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My ordinary days

ようこそいらっしゃいました!
ふと思い立ち第2のキャリアを始めてしまった、流されがちなひとの日々を綴るブログです

術後一週間

2012-04-25 11:18:26 | 日記
エリザベスカラーにもだいぶ馴れてきたしろですが、術後の経過を見せに病院に連れて行きました。
もらってきた抗生物質1週間分もきちんと全クリし、偉い、しろ、偉い、私!

さて傷跡はどんななのか・・・・ひっくり返して傷跡をみたりは特にしていなかったのだけどだんだん毛が生えてきているような気はしていましたが。
術後順調だそうです。ちょっと赤くなっているけれど、手術してから1週間くらいが腫れる?ピークだそうでだんだん薄くなってくるって。
良かったねえしろちゃん!

カラーは来週までこのままで。。。ということでした。傷口が安定するまでは付けておいた方がいいらしくて。うーん・・・・つらいとこですね

しろちゃんは車に乗った時点で「いやにゃーーー」と弱弱しく叫んでいましたが診察台の上では「ふぅーーーーーーーーー!!!!」と敵意丸出し。今日は痛いことないから落ち着いて~といったって聞くものでもなし。

体重は2.84kgでした。先週の手術まで2.98だったので、若干減少。でも避妊手術の後は体重が増えてくるそうです。あと1kgプラスまでが許容範囲でそれ以上は太り過ぎ!になるということなので、えさの量の管理をきちんとしないといけないみたい。 
しろちゃんは小柄で食が細いのだけど、傷が完治した後どうなるのかな

ぽっちゃりしろちゃんの想像がつきません



エリザベス

2012-04-24 09:08:31 | 日記
 だんだんと馴れてきたようです。エリザベス・・

枕のようにして 

毛づくろいできないのが本当につらそう・・・後ろ足で頭をぱっぱっぱもできないし。
でもどうしても毛づくろいしたいらしくて、最近エリザベス内側を舐めています。ここにカリカリが乗っかったりするから、味がついてるかもしれない。

画像はありませんが、先程は首をうううんと伸ばして前足の先っちょをぺろぺろしていた。 ううかわいそ



グランドツァー

2012-04-23 13:04:32 | 日記
19世紀のイギリスでトーマス・クックが駅馬車によるツァー(ツァーの元の意味は「ろくろ」)を始めたのが団体旅行の初めといわれています。
そのまた100年前の18世紀、イギリスの裕福な貴族子弟の間で流行した旅行がグランドツァー…長い長い修学旅行みたいなものです。長い、というのはそれが数カ月~数年かかるものだったから!旅行というより留学に近い気もするけれど・・・学業を終え見聞を広めるために当時の文化先進国であるフランスやイタリアに家庭教師またはお付きのものの世話お受けながらお出かけするという、優雅な旅行です。近隣諸国の政治文化芸術考古学、などなど生きた知識教養を自らの目で見て身につけるだなんて、なんて贅沢! 

近年日本から海外に留学する人数は減っているそうです。まあ今はわざわざ出かけずともネットで世界のどんな情報だって簡単に集めることができますし、慣れ親しんだところで気持ちよーく暮らしていたいというのもわかりますが、でもさああ。
出かけて自分の五感を使って感じ取らなければわからないこともある、というよりわからないことだらけと思うのだけれど。
みち家の子も特に留学したいとは考えていないようで、勧めてみてもあまり乗り気ではないんだよねえ。昔の昔、私が留学した頃から高校留学する人数は 女の子>男の子だった。 男の子のほうが保守的いうか・・一年無駄になると考えるのだかどうだかわからないですがそういう傾向はありましたが、うーん。

先日紹介したロベールの時代がまさにそんなグランドツァー全盛の時代で、イタリアは古代ローマやルネサンスの遺産が多かったから芸術を志す若者がヨーロッパ各国から集まってきたそうです。
19世紀に入ると上流階級の淑女にもグランドツアーがファッションのように拡がりをみせて独身の小母さまと一緒にイタリア旅行~なんていうのがステイタスになったとか。 今では海外旅行も留学も単に出かけただけではステイタスにもなりはしませんが、それでも本人にどれほどの経験値を与えることになるか。想像以上のものが得られると思う。・・・・のだけど、無理やりに行かせるものでもないし。

できるなら私が行きたい、グラントツァー。

ユベール・ロベール展「時間の庭」

2012-04-22 14:03:22 | 日記
ご用があり京浜東北線に乗り、ついでにそのまま上野に寄ってから帰ろう、そして国立西洋美術館でユベール・ロベール展を観て帰ろう、と計画・実行。

ロベールさん、いつの時代のどんな画家か?
時代としては18世紀、フランスはブルボン朝ルイ15世~16世の治世に活躍し、そう、おもいっきりフランス革命のときに宮廷画家であり国王の庭園デザイナーをしていましたから革命政府により牢獄に収監もされ、獄中で皿に絵を描いて売っていたともいわれており(お皿も残っている)その後解放されてまた絵を描きながら1808年に75歳で亡くなった、という画家です。廃墟の画家、と呼ばれたのは11年に及ぶイタリア留学中に得た古代ローマ遺跡のモティーフを多用したから。彼自身の想像を加えたカプリッチョ(奇想画)は廃墟のある風景の中で人々が日々の営みを繰り返し生きています。
「自然と人工、空想と現実、あるいは想像上の未来と幸福な記憶を混淆させ、絵画と庭園の中にアルカディア(理想郷)を作り上げ」たという説明がまさにその通り!

ほとんどがサンギ―ヌと呼ばれる赤いチョークで書かれた作品でしたが、古代遺跡とともに洗濯をする女たちなど日常の生活を送る人々が描きこまれており 不思議な雰囲気の絵でしたね~

年代別に6セクションに分かれていて:
Ⅰイタリアと画家たち
Ⅱ古代ローマと教皇たちのローマ
Ⅲモティーフを求めて
Ⅳフランスの情景
Ⅴ奇想の風景
庭園からアルカディアへ

18世紀というのはポンペイやヘルクラネウムなどの遺跡が発掘されて古代ローマブーム?が沸き起こっていた時代だそうです。私たちからすれば、歴史!昔のこと!!、とひとくくりになってしまうけれど、当時の人たちにとっても古代ローマは昔々の「古代」のものなんだよね。1600年代も1800年代も2012年からすれば過去!の一言だけれども18世紀のロベールにとっても200年前に作られそのまま放置されている教皇の別荘なんかもものすごい昔の建物。草木が生い茂り建物は古び・・・逆だ、 古びていく建物に生き生きと成長する木々。そして生きている人々の普遍の営み。様々な時間が凝縮されて一枚の絵画世界を構成しています。

今回のお気に入り(番号は展示番号):70 羊飼いの礼拝 81 思索中に驚かされる修道士 88 宮殿の階下の魚釣り


奇想画:(カプリッチョ、というイタリア語も可愛らしい感じ~「奇想曲」もカプリッチョですね)想像によって構成した都市景観画のことを概ね表すらしいですが実際にはあり得ない風景を描いたものとはいえロベールの描く遺跡は(おそらく今も)存在をし、しかも遺跡として、遺跡のままにずっと存在し続ける。

300年くらい後の人たちからしたら、私たちも「ムカシ」のこととひとくくりになるでしょう。この生活も遺跡化していく。それがずっとずっと続くのです。

ああ、時間の庭で迷子決定なわたし・・・・

最近本を読めていない

2012-04-20 10:55:08 | 日記
次男くんの入試の辺りから入学手続き卒業関連新学期の喧騒その他いろいろなこと、にまぎれてあまり本を読んでいません。

まるっきり読んでいないわけでもないような でも本読む時間を使い他のことをこなしているような、そう、こなす、というところが悲しいですね。年度末年度当初はどうしてもなあ 今年は新中学生もいるしなあ でもそろそろいいでしょう~?ねええ。
って誰に何のお願いしてるんだか!や、自分に休め!っていってるのですが、なんだかばたばた。それに、本を読みだしてそれがおもしろかったりすると家事育児放棄して読んでしまうことが分かっているから。むー極端なワタクシ。

本は買っているのに読まないで積んだままになっているから困ります。片付かない。増える一方。
子どもの本も買う。本と文房具は制限なしに買っていいことにしているのですが(漫画は除く)、子らは名作と呼ばれるものをわざわざ選ぶようなこともなくどちらかというとラノベ系というか
長男くんは思い切りそっちだし 次男くんはなぜいまさら!?というか、なぜそれ?? な青い鳥文庫「黒魔女さん」シリーズを集めていて(男の子はこの文庫に手を出さないはず・・・あ、しかし長男くんも小6くらいからテレパシー少女蘭を集めてたな)長女ちゃんは「悪ノ娘」シリーズを集め中。

ふぅーーー

先日は本はたまっているから買わない!と思いつつ 子どもの本を買うために寄った本屋さんでものすごく久しぶりに絵本コーナーに入ってみたら、まあ♪おもしろそうな本がたくさんあって
「ねえねえ、こんなのどう?」と子どもに言ってみるのだけど、偽双子はあまり絵本に興味をもってくれず手にとって「・・・うん、読んだ」で終わってしまい 私が絵本を買ったってもちろん良いのだけど、でもなあ、など逡巡。


最近全然読まないけれど、文庫本作家(といういい方はないのでは?と思うけれど、・・・文庫にどんどん書き下ろしていくエンタメ系の作家さんを勝手にそう読んでいます)だったころにずっと読んでいた宮部みゆきさんの絵本 「悪い本」
『この世のなかのどこかに存在している悪い本は、あなたにいちばん悪いことをおしえてくれるでしょう。そんな本いらない? でもあなたは悪い本がほしくなります。きっとほしくなります。宮部みゆきと吉田尚令が子どもたちに贈る、この世でいちばん悪い本。』

岩崎書店が「怪談えほん」シリーズとして出しているものの第一号がこの作品です。 その他の作家は京極 夏彦、恒川 光太郎、皆川 博子、加門 七海 ・・・と全5巻が既刊か。
感想:こわい。


しかし、久しぶり。
ハードカバーに書くようになってから読まなくなってきたのかなあ (え 値段が高いから??)「蒲生邸、「理由、くらいから読まなくなったかな。この方も多作な方ですからだんだん追いつかなくなってきたのもあるか・・・
ちょうど子育てが忙しくなった時期にも重なっていますね、長男くんが生まれてから長女ちゃんが小学校に入るまでのは わたしイン読書の暗黒時代 だったから。あ、育児の花畑時代ではありましたけどネ~
とはいえ、小学生の男の子が主人公の「ブレイブストーリー」小学生の女の子が主人公の「英雄の書」 これらは読んだ。子どもが主人公だから。読んだのだけど・・・私の中で、この方の旬がすぎていたのでしょうね。
合わなかったなあ。初期の文庫のものは面白くて繰り返し読んだものですが

言いたいことはわかる、その世界の中できっとこういうことを伝えたいのだろうな、ということは、わかるのだけれども 私はそういう表現の仕方は好まない。
と、当時思ったので、読み返しもしていません。


というわけで 超久しぶりに宮部作品を(立ち)読みしましたが、絵も怖いし、内容も・・・子ども、これ、どうなのか??小さい子だと絵が怖いだろうし、ちょっと大きくなると内容もわけもわからず怖い。と感じるでしょうね。絵本だけど、うーん。

わたしなら。。。今なら3人とも読ませるけれど、そうだなあ・・・3人とも怖いものへの対処の仕方が違うしな。でも、幼稚園くらいのときだったら与えないかも。

でも いいと思います。悪いこと、悪 がこの世にあることをとても感じられる絵本です。悪を知らずに善は知り得ない。


このシリーズの書評を流し読みしていたら、この本よりさらに怖いものがシリーズ内にあるらしいです・・・それはこわいなあー・・・いつか読もう(立ち・・・?)