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「1917 命をかけた伝令」感想(ネタバレあり)驚愕のワンカット映像!

2020-03-03 08:06:56 | 映画

日曜日に
「1917 命をかけた伝令」
を観てきました。
凄かったです!
凄い映画です!

全編ワンカットで
撮影されたかのような
驚愕の映像は
臨場感と緊張感に溢れ
圧倒的な没入感を体験できます。

ストーリー自体は
単純明解で
第一次世界大戦下、
ドイツ軍と対峙する
イギリス軍の若い2人の兵士が
命をかけて
重要な伝令任務を遂行するという
ある1日の物語。

戦争の愚かさや
悲惨さといったテーマを
もちろん感じましたが
この映画に一番感動したのは
やはりワンカット長回しの映像です。

一番凄かったのは
飛行機が墜落してくるシーンです。
おそらく飛行機は
フルCGなのでしょうが
あまりの迫力に
映画館で身を竦めてしまいましたw

全編ワンカット撮影と
宣伝されていますが
実際は数回にカットを分けて撮影し
編集で全編ワンカットに見えるように
仕上げたそうです。
でもそれにしても
物凄く長いワンカットです。

俺もスタントマン時代に
映画の撮影現場で
ワンカット長回し撮影の
経験がありますが
ワンカット長回し撮影が
どれだけ大変で
どれだけ緊張するのかわかります。

この映画では
銃弾や手榴弾が飛び交う戦場を
縦横無尽に駆け抜け、
時には地を這ったり、
高所から飛び降りたり、
川に流されたり、
突然敵兵が現れたりします。

セリフや複雑なカメラの動き、
爆破のタイミングなど
俳優、スタッフ、
誰か一人のミスや
アクシデントで
すべて撮り直しになってしまうのだから
物凄い緊張感の中での
撮影だったと思います。

監督、俳優、スタッフが
一丸となって
入念な準備とリハーサルを
何度も何度も
繰り返したのでしょうね~
そのあたりを想像すると
ほんまに凄い映画やと思います。

俺は映画を鑑賞する時に
単にストーリーを追うだけではなく
・このシーンはどうやって撮影したのか?
・カメラは何処から撮っているのか?
・照明はどこから当てているのか?
・助監督さんがどのタイミングでキュー出ししたのか?
などなど
撮影の裏側を想像しながら
観るのが好きなのです。

(だから撮影現場の裏側を想像できないアニメには興味がないのです。)

まあでも
今の映画撮影は
昔のようなフィルム撮影ではなく
デジタル撮影なので
何度でも撮り直しできるし
撮影機材も小型化、高性能化してるので
カメラワークは自由自在だし
CGで何でも編集できるから
多少のミスは大丈夫でしょうけどね。
例えば、
画面にスタッフが
映り込んでいても
あとでCG編集で消すことだって
できますからねw

ワンカット長回し撮影は
臨場感や没入感はあるものの
あまり長すぎると
やはり“間延び”や
テンポの悪さが出てしまいますよね。
この映画にも少し
そう感じる部分もありました。

俺はテンポの良い映画が好きだし
映画のテンポは
カット割り、場面転換、
音楽の使い方次第だと思うから
ワンカット長回し撮影が
全て良いとは思いません。

しかしサム・メンデス監督は
ワンカットの映像にこだわり
驚愕の戦争映画を作り上げました。

アカデミー賞で
撮影賞、視覚効果賞、録音賞を
獲得したのも納得です!

メイキングをどうぞ。
[驚愕の“ワンショット撮影”!戦争映画『1917(原題)』特別映像 ]

戦争映画なので
戦場には
無数の死体が転がっていたり、
殺るか殺られるか、
血まみれの
残酷なシーンも少しありますが
それほどグロくもないし
悪趣味性は感じませんでした。
むしろ死体のリアルさや
朽ち果てた戦場の
リアルなセットに
感動しました。

戦争映画が苦手な人にも
映画の撮影方法などに興味がある人には
必見の映画だと思います!

「1917 命をかけた伝令」
 満足度・・・84点!



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