たぶん私の母が、祖母から受け継いだと思われる器です。
いつだったか、
ずいぶん前に、母から私に引き継がれました。
祖母の家は20年以上前に、人手に渡っているので、
その家から持ち出した、わずかな思い出の品ということになります。
この器に、野沢菜漬けやたくあん漬けを盛り付けていたのでしょうか?
祖母が使っていたのを、覚えていないのがちょっと寂しくもあります。
帰省すると祖母の家のあった所を、通り過ぎるのですが、
寂しい気持ちが、どうしてもこみ上げてきます。
私の生まれ育った家も、人手に渡っているので、
そちらには、あまり行かないようにしています。
やっぱり、見ると少し切なくなります。
思い出は、形ではなくて、心の中に消えずに残っていくから、
物にこだわる必要はないと、よく言われますが・・・。
それでもやっぱり、懐かしい人たちの思い出が詰まったものは、
ほんの少しでも、手許に残しておきたいと思ってしまいます。
全部の思い出の品を持って、生きていくことは出来ないけど、
全部を捨てることは、私には出来そうにありません。
手の中に残った祖母の器。
思い出は、こんな形で受け継がれていくのでしょうか。
おでん。
祖母も作ってくれた一品です。
そろそろ、熱々のおでんが美味しい季節がやってきますね。
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