下から仰ぎ見る「幸せのがんもん橋」

こりゃ高いはずだわ。

巌門の一番の見所ポイントは巌門洞窟を入ってからにあります。

洞窟を抜けるとそこには…


日本海の荒波が作り出した自然の造形美。
すごいなぁ。

ちょっと小腹が空いたので売店で売ってた「塩ソフト」購入。

海洋深層水を使ったアイス、ということで…
あれ?パッケージに「富山湾の深層水塩を使った」って書いてある…。
製造元は魚津だし。オイオイ。
気になるお味はうっすらしょっぱかったです。
コーンとアイスと一緒に食べると美味しい。

次は2つ目の能登金剛「関野鼻」を観光。
能登金剛 関野鼻(せきのはな)は日本海側最大級のカルスト地形。奇岩が創り出す自然の偉容を見ることが出来ます。陸の突端あたりには「ヤセの断崖」「義経舟かくしの岩」と断崖絶壁が続きます。

海に向かって伸びた姿はまさに鼻のよう。
これが「ヤセの断崖」


「義経舟かくしの岩」というのがよく分からなかったけど、
看板には「義経一太刀の岩」「弁慶二太刀の岩」とあります。



大河ドラマの撮影にも使われたそうですよ。

能登金剛を堪能したら、能登半島をずっと北上して輪島へ向かいます。
もう1時を回っていたので、そろそろお昼を食べることに。
輪島の町は古い建物をそのまま生かした、昔ながらのレトロな雰囲気。

朝市が有名らしく、たくさん露天が並んでいました。
私達が着いたころはお昼だったのでもう片付けに入ってましたが。

小腹が空いたので地元の「えがらまんじゅう」というおまんじゅうを購入。

くちなしで黄色く色づけされたオハギというところ。

さてどのお店に入ろうか、とぶらぶら散策。
店の前にバイクがたくさん停まっていたこちらに決定。
まつおか」という割烹料理屋さん。

天気もよく、海岸線はツーリングにぴったり、ということでバイカーにたくさんすれ違いました。
同じ観光スポットを同じルートで移動してるせいか、何度も見かける人もいましたよ。

注文したのは「海鮮丼」1200円也。

新鮮な海の幸が堪能できます。獲れたては美味いわ~。

相方が注文した「いしる定食」1000円也。
「いしる」とは魚醤のことで、魚のエキスが入った味わい深いダシが効いてます。

使い込まれたホタテの貝がらに海の幸がてんこ盛り。
店のおばちゃん曰く、いしるで炊いた茄子が絶品らしい。ダシが沁みて美味しくなるんだろうな。
お土産に「いわしいしる」と「いかいしる」を買いました。

お腹がいっぱいになったら、最終目的地の珠洲を目指してさらに上へ移動します。
輪島と珠洲の中間地点、曽々木で「白米千枚田(しろよねせんまいだ)」を観光。

1004枚の段々になった田んぼは圧巻です。

約1000枚あるから千枚田という説と、狭い田んぼ=せんまいだになったという説があるらしい。
当然農機具なんて無い時代に作られた田んぼで、狭い土地になんとか田植えができるように人の手で作られた田んぼです。

ちょうど田植えのシーズンなので、実際に田植え作業も行われていました。

くねくねとした不定形の田んぼなので、田植えも機械ではできず、人の手で丁寧に植えていく根気のいる作業です。

いよいよ、日本海に突き出た能登半島の最先端の海沿いにある珠洲へ。
昔ながらの揚げ浜式製塩を続けている「すず塩田村」があります。
この村に住んでる人々が実際に塩を作って生計を立てているのです。


すぐ近くに「すず塩田村」という道の駅があって、
そちらは資料館と体験コーナーがあるのだけど、そっちへ行くと20分くらいかかってしまうので
(何しろ日帰りで1周するには時間の制約があるので)
普通の民家で作ってる様子を見学させてもらいました。


家族総出で塩水を土に巻き、土をスコップですくって箱のようなものに入れています。
黙々と作業をしている姿は安易に話しかけることさえ出来ない雰囲気。
ずーっと昔から繰り返されている風景なんだなぁと感慨深くなりました。

すず塩田村の駐車場に停まってたキャンピングカーにつながれていた犬。
よく見づらいけど、ライオン風に毛を刈られている。
初め見たときは身体も大きいしビックリしたわ。


寒いみたいで、終始身体を動かし続けているのが痛々しい。
ある意味動物虐待だよなぁ。

さて最後は「すずの湯」で一風呂浴びて帰りますよ。
ずっと海岸沿いを走ってきて、ところどころ見学していたら
髪の毛や身体中がすっかり潮風の塩でベタベタなのだ。

ここは入泉料が1100円とちょっとお高いのですが、
その代わり、バスタオルなどのタオル類はもちろんのこと、身体を洗うボディタオル、
シャンプーやリンス、歯ブラシなども全部備え付けてあります。
さらに、湯上りに着るガウンもあって、至れり尽くせり。
財布一つ持っていけば全部事足りてしまいます。

お湯の感想ですが、海沿いの温泉のせいなのか、ほんのり塩味のお湯です。
ミネラルたっぷりで、湯上りのお肌はすべすべ。

お風呂から出たらもう6時30分。
後はもう帰るだけ。
帰りは能登有料道路と高速を使って帰りましたが、
能登有料道路恐るべし。
料金所が途中で5箇所くらい出てきて、その都度260円とか500円とか
ちょこちょこ徴収されるのですが、総額1300円くらいかかりましたよ。
まあ、時間の節約にはなりましたけども。

そういや、帰りにダイハツから出してるコペンというオープンカーがあるのだけど、
それの大群に遭いました。
恐らく、コペンオーナーのオフ会かツーリングだと思われますが
車のナンバーを見ると、北陸3県はもちろん、名古屋や栃木ナンバーもありました。
あれは壮観だったなぁ。

そんなわけで、日帰りで1周というかなり強硬スケジュールで
次回行く時は、もっと時間をかけて1箇所ずつを丁寧に見て回りたいですね
次は11月ごろに行こうかな。
牡蠣食べ放題だから!うっしっし。


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