山旅日記 3 

トレッキングの記録、一本桜や紅葉を尋ねた記録、季節の風景の記録、古代史の舞台を歩いた記録などを載せて行きます。

甲斐丹沢山旅 2023年晩秋 no3 乾徳山(けんとくさん) その3 2023年11月18日

2023-12-07 23:25:40 | 甲斐丹沢山旅 2023年晩秋

甲斐丹沢山旅 no3 乾徳山  その3

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扇平に来ました。去年は岩場の雪と氷に阻まれて敗退し ここで凍える手で凍り付いたおにぎりを

食べました。何の味もしなかったけど 何か食べないと歩く力も出なかったなあ。

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扇平から見た富士山です。手前に雲海が見えるけどどこなのでしょうか。

徳和集落には雲は出ていませんでしたけど。

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扇平の広い草原を進みます。去年は雪原でしかも猛吹雪、道もわからずひたすらガーミンを見て

死に物狂いで進んだなあ。雪が無いと 普通のハイキングコースだ。

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手洗い石も凍っています。

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鎖場のはじまりです。ここから鎖場が連続します。

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髭剃り岩の意味が分かりました。女の人がここを通り抜けようとして岩に挟まれて

「痛い、痛い 岩に挟まれた」と叫んでいました。無理に通り抜けようとすると

顔をこすり髭剃りになるのでしょう。

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去年の失敗に反省して ここでリュックの中からサブザックを出して選手交代です。

14㌔近いフル装備から一気に2キロくらいになりました。ここから山頂までは鎖場を6つか7つ

超えればすぐなので 帰りに本体リュックを拾います。

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鎖場をいくつか超えると見覚えのある岩場に来ました。

去年は猛吹雪と地吹雪、ベルグラ(岩に薄く張り付いた氷)で 景色など全く見えないし、見る余裕も

なかったけど こんな素晴らしい景色が広がっていたんだ。

先ほど扇平から見えていた雲海のようなものは 甲府盆地の薄い雲のようです。

甲府市から勝沼の間の市街地に 広がっているようです。

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去年スタートした大平牧場の 太陽光発電パネル群も見えています。

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カミナリ岩を超えて 

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そう ここで、この垂直の壁の鎖で どうしても凍り付いた手袋に鎖を持つ指に力が入らず

寒さのため 腕の力も限界で残念ながらここで引き返しました。

引き返すと言ってもここから鎖場をいくつも降りて行かなければならなかったので大変でした。

よく見ると 鎖が2本垂れていて 右の鎖は去年は見えなかった鎖です。

右魔法が岩の割れ目が大きくて足を入れやすいので 右のくさりで 簡単に通過しました。

天気がいいと あまりにも簡単に超えれて 拍子抜けします。

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それを超えたら今度は鳳岩で渋滞です。しばらく順番待ちをします。

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下から観察していると 下の人は女の人ですが立往生しています。

そこからではなくて 右上の割れ目に早く入らないといけないのに。

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鳳岩を登ってもまたまた渋滞しています。

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頂上直下の最後の鎖場も渋滞しています。この右に巻道もあるよと看板が出ていましたが

どうも巻道は下山する人が利用しているようです。

ここは角度がきつく 高さも高いので 難攻しそうですが 割れ目が大きく簡単に登れました。

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その4へ続く

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甲斐丹沢山旅 2023年晩秋 no3 乾徳山(けんとくさん) その4 2023年11月18日

2023-12-07 21:34:50 | 甲斐丹沢山旅 2023年晩秋

甲斐丹沢山旅 no3 乾徳山  その4

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頂上直下の 長い鎖場を登ればすぐ山頂です。やはり岩だらけでした。

ちイサナ祠があったので無事ここまで来れたことを感謝して手を合わせました。

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狭い山頂にはかなりの人がお弁当を食べています。鎖場で渋滞中にお話をした 若者グループや

女性の二人連れ、夫婦連れの人たちもみな次々に登ってきて お弁当を食べ始めました。

7時15分にスタートして 今11時40分。約4時間半かかりました。コースタイムが4時間10分なので

鎖場の渋滞を考えればまずまずでしょう。

お弁当は月見岩のうえでと決めていたので 景色を堪能したあとは 下山開始です。

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山頂に「登山道」の標識があったので てっきりこれがう回路だと思い 梯子を連続して下りて歩き出しました。

ところが景色がおかしいなあと気が付き 前から来た人に聞くと 「これはう回路ではありませんよ。

これは黒金山への縦走路です。う回路はあの垂直の鎖場のすぐ横ですよ」と押し鵜て頂きました。

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う回路を降りて鎖場を降りていきます。まだ渋滞しています。降りるのも大変です。

今日は日曜日なので まだまだ登ってくる人がいます。

上で下を覗いて待っていると 親切な人が「どうぞ」と声を掛けてくださいますので

素早く降ります。

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ようやく月見岩に戻ってきました。やれやれ 降りるのも渋滞で大変でした。

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月見岩に登り リュックを下ろして

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改めて富士山を見ました。甲府盆地の雲か霞みはまだ取れていないようです。

去年吹雪とブリザード、それにベルグラであんなに苦労した挙句に敗退した乾徳山も

天気が良ければ 普通の岩山で 案外スムースにここまで来れました。

それにしても今日はいい天気です。あの大山の土砂降りが夢のようです。

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富士山を見ながらおにぎり、カップ麺、菓子パンを食べて 食後のコーヒーまで楽しんで

さあこれから下山です。

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国師が原まで降りて来ました。

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高原ヒュッテを見に行きました。避難小屋とは思えないほどおしゃれな建物で

中にはストーブもありました。

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下山は道満尾根を降りる計画なので 大平(おおだいら)方面へ進みます。

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気持ちの良い針葉樹の森を歩いて行きます。

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やがて 道は林道になりました。

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前を行く男女のグループに追いつきました。話をすると 道満尾根を降りるそうです。

私は道満尾根は初めてなので 御一緒することにしました。

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大平分岐に来ました。去年はやや比良からここへきて ここから直接月見岩へ歩きました。

今日はここから道満尾根へ下ります。

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その5へ続く

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甲斐丹沢山旅 2023年晩秋 no3 乾徳山(けんとくさん) その5 2023年11月18日

2023-12-07 21:34:17 | 甲斐丹沢山旅 2023年晩秋

甲斐丹沢山旅 no3 乾徳山  その5

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ところが この方たちの足があまりにも遅いので困ってしまいました。

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私の足はそんなに速くないのですが それでもこの方たちは あまりにも遅いので

一緒に歩くのはとても疲れます。そこで 失礼して 追い越しさせていただきました。

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ところが追い越してしばらく歩くと 踏み跡が次第に不鮮明になりました。

広葉樹の森に入り 落ち葉がかなり厚く敷き詰められていることも原因の一つかもしれません。

まだ道満尾根に入ったばかりなので まだ標高差900m近く 降りなければならないので

とんでもない方向に下りたら大変です。

扱き返すかどうか 考えて歩いていたら

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突然前を行く人の赤いリュックが見えました。よかった、このままこの人について下りよう。

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と付いて行ったのですが この人もおかしな人で 時々立ち止まり じっと何か考え込んで

います。最初は後ろで静かに待っていたのですが 立ち止まりがたびたびなので 追いついて

「どうかしましたか」と聞くと「時々地図で自分の位置を確認しているのです」

とおっしゃったので こりゃあかん と追い越しさせてもらいました。

もうここまで降りてきたら道もはっきりしているし 別に迷うこともありません。

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それからは一人でどんどん飛ばして降りていきました。

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快調に飛ばして降りていくと 集落の方から犬の鳴き声が聞こえるようになりました。

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やれやれ道満尾根の登山口まで降りて来ました。

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林道を歩いているとこの若者グループに追いつきました。

ゲートは鹿よけなのでしょう。

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若者たちと一緒に林道を歩いていると 徳和集落が見えてきました。

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無事に駐車場に帰着しました。満車だった車もかなりまばらです。

時間は15時45分です。7時15分にスタートして 月見岩で45分の休憩をしました。

歩行時間7時間45分でした。登り4時間30分、下り3時間15分。

コースタイムが登り4時間10分、下り3時間10分なので 老人としてはまずまずでした。

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この軌跡もジオの調子が悪いので私が記入しました。

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距離はそれほどでもないのに やはり標高差が凄かったですね。

標高差が1000mを超える山歩きは久しぶりです。日頃我が家の裏山の岩湧山で

「岩湧七つ道」の登山道を一筆書きで全部歩くと 標高差が1100mになり

約5時間半で歩くトレーニングをやっておくものです。

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NO4 国師が岳を中止して大石山 へ続く

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甲斐丹沢山旅 2023年晩秋 no4 国司が岳を中止して大石山  2023年11月20日

2023-12-07 21:33:33 | 甲斐丹沢山旅 2023年晩秋

甲斐丹沢山旅 2023年晩秋 no4 国司が岳を中止して大石山

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大弛峠へ向かう道は この先で通行止めです。

 

昨日乾徳山で一緒に上った女性グループに「明日は国司が岳へ行く」

というと「ええー!林道は雪で通行止めですよ」と教えてくれたのですが

昨夜ネットで 山梨県の道路情報を見たら 「大垂水峠への林道は特に

規制なし」と書いてあり安心して 出発した次第です。

 

実はここへ来る途中の公衆トイレに立ち寄った時に そこで清掃していた

おじさんに聞きました。「大弛峠へは雪で通行止めですよ」

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そのおじさんはこの山荘のご主人で 市から委託されて林道のトイレ掃除

をされていたところでした。

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大垂水峠方面はこのように 雪雲でおおわれています。

峠は標高が2000mをこえていますから 吹雪なのでしょう。

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ということで国司が岳は諦めて大阪へ帰宅しようと山を下りて 山梨市内

走っていると 「大石山はこちら」という大きな看板が目についたので

帰る前にちょっくら登っていこうと立ち寄りました。

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駐車場から石段があったので 登っていきました。

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石段を登ると お社がありました。大石神社と書いてありますが

いわれとか 主祭神は何も書かれていなくて わかりません。

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この山道には このような巨石があちこちにあり、それぞれ名前やいわれ

が 説明してありました。

この真っ二つに割れた巨岩は いかにも出雲族が拝みそうな岩ですね。

この辺りに出雲族がいたかどうか わかりませんが。

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この巨石は 船の形をしていて 「岩船」と名前がありました。

大阪奈良県境の生駒山山中にも このような岩船がありますね。

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道端には 石仏もありました。

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山頂付近です。

標高は460m前後ですが 駐車場が400m前後なので 約60m

登ってきました。そのほかにも いくつか巨石があり この大石山は

巨石巡りの山のようです。

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紅葉を眺めながら山を下ります。

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ブドウ畑の先に 富士山が見えていました。

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アップにすると 強風で雲が飛ばされている様子がわかります。

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私が加筆した軌跡です。一回り40分ほどの山でした。

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山を下りてから、中央道御坂インターから中部横断道、新東名、伊勢湾岸

道、東名阪道、名阪国道、西名阪道と乗り継いで 帰宅しました。

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河口湖の風景へ続く

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甲斐丹沢山旅 2023年晩秋 no5  河口湖の風景 2023年11月16日

2023-12-07 21:32:59 | 甲斐丹沢山旅 2023年晩秋

河口湖の周りを歩いてみた風景です。

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富士山を移そうとしていたら 偶然目の前を観光船が通りかかり

ました。たくさんの観光客を乗せていますが ほとんど日本人や

白人はいないと思います。

町中マナーと態度の悪いあの東洋人たちであふれています。

大阪の心斎橋筋商店街もあいつらが大きな顔をしてのさばっていますが

ここはもっと多くのあいつらであふれていました。

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あいつらはみな団体で行動するので こんな小さなボートは借りませ

ん。ここは閑散としていました。

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この湖畔の公演はとても静かで ゆっくりと散策できました。

見文字もきれいに輝いています。

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こういう湖畔の静かな散歩道は 湖の北側にあります。

南側はあの行儀の悪い うるさい奴らで占領されているので

北側に限ります。お店はほとんどありませんが、ここからは

富士山が見えます。

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ここは湖の東側です。向こうに河口湖大橋が見えています。

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この公園も東よりで 見えているホテル群の近くです。

正面に見えているホテルに泊まったので 散歩がてら歩いてきました。 

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北側には遊歩道が整備されていて、景色を楽しみながらゆっくりと

モミジを見ながら歩けます。

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北側の遊歩道からはどこからでも富士山が見えます。

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富士山をバックにウエディングドレスで写真を撮っているカップルが

いました。

昔沖縄今帰仁の世界遺産今帰仁城(なくじんぐすく)跡でウエディングドレ

スのカップルがいて お断りしたうえで 城をバックに写真を撮らせてい

ただきました。

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あの今帰仁のカップルは 地元の若人でしたが、こいつらはなんか

様子がおかしいので そっと近寄るとやはり日本人ではなくて

あの態度の悪い連中でした。

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あの態度の悪い連中が 大きな顔してうろついている中、この白人カップ

ルは 公園で 色づいた木々の下で ひっそりとお弁当を食べていまし

た。

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甲斐丹沢の紅葉へ続く

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