goo blog サービス終了のお知らせ 

静岡地元クワガタ採集飼育記

主に静岡のクワガタの記録。silenthill.stagbeetle@gmail.com M

高山種の蛹、2016年飼育品の羽化等

2017年11月20日 | 大型&小型サイズ
2017年6月6日




飼育品が続々羽化してきているので割り出しをした。





画像はトウカイコルリクワガタの蛹。プリンカップで個別管理しているものは中の状態がわからない為、あらかじめオアシスで小さな人工蛹室を幾つか作っておく必要がある。




オニクワガタも蛹になっているようだ。
オニクワガタは一年一化で蛹室内で越冬せず、寿命も1か月程と大変短い為羽化後すぐに産卵セットに移すなり標本にする必要がある。





今年羽化したもので産卵セットを組んだので、後に結果を公開したいと思う。



続いて2016年飼育品の割り出し



羽化したものはこのように一頭ずつ湿らせたティッシュを入れたルアーケースに移し飼育ボトルに貼ってあったラベルを貼っていく。




数日後見てみると身体についたマットのカスが取れているのでプリンカップに移す。



私は羽化したものは綺麗なラベルに張り替え管理している。

2016年採集個体のアカアシはサイズにバラつきがあり、45mm程度のものから始まりMAX53+という感じであった。種親は採集品の50mmであるがメスのサイズがイマイチだったのかもしれない。
ヒラタは地元ショップ生オガマット使用で適当飼育でも安定の60up、種親に赤みを帯びた個体を使用したのだよく見ないと違いが判らない程度に留まった。飼育スペースの都合上この血統は今年で終了し里子に出す予定である。

そして本気でやっている為当たり前といえば当たり前だがコクワは全て50UPという結果であった。
親は安倍奥の45mmと32mmで、オスは大して大きくないのだがやはりメスの大きさが重要なようだ。このセットは地元ショップの菌糸ボトルに産ませ、幼虫時から菌糸を食べさせていた。

2017年は2015年採集品を一年寝かせた個体で累代する。





おまけ

安倍奥で9月に採集したカミキリはヨツスジハナカミキリとして羽化した。


2016年羽化個体産卵セット

2017年05月30日 | 大型&小型サイズ
2017年5月13日

2015年採集品の子の産卵セットを組んだ。
アカアシは5月には羽化していたが、ヒラタとコクワは6月頃羽化だった為一年寝かしていたのである。



ヒラタは64×39mm、親は河川敷32mmのWild持ち腹である。
地元のショップLFのハイカロリーマットで適当に飼育したのだが簡単に大型が出た。昔55mmの子を菌糸で
育てた時、合わなかったのか全て親を越さないという残念な結果に終わった。
また、河川敷ヒラタは今の所全て材産みであることから生息環境が関係しているのか、材が良すぎるのか非常に興味深い。




使用した材はこれも地元ショップLFの植菌カワラミズナラ材である。時期に応じて発注するのが非常に面倒な為近くにショップがあるのは非常に有難い。

全て表面の皮を剥がし、ヒラタは9割埋め、コクワ、アカアシは5割り埋めでセット。
特にアカアシは早めに割出さないと里親探しに苦労するので注意が必要である。

それぞれのセット写真を撮ったのだがアップロードしたところ真っ黒になり意味不明なので、記録としてサイズ等を記載しておく。

コクワ

50×32mm、当初49mmだと思ったいたが高価なノギスに変えたところ50mmあった。道具はケチらないというのが大事だと気付かされた。メスはギリギリ33mm無いという惜しい個体。

アカアシ

52×36mm、昔簡単に54mmが出たアカアシだったが、産ませた時期が悪かったのか約8カ月の早期羽化で記録には届かず。今回に期待したい。

要修正