甲斐丹沢山旅 no3 乾徳山 その3
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扇平に来ました。去年は岩場の雪と氷に阻まれて敗退し ここで凍える手で凍り付いたおにぎりを
食べました。何の味もしなかったけど 何か食べないと歩く力も出なかったなあ。
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扇平から見た富士山です。手前に雲海が見えるけどどこなのでしょうか。
徳和集落には雲は出ていませんでしたけど。
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扇平の広い草原を進みます。去年は雪原でしかも猛吹雪、道もわからずひたすらガーミンを見て
死に物狂いで進んだなあ。雪が無いと 普通のハイキングコースだ。
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手洗い石も凍っています。
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鎖場のはじまりです。ここから鎖場が連続します。
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髭剃り岩の意味が分かりました。女の人がここを通り抜けようとして岩に挟まれて
「痛い、痛い 岩に挟まれた」と叫んでいました。無理に通り抜けようとすると
顔をこすり髭剃りになるのでしょう。
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去年の失敗に反省して ここでリュックの中からサブザックを出して選手交代です。
14㌔近いフル装備から一気に2キロくらいになりました。ここから山頂までは鎖場を6つか7つ
超えればすぐなので 帰りに本体リュックを拾います。
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鎖場をいくつか超えると見覚えのある岩場に来ました。
去年は猛吹雪と地吹雪、ベルグラ(岩に薄く張り付いた氷)で 景色など全く見えないし、見る余裕も
なかったけど こんな素晴らしい景色が広がっていたんだ。
先ほど扇平から見えていた雲海のようなものは 甲府盆地の薄い雲のようです。
甲府市から勝沼の間の市街地に 広がっているようです。
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去年スタートした大平牧場の 太陽光発電パネル群も見えています。
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カミナリ岩を超えて
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そう ここで、この垂直の壁の鎖で どうしても凍り付いた手袋に鎖を持つ指に力が入らず
寒さのため 腕の力も限界で残念ながらここで引き返しました。
引き返すと言ってもここから鎖場をいくつも降りて行かなければならなかったので大変でした。
よく見ると 鎖が2本垂れていて 右の鎖は去年は見えなかった鎖です。
右魔法が岩の割れ目が大きくて足を入れやすいので 右のくさりで 簡単に通過しました。
天気がいいと あまりにも簡単に超えれて 拍子抜けします。
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それを超えたら今度は鳳岩で渋滞です。しばらく順番待ちをします。
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下から観察していると 下の人は女の人ですが立往生しています。
そこからではなくて 右上の割れ目に早く入らないといけないのに。
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鳳岩を登ってもまたまた渋滞しています。
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頂上直下の最後の鎖場も渋滞しています。この右に巻道もあるよと看板が出ていましたが
どうも巻道は下山する人が利用しているようです。
ここは角度がきつく 高さも高いので 難攻しそうですが 割れ目が大きく簡単に登れました。
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