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オメガねこ

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「少子化」と「女性の社会進出」

2025年07月14日 | 暇つぶし
 北海道新聞の「イチから!検証(2025/7/8)」によると、

・2020年の国勢調査では、子供のいない割合は「共働き世帯:34%」「専業主婦世帯:39%」で、専業主婦世帯の方が寧ろ子供がいない割合が高い。
・18歳未満の子供が二人以上いる多子世帯の割合は、共働き世帯の方が多い。

そうで、これをもって「女性の社会進出と少子化には、関連根拠が無い」と決定づけていて、この検証をイチから検証しますω.ω

 常識では、失われた30年を考慮すると「子供が生まれたら、一人の収入では生活できないので、共働きにならざるを得ない」との結論になると思います。なので、因果関係としては「子供が多くなるほど、共働き世帯がが多くなる」となり、その結果として「専業主婦世帯の方が子供がいない割合が高い」となります。

 原因と結果を逆にして検証した気になるのが「文系脳」で、検証結果は間違いでないかと常に考えるのが「理系脳」です。「軍隊があるから戦争が起こる」も似たような主張で、歴史に学ぶと「戦争に対処するために軍隊を整備する」となります。

 最近では、「高齢女性は子供を産めない」と発言した人に対して、「女性に対する人権侵害だ」とか「出産適齢期はあるが、産むか産まないかは個人が決めることだ」といった批判が出ているようです。

 正しくは「個体差は有るが、出産可能で適齢期の女性以外は子供を産めない」です。これに対しても「子を産む事だけで女性の価値を決めるのか?!」と騒ぎ立てる人もいるようですが、このように反発する人は「出産には価値が有る」と認めている事に成り、「出産できない男性には、その価値も無い」と主張しているとの解釈も可能になりますω.ω

 あくまでも、「高齢女性は子供を産めない」は、その前後の文脈からして「単なる事実(神が成した事)」の説明であり、論評の対象外です。但し、これが「真実(人が正しいと思う事)」ならば、医学の進歩と共に高齢女性や男性も子供を産めるようになるかも知れません。反発したいのなら、それからでも遅くは無いと思います。