地域安寧を!

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1.現代社会と病理 ④

2011年01月27日 | 政治
 現代の消費・情報社会は人類史のなかで一つの到達点であり,かつ転換期です。人が生きるために必要最小限の実質経済は食料であるにもかかわらず、化石燃料が姿を変えた商品情報はメディアから暴力的に溢れてきます。人が生きるための必要最小限の実質経済をロビンフッドのような暮らしとするならば、それと比較にならない程、為替や株、先物取引などに代表される物理的にはお腹を満たすことのない理論経済が日本人のライフスタイルを決定する権力を手に入れた。マーケティングによる企業の刷り込み戦略は社会的要請となって,動物である自分を超えたシステムへの依存を強制する。健康であれば動物として自然の中で十分生きていける能力を人間誰もが持っているはずなのに、また日本は「豊かな」生活が熟しているかのように映し出しているのに、いじめや幼児・高齢者への虐待、 引きこもりやうつ病・自殺の数もなかなか減る様子がない。受験のための塾、就職のための大学、給料のための競争、老後のための貯蓄は、結局自分が何者であるか分からぬまま成長させ死なせていく。そうして孤独な群衆は機械仕掛けの難民となり、昼も夜も街を徘徊する。動物的な感性、自然への畏敬の念、古より刻み込まれた記憶を日本人はもう二度と思い出せないのであろうか。

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