和名の勿忘草は、ドイツの悲しい伝説「恋人に私を忘れないで」と残した言葉に由来します。
属名のMyosotisは、ギリシャ語のmyos(ハツカネズミ)とotis(耳)が語源で
葉の軟毛の様子が、ネズミの耳に似ていることに因みます。
白い軟毛が生えている本種は、園芸業界ではワスレナグサとして流通しています。
ムラサキ科、原産地のヨーロッパから渡来し野生化、草丈は20~50センチ、
開花期は3~5月、花色は薄青色や鮮青色などで、花径6~9ミリ程の小さな5弁花を咲かせます。
花冠の喉に黄色・白色の目を持ちます。