今夜はもうひとつ更新。
今日は、このあいだ亡くなった私のイトコの四十九日だった。
まさか、ぴったり日にちが重なってしまうとはね。
立場上、義父の3回忌を欠席するわけにも行かず、
心はイトコの方へ飛んで行きたかったが、
やむを得ず、イトコの四十九日は欠席することに・・・
うちは、このイトコに限らず、母方の親戚同士がものすごい仲良し♪
4人姉妹っていうのもあるんだろうけど、
物心ついた時から、本当にしょっちゅう皆で集まってはワイワイ騒いでいた。
それぞれの誕生日はもちろん、クリスマスパーティやお正月もそうだし、
夏には一緒にキャンプ、冬は山中湖でワカサギ釣り、
それ以外にも、私が子どもの頃なんか、
ほとんど月に2~3回くらいのペースで、お互いの家を行き来していた。(ホント)
だから、このイトコとも本当によく遊んだし、ものすごい仲良しだった。
イトコの妹とは、今でも家の行き来をしたり、遊んだり、
最近、彼女に赤ちゃんが生まれたので、
うちにあったベビー用品をすべて彼女の家に送り付けて・・・いや譲ってあげた。
私の従兄弟が母方だけで7人いるけど、そんな状況だったため、
従兄弟というより、もはや兄弟のような感覚だ。
年齢が上に行くにしたがって、男の子の従兄弟とはあまり話さなくなってしまったけど、
この亡くなったイトコはその中でも特に親しかったので、
私が結婚してからは、それこそもう盆と正月くらいしか顔を合わせることは無くなってしまったけど、
なんとなく私にとっては未だに、特別というか、気になるというか、
ちょっと彼に対しては独特な感情を持っていたんである。
天真爛漫で、楽しくて、頭もよく回転も速くて、とても魅力的な人だった。
子どもの頃から、みんなに人気があって、彼はいつも遊びの中心にいた。
3人兄弟の一番上だから、責任感も強く面倒見が良かったし、
いつも面白いことを思い付いて、みんなの興味を惹き付けるんだよね。
大人にも一目置かれるような子どもだった。
幼少時代にはよくあることだけど、
従兄弟仲間では特に仲の良かった私と彼だったので、
ほのかな恋愛感情みたいのもお互い抱いていて、
「るんちゃん、好き」なんて告白されたりも。
そのイトコが結婚するってことが決まり、
お相手は9歳も年上の女性だってことを知り、
ちょっと心がザワついたりして・・・
自分はとうの昔に結婚してるくせに勝手だけど^^;
でも、私はうれしかったよ。
あのイトコが選ぶくらいだから、きっと素晴らしい女性なんだろうって思った。
結婚して半年でこの病気が発見され、
それからは生活が一変したね。
奥さんのことを考えて、子供は作らないことにしたんだよね。
あと1年で自分は死ぬって告げられて・・・一体どんな気持ちだったろう。
私はそんなの信じていなかったけど・・・
ついにその時は来てしまった。
お葬式の時、最後にアナタの顔を見たよ。
私は最後の最後に、アナタの顔に触れたいと思った。
だけど・・・・
奥さんやその親戚の前では、それは出来なかったよ・・・
奥さんも、彼のお父さんも、お母さんも、弟も、妹も、
そして私も、それぞれが、アナタと過ごした時間を持っている。
それぞれにしか分からない、いろんな思いや感情がそこには詰まっている。
でも、それぞれの立場があるから、
ああいう公の場所ではそれをわきまえて行動しないといけない。
こうした、最後の別れの時間でさえも。
私はこうしてここにアナタのことを書くことで、私なりの供養にしたいと思う。
私はただのイトコで・・・
あまり見舞いにも行かなかったし(行こうと思えば行けたのに・・・)、
最後にアナタに触れることも出来なかったけど。
でも、私とアナタには少しだけ同じ血が流れている。
そして、一緒に過ごした時間は、きっと奥さんより長いのよ。(張り合ってどうする笑)
今日は行かれなくてごめんなさい。
とても行きたかったよ。 本当に。
愛するみんなに見送られて、
無事に空の上の世界へ行かれましたか?