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静岡地元クワガタ採集飼育記

主に静岡のクワガタの記録。silenthill.stagbeetle@gmail.com M

ルリクワ類が羽化してます

2016年09月05日 | 高山性クワガタ
2016年8月31日

4月に安倍奥で、5月に富士で採集した高山種が羽化してきてるので少しのぞいてみた。



恐らくトウカイコルリ




材割をするといつもこのポーズで迎えてくれる
(やばい・・病が再発しそうだ・・・)



羽化したばかりのルリクワ類






なぜか縦の蛹室



これは赤枯れの塊だったが、中にいたツヤハダ幼虫がバラバラにしたのち上に出て蛹になっていた(笑)





ツヤハダはマットの種類を色々試したが羽化したのは次のとおりである

地元ショップ微添加マット

蛹化まではしたが☆

地元ショップ微添加マット+材の切れ端



無添加発酵マット



無添加発酵マット+材の切れ端



無添加発酵マット+現地材フレーク

羽化

現地材フレーク

羽化

全て60ccカップによるもの為断言はできないが現地材が必須となる様だ、無添加発酵マットで現地材フレークをのばせたのは助かりそうだが添加は苦手の様である。

その他に小プラケースにて

地元ショップマット+材

無添加発酵マット+材

現地マット+材

を試している。


ルリクワにおいては地元ショップ微添加も無添加も羽化するもの、落ちるもの半々であった。


以上からルリクワは微添加マット及び無添加マットのみでの羽化は可能、ツヤハダは難しいとなった。



そしてこんなのまで・・・・・












・・・・・・・・・・・・・。どうすんの?これ?(笑)

時間があるときにゆっくり探すことにする(笑)


ヒメオオ下見(新規)

2016年09月05日 | 高山性クワガタ
2016年8月27日 腫れのち豪雨

同行者:綾瀬氏 スー氏 ヒゲちゃん氏



以前から計画していたヒメオオ採集であるがまだ時期が早く、私が見つけておいた材を削るのもいいがどういう目線で材を見つけるのか見たいとの事でまだ開拓していない場所を探す事にした。

一昨日スズメバチに顔を「男前に」整形していただいたので少々皆を驚かせてしまった。左半分視力なしの採集である。



現地に着きスーさんとヒゲちゃんさんに持ってきていただいた採集道具の選別をし森に入る。



良さそうな材を見つけスーさんとヒゲちゃんさんにあーでもないこーでもないと説明しながら材を削っていく。「こういうところに成虫がいるんですよ」と削るとすぐに蛹が出てしまい自分はここで終了。
この蛹はヒゲちゃんさん宅で無事に羽化

綾瀬氏が「大型の幼虫が出たんでこれもあげてください」と持ってきてくれたが、よく見るとヒメオオの幼虫とは全然違う。

「ミヤマだ!」

初めてミヤマの幼虫を目にした

「これは自分が羽化させてみます」と言って横取りし(笑)出て来た所の食痕を確認するとヒメオオと比べかなり荒い。材のある場所によって住み分けているのだろうか?しかしミヤマのくせによくこんな固い材をかじると思う。




少し離れた所でオスの新成虫が出たので、もう本当にやめようと次はオニクワなどの虫を探すことにした。


オニの♀の蛹

綾瀬氏とスーさんでオニのいそうな材を崩して行くがこちらも蛹ばかり、オニクワは成虫越冬しないので活動時期が遅いのかも知れない。


撮影 綾瀬氏

私も近くの倒れたばかりの倒木の根元からミヤマ幼虫を割り出したが残念ながら傷つけてしまい☆に・・・

そんなこんなで時間切れ



ヒゲちゃんさんは初めの材にとどまり新成虫1♂割り出したようだ


撮影ヒゲちゃん氏

またお決まりの出られない個体も発見したようだ(笑)



本日の成果

ヒメオオ

成虫♂3

幼虫10匹程

オニ

成虫♂2♀2

幼虫複数

ミヤマ

幼虫♀1

帰りに皆でラーメンを食べ、年下の我々はスーさんとヒゲちゃんさんに奢って頂いた。ありがとうございます!



今にも脱ぎたい前蛹。果たしてこいつは無事脱げたのだろうか?


綾瀬氏採集のミヤマの幼虫。写真ではわかりにくいが他の幼虫と比べかなり毛深い

ヒメオオ下見&ミヤマポイント開拓 

2016年08月22日 | 高山性クワガタ
2016年8月11日

10月まで我慢できずに出かけてしまった。調査が目的なので出発は13時過ぎだった。

この日の気温は21度、生息している場所はさらに1~2度低いだろう。10月~11月に採集仲間を案内する予定なので、オニクワを採りながら成虫になっているか調べる事にする。

以前3令が入っていた細めの材を調べる



しまった、まだ早すぎたようだ


別の木を調べるもどれも蛹ばかりである。5月あたりに終令が多く出たのでもう成虫になっていると思ったが、気温が低い為蛹でいる機関もかなり長いのだろう。我が家のワインセラー管理のヒメオオも蛹化確認から一カ月以上経過しているものも多い。(☆になってないと良いが)


大型のアカアシも出た。この個体は24度の部屋で管理した所すぐに羽化し48mmであった。



メスの蛹ばかり出たがオスの蛹も少数出た。今幼虫でいるのはたぶん大型のオスだろう。



前回確認していた巨大な倒木から一撃でオスの蛹が出た。とりあえず案内しても確実に成虫が採れる木を見つけておいたのでここで終了。
本日持ち帰ったメスの蛹はポイント保護の為羽化後、来年リリースする予定である。

17時頃になり下山しようと道路に向かい歩いていくとバイクを止めた所から遥か先に出てしまった。いつもは材を探しながらと言い訳をして森の中を歩いて戻るのだが、果てしなく行ってしまうのがわかっているのでおとなしく道路を登る事にした。




「あ!野生のミヤマが現れた!」

産卵後だったのか道路脇を歩いていた。ヒメオオ採集をしているとたまに大型のミヤマの頭部が落ちているが、このポイントでミヤマを採るのは灯火以外では至難の技だろう。

ミヤマを見つけたので他にも何かいないかと目を凝らしていると


おやおや?



アゴの太さからして50mmオーバーのヒメオオ。野鳥に食われたのか車に轢かれたのか時間がたっている。
もしかしたら静岡でもルッキングが出来るかもしれないと思ったが、この場所は巨木しかないので絶望的だ・・・



山を下るついでに何年も前から通過するのみだったポイントをついに調べる事が出来た。○○林道と書かれた入り口にはクヌギとコナラがびっしりだったが、その奥は杉林が続くのみであった・・・

入り口だけでもとバイクを止めて歩くと早速クワガタの影を発見



黄色スズメバチやアオカナブンがそこそこ飛んでおり、隣の木に目をやると奴がいた



今年は運が良く河川敷から始まり木に付いたミヤマを3度も見ることが出来た。採集道具が無いが幸い手の届く位置にいるので捕まえてみる



62mmの毛も残った良型の個体。これは昆虫館の展示用としてキープ


さらに奥の木も観察すると交尾中のミヤマを発見。この日はなかなかいい写真が撮れた。ありがとう!



ヒメオオとアカアシの木

2016年06月18日 | 高山性クワガタ


気づいたらここにいた。しょうがないので採集を始める。

本日はスクーターの為、車が止められないところを調べる事にする。

少し古そうだが削ってみる。



ヒメオオ♀が出た(34mm)


ヒメオオらしき産卵マーク




また♀が出た。





しばらく歩くと以前下見していた場所に出てしまったので、調べきれなかった材を調べる。



思った通りこの材には3令は少なく、2令が多かったので今年の冬用に残しておく。


よく見るとこの材にもマークがびっしりである。


標高を下げアカアシのいそうな立ち枯れを見つけた。



簡単にアカアシの新成虫が出た。



オスの蛹の死骸






アカアシの幼虫はこのように白枯れで柔らかい部分に多く、ヒメオオは削るのをあきらめたくなるような硬い部分に多いが、この立ち枯にはそういった場所が混在した。
試しに硬い部分も削ってみると


今度はヒメオオの♀である。

またアカアシのいた部分を削ると


ヒメオオ2♀?


と思ったらアカアシと隣同士で入っていた。
おいおい、ヒメオオお前は硬いところ担当だろう。だがやっと硬すぎて出れない問題を解決したか。


やっと出たアカアシの♂



その後は交互に♀が出るという事態。大型の♂は・・・・・

ヒメオオの50mmUPを狙い材を探すが、流石にもう時期的に遅いのか真新しい脱出痕しか見つからない。まだ新しい材の表面でやっと♂を見つける。



小さいがこれでやっと帰れる。今回またいくつか材を見つけて置いた。



来年期待できる材。


本日の成果
ヒメオオ2♂6♀
アカアシ1♂5♀

右下の♂はぐちゃぐちゃの材になぜか入っていてやっつけてしまった。



来年の個体数確保のため♀はほとんどお帰り頂いた。もっと狙って大型の成虫を出せるようにならないと材の保護も出来ない。まだまだ勉強が必要である。



いつもついて来る芋虫

綾瀬さんとヒメオオ採集に行ってきました

2016年06月11日 | 高山性クワガタ
前回のヒメオオ採集でいい思いをしたのでまた行きたくなり綾瀬さんに声を掛けた。

私が車を借りれなかった為(スクーターとバイクしか持っていない)現地集合にしようと思ったが、綾瀬さんが車を出してくれるとの事だったのでお言葉に甘えさせていただいた。

しかし前日深酒をしてしまい、当日7:30集合の予定が7:30に家を出ることになってしまった。(綾瀬さんごめんなさい)

現地には9時前には到着、早速前回追及できなかった材を調べる事にする。開始早々小型の成虫が出るが最近の悪い癖で写真を忘れる・・・

綾瀬さんが苦戦しながらも硬い部分を割っていく、気合を入れて一撃をかますと・・・大型の♀を少しやっつけてしまった(笑)まぁ標本として完品なので問題無し!しかしその後幼虫を採っているとどこかへ行ってしまう・・・
慎重に探し何とか発見。動きを止めといて良かったですね等と言いながら割っていくと・・・



ヒメオオの卵を発見!隣には初令幼虫も確認できる。やはりネットにあるように晩夏~秋にかけて交尾し、越冬後春~初夏に産卵するようだ。
もしかしたらこのやり方で案外幼虫が採れるのかもしれない、来年試してみようと思う。

ここでは3匹を得てさらにポイントを探すが見事に先行者に削られている・・・良いのか悪いのか目をつける所も全てかぶっている(笑)幼虫くらいは残してあるだろうと思い削るが、後に付いたスジクワが出て来るのみであった。


地面がいきなり陥没していた。我々は倒木などを探して歩いているから良いが、山歩きなどで自然の心地よさに浸って上を見ながら歩いていると忍術を使ってしまうことになる。


他には熊のいそうな洞や






シカの骨等があった






山なのに「海賊王に、オレはなる!」と言っていた。



しばらく歩くとまたしても先行者の削った倒木がある。柔らかい部分を削ってみると久しぶりのアカアシ。



やはり標高を下げたことでアカアシが出て来た。しかし出る幼虫はヒメオオばかりである。




大型の♂がいた立ち枯れの蛹室内。
このころになると疲れからほとんど写真を撮らなくなってしまった・・・。この立ち枯れからはオオクワかと思うほど大きな幼虫や初令幼虫がいくつか出た。一番でかい♀は37mmであった。


ここで上に上りながら探すことにしたので、十分な数を持っている大きくない♀はリリースした。

表面のみ削られている倒木を削っていくが、すでに蛹室が見えているものが多くやる気が出ない。探している場所が良いのか脱出してしまったのか、綾瀬さんの好きなオサムシやゴミムシもいない。あきらめて登ろうとすると何か蜘蛛のようなものが苔の上を歩いている。



「セダカコブヤハズだ!」

以前昆虫館館長のブログで見たことがあったがまさかこんなに小さいとは思わなかった。写真を撮り
入れ物を用意していると「ポトッ」と落下、探している間に横をゴミムシが通るが「今はそれどころではない」とスルー(ごめんなさい)。あきらめようとしていると「標本欲しいじゃないか」と綾瀬さんに一緒に探してもらい何とか発見!


時計を見ると16時近くなっていた。今回は大型は採れなかったものの自然の中を探検し、非常に充実感があった。


本日の成果

綾瀬氏
ヒメオオ♂2(最大42mm)♀3(最大37mm?) 幼虫複数
スジクワガタ♂4♀8 幼虫複数
オニクワ幼虫複数


ヒメオオ♂1(39mm)♀4(37mm、1死骸2リリース)幼虫複数
オニクワガタ幼虫、前蛹複数
セダカコブヤハズカミキリ


綾瀬さん今回もお付き合い頂きありがとうございました。またよろしくお願い致します。