安田よしひろ 駅立ちブログ!

日本の安寧。未来への責任。次世代の幸せを憂い、創る。

次の歌

2019年03月04日 | 駅立ち
お金では食べ物を買えない村があったとします。モノとの交換もダメです。そしてあなたは村で食べ物を持っている人だとしたら誰にどういう理由で食べ物をあげますか? サルが他のサルに食べ物を与える場合を考えてみます。この2つはどうでしょうか。愛情と尊敬です。つまり種の保存と社会の秩序のためなら食べ物を差し出すのかもしれません。経済は価値と価値との交換です。架空の話ですが、ジャングルでの暮らしのようにお金が必要ない経済社会は成立するのでしょうか。

日本は資本主義という印象が強い一方、世界で最も成功した共産主義国とも言われました。実際の社会主義の国より格差は少なく、政府のコントロールも強いからです。理想とされた社会・共産主義も権力は集中し、保障された生活は国民を怠惰にさせた。中国やベトナムは、経済のみを開放し経済的には発展を遂げている。

戦後、西か東かと世界が分かれて動いてきましたが、米朝会談を見てふと思いました。欲と保身。経済と軍事力、貧困と欲望。教科書に載っていた共産主義と資本主義との闘いの終焉を見た気がしました。そして、これから世界にとって別の大事な観点を見た気もしました。郷土や子供を守ろうとする愛と、他者や他国から尊敬されようとする価値観。それが食べ物と交換できればなあ。

安倍総理が辞めてしまうのを一番悲しむのは共産党なのかもしれない。謳う歌が無くなってしまうからです。