経済記事

経世在民と言う言葉をもう一度噛み締めたい

日銀が再び即日オペ、短期金利上昇で1兆5千億円供給

2006年07月01日 | Weblog

 日本銀行は29日、短期金利の上昇を受け、入札日と同じ日に金融機関に資金供給する「即日オペ(公開市場操作)」を行い、短期金融市場に1兆5000億円の大量の資金を供給した。
 個別の金融機関と直接やりとりする方式となった2000年4月以降では最大規模の額となる。日銀は25日にも約1年2か月ぶりに5000億円分の即日オペを行っている。
 日銀が、短期金利の誘導目標としている無担保コール翌日物金利が、この日も朝方から、一時、ゼロ金利政策の事実上の上限である0・1%に達したため、短期金利の上昇を抑制する姿勢を明確にしたとみられる。
 3月に解除した量的緩和策の下では、短期金利は0・001%程度で推移することが多かった。量的緩和策の解除後は上昇傾向にあり、26日の加重平均は0・076%まで上昇していた。

(2006年5月29日12時44分 読売新聞)