ここんとこ、家庭や仕事や子供のことなど色々あって、
すこし心が疲れているというか
自分個人のことをあれこれ考えて、
すこし壁に突き当たっていた。
周りの物事は特に大きな問題も無く、
人にも恵まれてるし、手ごたえも感じているのに、
依然として変わらぬ不安が私の中にのさばっていて、
最近またにわかにそれが膨張してきてね。
たぶん、色々不安はあれど何とか自分を奮い立ててやってきてたところに、
付き合いは短いとは言え、知り合いの死に直面して、
なんだか心のバランスがうまく保てなくなってしまったような。
一方では「元気!」「大丈夫!」って感じてるのに、
もう一方では得たいの知れない黒い何かが、のっぺりと脳みそに張り付いてる感じでさ。
嫌だな・・・・と思って見ないふりをするんだけど、
いつも絶えずそれを意識しちゃってるんだよね。
それがね、先日テレビでたまたま「ジュピター」を聴いたら、
その歌詞がすごく心に響いてね。
私のこの両手で 何ができるの?
痛みに触れさせて そっと目を閉じて
夢を失うよりも 悲しいことは
自分を信じてあげられないこと
愛を学ぶために 孤独があるなら
意味のないことなど 起こりはしない
あの壮大なメロディーと平原さんの歌声でこの歌を聞いたら、
涙が止まらなくなっちゃった。
私はぜんぜんまったく自分を信じてあげてないなぁって思って。
確かに私はダメ人間で、失敗ばかりするし人格的にもとても胸を張れない。
でもさ、こんな私でも今まで30ウン年生きてきて、様々な経験を通して色んなことを学んだと思うんだよね。
こんな私にも出来ることはきっとあるはずだよね?
出来ることをすればいいじゃない。
出来ないことは「ごめんなさい」って謝って人に任せればいいじゃない。
人間なんて、出来ないことがあって当たり前なのに・・・・
それを無理してやろうとするからそこに歪みが生じるんだよね。
「得たいの知れない黒い何か」は、きっともう一人の自分なんだ。
そいつが耳元で無理難題をつぶやくんだ。
お前はもっとこうあるべきだ、と。
その言葉に耳を傾ければ傾けるほど、私の不安はますます増幅する。
そいつの声なんて無視して、I listen to my heart だよ。
惑わされちゃいけない。
紛れも無く私自身であるこの身を大切に、
もっと自分を信じてみよう。