皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
今日の沖縄は晴れ。予想最高気温は26度です。今日は朝から晴れ間が広がり、休日だったらやんばるにでもドライブしたいところですが、午後から仕事ですし、何よりガソリンがとても高いです。近くのガソリンスタンドでは、リッター160円を超えてます。いつまでこの価格が続くのでしょうか。原油高に円安と先が見えません。気兼ねなくドライブに行ける日を楽しみにしています。では、本題へ。
アルコール依存症の患者ではよく血液中のリンの濃度が下がる。
原因は主に2つある。
1つはリンの経口摂取が下がること。
リンを多く含む食物には、肉類、魚類、ナッツ類、豆類そして乳製品などがある。
アルコール依存症の患者では、これらの食品を取ることが少なくなるためにリンの経口摂取量が下がる。
血液中のリンの濃度が下がるもう一つはリンの尿中への排泄が増えること。
その機序としては、アルコールによる腎臓の尿細管障害などが挙げられる。
リンは体でのエネルギー代謝で重要な役割を果たしている。
エネルギーを貯蔵する重要な分子にATPがあり、その分子の中でリン酸が結合することによって蓄えられている。
リンが不足するとATPも不足するので、エネルギーの供給が妨げられます。
そのため全身の筋力低下などをきたす。
アルコール依存症のある患者で低リン血症があると横紋筋融解症がおきることがある。
これは筋肉の崩壊が起きる現象。
ひどい筋肉痛や血尿などをきたす。
アルコール依存症ではないケースでは、低リン血症があっても横紋筋融解症を起こすことはほとんどない。
横紋筋融解症をきたす機序には、アルコールによる直接の筋肉の障害もあるだろうと考えられている。
沖縄本島北部、金武ダム周辺の風景です。
これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。
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