テレビとうさん

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「美白」 と 「白い肌」

2021年04月10日 | ニュース
 花王は商品名や機能名から「美白」の表記を取りやめるそうです。外資メーカーが「ホワイトニング」の表記をやめた事も影響しているそうです。「しみ・そばかす」を目立たなくするのと、「人種差別」との関連性は判らないんですが、何故か「スキンケア」の表現が問題視されています。

英語の「Whitening」は日本語で「白化」「漂白」なのですが、日本語の「ホワイトニング」は「美白」です。つまり、「美白」は白くする事が目的ではなく「目立たなくする事」を意味します。

 アメリカでは「顔の黒塗り」は差別的とされていて、ケント・ギルバート氏も「日本人は、顔の黒塗りが差別である事を知らないようだ」と、日本人をバカにしたような口ぶりでしたが、日本人の場合当人は「黒塗りがカッコ良い」と思っているだけなので、「過去の白人の犯罪行為を、日本人に押し付けるな!」と私は思います。

 それは兎も角、顔の「白塗り」が差別的であるとは聞いた事がありません。肌の色が「真っ白(RGB=255:255:255)」の「志村のバカ殿」でも問題視されなかったことから、「白塗り」は差別的では無いのかも知れません。但し、これは「Whitening」と云うのであって、「美白」とは無縁です。

 実際には「しみ・そばかす」を「真っ白」にするのではなく、目立たなくすると云う意味で「美白」を使用していいるのですが、これは「差別」とは何の関係も有りません。「黒人(実際には黒くない)」の肌の「白化」した部分を目立たなくする事を「美黒」と言えば済む話です。

 そのうち、「しみ・そばかす」を「美白」すると「差別主義者」にされるかも知れません。逆に、「黄色人種(実際には黄色く無い)」の「はだいろ」を「しみいろ・そばかすいろ」に、目立たなく濃くした場合も、問題視されるかどうかは判りません。

 「美白」の表記をやめても、「しみ・そばかす」を目立たなくする効果を別の言葉で表示するとは思いますが、それは「しみ・そばかす」が目立つ人を差別する事になります。一般に「美白」は、白い色を良いイメージとしている事から、黒が悪いイメージに繋がりかねないとして表記を取りやめるようですが、同様に、化粧品で「しみ・そばかす」を目立たなくする事は「しみ・そばかす」のある人を悪いイメージで捉えていると言えます。

 同様に、「あざ」や「しわ」のある人も否定的に捉える事になり、「化粧品」の販売自体が「差別的」になります。

 花王のESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」は、「汚い国」をバカにしています。まるで「心が綺麗ではない近所の国は、サステナブルでない。」と言っているようで、差別的です。その通りですがww、実際には経済的な理由で、ゴミの山を生活の糧にしている人々も少なからずいます。その人達にとっては「ゴミの山」がサスティナブルを保障しています。

 「美白」が差別的なら、「洗顔」も人種差別に繋がりそうです。世界には習慣や水不足で、体はおろか「洗顔」や「手洗い」すらも殆どしない民族が存在しています。つまり、「洗顔・手洗い」をしない民族を差別的に扱う事になります。最近になり「欧米人」も手洗いが「じょーず」になってきたので、被差別民族ではなくなったのかも知れませんが、環境が悪く、清潔な水で手洗いできない民族もいまだに存在します。

 「手をよく洗いましょう」の標語も、差別的と言われる時代が来るかもしれません。




2 コメント

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Unknown (hobbesgracie911)
2021-04-10 21:07:44
おはようございます。
まっこと、きりがないのが昨今の差別用語です。誰が始めたんだ!! うわべ社会のバカアメリカ人が始めたんだ、と私は思いますが。
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Unknown (yk-soft-85)
2021-04-11 07:53:27
マミーさん、お早う御座います。

アメリカ人は「差別のプロ」なので、意識が高いと思いますが、まだ数百年の経験しかありません。上には上があるもので「中華思想」は数千年の歴史があります。恐らく、浸透工作によって「罪悪感」を植え付けられているのではないでしょうか?

事実なので、止むを得ないかも知れませんが、早く気付いて貰いたいと思います。
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