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~2010

ありがとうございました。

綾辻行人「館シリーズ」

2010-06-24 13:13:14 | 映画 & 本

↓前の日記の画像の、真ん中の本についてちょっと書いておきます。

あれは、「びっくり館の殺人」という本で、綾辻行人の館シリーズの8作目らしい。

これまでのものは全部読んで来た。
彼の館シリーズの大ファンなのだ。
初めて読んだのが、「時計館の殺人」。
すごく面白くて、あの世界観にハマりまくった。
これがシリーズモノだってことを知り、全部図書館で借りて読破した。

最後に「暗黒館の殺人」を読んで以来、何年ぶりかな?
新刊が出たのかどうかも知らないまま、数年が経過したような気がする・・・


そして、昨日図書館で伊坂さんの小説を探していたとき、
この本がパッと目に入って来た。
何しろ50音順に並んでいるから、すぐ近くにあったのだ。

あれ?まだこれ読んでないよねぇ?と、手に取ってパラパラとページをめくってみると、
なにやら勝手が違う。
字がやたら大きいのだ。

あとがきをネタバレに注意しながら読んでみると、どうやらこれは子供向けに書かれたものらしい。
だけど、立派に館シリーズとしての一冊なのだとか。
へぇ~と、少しガッカリしつつも興味が沸いてくる。
何より、子供向けならあっという間に読み終わりそうでいいわ。
暗黒館~なんて、やったら長くて読むのが大変だったんだから。



ということで、やっぱり伊坂さんの小説の前に、とりあえずこちらを読むことにします♪





伊坂幸太郎

2010-06-24 12:31:44 | 映画 & 本






作家、伊坂幸太郎の存在は、せっちゃんがきっかけで知った。
伊坂さんはせっちゃんの曲の大ファンだし、
せっちゃんのある曲がきっかけとなって、脱サラをし作家の道を歩む決心をしたらしい。

今までも、「フィッシュストーリー」や「ゴールデンスランバー」などで共演したりとか。
(原作が伊坂さん、映画化された作品の音楽をせっちゃんが担当)

せっちゃんが好きな私にも当然そういう話は耳に入ってくるわけで、
彼の作品を読んだことは一度も無かったのに、伊坂幸太郎という名前は意外に身近に感じていた。


そして、一番初めに触れた伊坂さんの作品が、「アヒルと鴨のコインロッカー」だ。
といっても、映画の方。
邦画にハマりはじめた頃、なんとなく聞き覚えのあったこの映画をレンタルして観たのだ。
(実はこれが瑛太を見た最初でもあった)

そしたらこの映画が想像以上に面白くて、
「ゴールデンスランバー」でまた、せっちゃん×伊坂幸太郎のコンビを組んだ時は、
映画館まで観に行ったくらいだ。
当時の私は、邦画をわざわざ映画館へ観に行くことは珍しかった。
同じお金を払って見るなら、日本とは比べ物にならないくらい大金を掛けて制作されたハリウッド映画を観に行った方が利口だと思っていたからだ。

でも、その「ゴールデン~」も非常に面白かった。
制作費何倍ものハリウッド映画よりも楽しめたくらい。

伊坂さんの作品っておもしろいなぁ、と思った。
小説も読んでみたかったけど、ここんとこあまり読書をしない生活になってしまってたので、
本を手に取ることも無いままここまで来たのだけど、
引越しも片付き、専業主婦の私には、作ろうと思えば時間なんていくらでも作れるわけで、
最近、近所の図書館へ子供に付き添って出かけた際、
偶然、伊坂さんの小説を目にし、子供の本と一緒に借りた。

「アヒルと鴨のコインロッカー」と、「モダンタイムス」だ。

「アヒル~」から読もうと思ったんだけど、オットが「俺も読んでみるかな~」と言って「アヒル~」を持って行ってしまったので、
私は「モダンタイムス」を読んだ。
そしたら、冒頭からぐいぐい物語に引き込まれ、あっという間に読み終わってしまった。
(後半ちょっと退屈な部分もあったけどね^^;)

久々にまとめて読書の時間を取れて、すっかり本の世界に没頭したことで、
本好き虫の血が騒ぎ出し、どんどん読みたくてたまらなくなった。
そして昨日、隣町の大きな図書館へ出向き、そこにあった伊坂さんの小説をぜんぶ(といっても2冊)借りて来た。

それが、画像の本だ。
しかし、真ん中は別の作家の本である。
伊坂さんの小説は、「ゴールデンスランバー」と、「チルドレン」。
「チルドレン」は短編集らしい。
早く読みたくて、これを打つ手もついつい早まってしまう。


そういえば皆さんは、原作と映画、どちらを先にみることが多いですか?
私は、原作のある映画の場合、小説よりも映画を先に見たい人です。
本当はどちらも先に観たい(読みたい)けど、それはどうしたって無理なので^^;
どっちかと言ったら、やっぱり映画でハラハラドキドキ初体験をしたいんですよねぇ。
原作を先に読んじゃってると、先にイメージが出来上がっちゃってるから、
そのイメージに合わないとガッカリするし。

でも私の周りは圧倒的に原作が先派が多い。
普通はそういうものなのかな?


伊坂さんの小説は「ゴールデン~」や「アヒル~」や「フィッシュ~」の他にも、
映画化されている作品があるので、今度レンタルして来ようと思う。
「死神の精度」も観たけど、金城さんがイマイチな私には映画自体もイマイチだった。
これは原作の方が好きになるかな?
今一番見たいのは、「重力ピエロ」だ。
実は私は加瀬亮くんの隠れファンでもあるのだ(笑)


とりあえず、早くオットにアヒル~を読み終わってもらって、アヒル~の原作を読みたい。
オットはなぜか瑛太が好きなので、原作を読み始めたはいいけど、映画を観たがっている。
でも、原作読み始めたなら、まず読んじゃえよってことで、オット待ちの状態。
映画、私も久々に観たいなぁ。

ところで、あの映画の瑛太と、最近のドラマの瑛太って全然イメージが違うよね。
オットがファンになったきっかけは、「余命一ヶ月の花嫁」の映画。
ああいう闘病ものが好きなんだよなぁオットは。
瑛太がなかなかいい演技をしていて、「のだめ~」の峰くんとのあまりの違いに興味を持ったみたい。
流れで、「素直になれなくて」も見ているし(笑)
ちょっと前のドラマ「ラストフレンズ」まで借りて来て、夜な夜な2人でドラマ鑑賞したりとか^^;
だから最近の我が家はにわか瑛太ブームなのだ。

ま、瑛太は今は置いといて・・・
ちょっと彼については他に書きたいこともあるので、別記事にします。



では、伊坂さんの小説、今から読み始めます♪








「FLOWERS」

2010-06-24 09:22:15 | 映画 & 本

昨日、映画「FLOWERS」を観てきた。
ちょっと足を延ばして小田原の映画館まで。

なんとこの映画館、プレミアスクリーンなるものがあり、
その部屋はすべての席がプレミアシートという素晴らしい環境。
知らないで行ったんだけど、まさに私が観ようとしていたこの映画がこの日、そのプレミアスクリーンでの上映だった。

プレミアシートは普通のイスよりふかふかしていて、
隣の席との間にはテーブルまであり、前の座席との余裕も十分あるので、
足を組んで座っても、人が中座するのに邪魔にならない。
しかも、リクライニングまで付いている。

すっかり感激し、そのプレミアシートで映画の始まるのをウキウキしながら待っていたんだけど、
ひとつだけ残念なことに、スクリーンがすこ~し小さめだった。
本編がはじまったら、左右が広がって大きくなるのかと期待していたけど、
ずっとそのままだった。
まぁ、映画がはじまれば気にならなかったけど。


そしてこの「FLOWERS」。
「アイアンマン」とどっちを観るかで迷って、
なんとなく今日はしっとりしたい気分だったので、
あんまり面白くは無さそうだなぁ・・・とは思いつつも、こちらを選んだ。


※以下、ネタバレあります。




最近、映画館に通い詰めてるので、この映画の予告は何度も見ていた。
6人の女優さんが出てくるんだけど、予告を見た時点では、なんの接点も無い6人なのかと思っていた。
あるいは、どっかで何かしらの接点があって、話の途中でそれが繋がるのかな?という程度かと思っていた。
そしたらなんと、全員、血の繋がった女性たちだったのね。
つまり、親子だったり姉妹だったり。


この映画を観て、日本の女性の生き方、その時代時代で悩みながら苦しみながらも、
強くたくましく生きていく女性たちのたくましさに、心を打たれた。

特に、蒼井優は良かったなぁ。
一番古い時代の女性を演じていて、映像も白黒なんだけど、あの花嫁姿のなんと美しいこと。
今の感覚からすれば、とても幼い少女であるはずなのに、
あの凛とした美しさはなんだろうか。
あの若さで、自分の運命にしっかりと腹を括り、
覚悟を持って生きて行こうとするその姿勢に、
まるで後光が差しているような神々しさすら感じた。

あの時代はまだまだ、自分の意思で結婚相手を選ぶことは出来なかったんだね。
結婚だけでなく、すべてにおいて女性が自分で自分の人生を切り開いていくことなど、
とうてい望めない時代だ。
母も娘も、父親には絶対服従で。
会話だって敬語だし。
今の時代からは考えられないよね。


あとは、田中麗奈のひょうひょうとした演技も良かった。
蒼井優の役の娘のひとりである。
まだまだ女性の社会的な地位は低く、でもその中で男性にまじって強くたくましく生きていく。
実際に男社会に身を置くことで、他の女性たちより過酷な境遇にいるとも言えるが、
あのコメディとも言えるような明るさが、映画自体の息抜きみたいな存在になってて良かった。


その妹役の仲間由紀恵。
あまり登場時間は多くなかったけど、やけに印象に残っている。
母子手帳をもらった時の幸福感や、お腹の子を思うときの気持ちを、自分に重ねて思い出す。
あのやわらかな笑顔がとてもよかった。
最後は悲しい結果になってしまったけど、
でも、残された娘たちによって、歴史はまた紡がれて行くのよね。


他の登場人物たちも、全員それぞれの思いを抱えて、
置かれた境遇の中で懸命に生きている。

昭和の女性たち。

なんか、言葉に出来ないなぁ。


私はたぶん、仲間由紀恵の長女(つまり鈴木京香)と同じくらいの年なのだ。
自分の子供の頃の写真を見ても、あんな感じだもんなぁ~と、懐かしくなる。
写真は白黒ではないけど(でも白黒もある)、色褪せてセピア色みたくなっている。

町並みも、お店や看板など、まさに昭和だし、
髪型やファッションも。

昭和の終わりから平成になると、もうああいう面影は世の中からだんだん無くなってしまったけど、
どこかあの時代を懐かしく思うナニカが今も私の中にある。
そのナニカとは、たぶん私がまだ幼い頃の両親や祖父、祖母の思い出なのかもしれない。


父と母に、私を生んでくれてありがとう、と、
オットに、私と家族を作ってくれてありがとう、と、
映画を観終わった後、そんな気持ちに包まれた。


大して面白くもなさそうだけど・・・・と、妙に冷めた気持ちで観た映画だったけど、
私にはとても響いた映画だった。
昭和生まれの女性には、この映画の良さが分かると思う。


日本の女性は素敵だと思った。

自分が日本人であることに、女であることに、誇りを持ちたいと思った。

そして、親子の繋がり、兄弟の繋がり、家族っていいなと思った。







「告白」

2010-06-16 12:52:25 | 映画 & 本

さっき、話題の映画「告白」を観てきた。

予告で観たときから異様な雰囲気は感じていたけど、
予想を上回る異様さ、不気味さ、気持ち悪さだった。

冒頭から引き込まれ、最後まで集中力が途切れることがなかった。
会場中、しぃーーーん・・・と静まり返っていた。
片時も画面から目を離せない感じ。

面白いと言ったら語弊があるし、良かった!という感想も違う。
ただもう衝撃的というか。
異様な世界だと思います。
でも、まったくのフィクションだと言って片付けられない怖さが・・・
(もちろん映画はフィクションですが)


松たか子の最後の表情が怖かった。

いい映画、とは言えない(言いたくない)けど、
記憶に残る映画であることは間違いないかな。

ワタシ的には、こういったことが現実世界で起こることはあり得ると思うし、
毎日ニュースで見る殺人事件とかも、背景にはこういったどす黒い異様さが潜んでいるんだと思う。
普通の人がいつそっちの世界に足を踏み入れてしまうか、
その境界線はきっとささいなきっかけに過ぎないような気がして怖いのである。


自分の子どもたちは、どうかこういう異様な世界とは無縁で生きていかれますように、と願うしかない。







ベンジャミン・バトン

2010-06-13 01:35:39 | 映画 & 本

ベンジャミン・バトンを観ていてこの時間。

長かった~~!

だんだん若返って行くブラピは見ものでしたね(^w^)

でも、老けたブラピはちといただけない。
それに引き換え、ケイトは若くても老けても美しい!

私の憧れ、ケイト・ブランシェット

目元が特に好き

もちろんスタイルも。



内容はですね、けっこう最初は引き込まれるんだけど、
とにかく長いから、途中で中弛みな感じになって、退屈でした(∋_∈)

やっぱ映画はメリハリが大事さ~。

ケイト(役名わすれた)の運命を思うと、哀しいですね。

ベンジャミンも可哀相だ。

もし私がベンジャミンの立場だったら、
自分の運命に気づいた時点で自ら命を絶ってしまうかも…


あの終わり方もねぇ…

もう少し救いが欲しかった。