本年最終営業日となりました。

2014-12-29 | WOOD WORK
おはようございます!今日は12月29日。
今年最後の営業日になりました。

最終日なのに朝から冷たい雨降りで一年の締めにはちょっといやですね。

午前中は見積りや伝票整理、最終の配送、工場は受注残や不足品の生産などをやり、
午後からは完全にストップして、設備点検と大掃除に取り掛かります。

今年一年はどの様な年だったのか、振り返って見ましょう。


まずは気になるのは建材メーカーの相次ぐ廃業です。
パルは、日本製紙が親会社の建材メーカーですが、
一時期は弊社でもパルのRグロスというフロアーを在庫していました。
適度なグロスとR溝。だけどもナラの単板という、田舎特有の出筋商品でした。
この話しにはとてもびっくりしましたね。でも、メンテサービスは残るらしいので、近々で納品した
現場分で何かあっても対応できるかもしれませんね。

2つ目は、外壁メーカーのUBEです。
ここは大変貴重な12mmサイディングを生産販売
しているメーカーで、弊社も超がつくほど頼りにしていました。
古い住宅のリフォームで12mmのSDがあると
話しがスムーズに決まり、大工さんからも重宝がられました。在庫も常にしていましたが、
PAL同様、親会社の関係から廃業となりました。
弊社では最後のあがきで、少しの在庫分は確保できたんですが、
おそらくそれもすぐになくなってしまうでしょう。。

このように、各メーカーと言うより、各企業と言ったほうがいいか、
細分化されていた方向性が、グループの中で仕分けされている時代なんです。
「ニッチ」な分野になっても中々難しいものですからね。

さらに業界的には、木材利用ポイントですね。

国産材の利用促進のはずだったこの制度ですが、今年の新しい枠組みで
「米松」も使用可となりましたって。。
おいおい、国産材はどこへ言ったんだ・・?

用は何でもいいって事になったんですね。
コレにはがっかりですね。

そして地域ブランド化事業です。
どちらもそうですが、材木屋としては書類作成が増えただけで
何がいいのか良く分かりません。
この制度のおかげで受注が増えたと言う事は、あまり実感はありませんね。

そして次は低炭素住宅ですかね。これは良く分かりません。。
文句ばっかりですが、こんな末端の声はどこにも響かないのが現状ですね。


全国的には、やはり消費税の増税でしょうか。
景気の回復示唆で、「アベノミクス」ばかり連呼していますが
源語が何ミクスだったのか分からなくなってきますね。。
先の衆院選なんか、何の為にやったのか。コレだけ景気が悪いから
増税を先送りしたのに、この暮れに来て選挙とは。
選挙に国費がいくら使われているのかは知りませんがね・・

とまあ、業界と世間ではこんな感じではありましたが、
根を張るこのいすみ市ではどうだったのか。

最近では港の朝一が大変賑わっており、その他も市外からの人の
流れやお金の流れを作ろうと、様々な取り組みが行われています。

が、先の日本創成会議の人口予測では、2040年には
いすみ市の人口は、41000人から27000人程になってしまうような統計です。
私も、毎月いすみ広報に目を通していますが、
大体毎月生まれる子どもが約20人前後。
そして毎月なくなる方が50人超。
もうこれで分かりますよね。一年間で400人前後の人口が減っています。

人口減少ってどうなるのでしょうか。まあ、この業界で言えば
全くいいことないですね。子どもが減るイコール将来の大人が減るんですから、
必然と住宅着工数も減りますよね。
2040年に材木屋や工務店はどうしたものかと・・

市内では、葬儀関係や高齢者サービス業はどんどん増えますが、
産婦人科や小児科は増えません。
でもおそらく全国的にこうなんだろうと思われますけどね。

とまあ、ざっとまとまりなく書いてきましたが、
あと一つ書くとすれば、「自然災害」でしょうか。
御嶽山の噴火、広島の土砂災害、最近の大雪など。
これは人間にはどうすることもできません。

個々で危機管理意識を常に持つしかありませんね。
逃げると逃げないでは生と死という極端な差がありますから、
日頃からの構えや備えを再認識しなければいけませんね。

明るいニュースも沢山あったと思いますが、パッと頭に浮かぶのが
この様な出来事ばかりでした。なんでしょう、ちょっとマイナス的な
一年と言うイメージなんでしょうかね、私の頭は・・

とにもかくにも、走り続けなければ行けないのは
ここ十数年は変わっていません。
常に新しい挑戦をしていかなければ、安定すら厳しい時代です。

それでは午後はラストスパートしてきますので、
ニット帽かぶって気合入れましょう。

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